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先生・生徒の活動記録

 

2008年07月

2008年07月12日

Soundクラス Studio授業レポ [13]

今週のサウンドコースの授業ではGZIAの”GREEN WAY”スタジオにて「MIX」の講義が行われました。

曲は先週までに1ヶ月以上かけて録り続けて来た”エリック・クラプトン”の「I Can't Stand It」です!

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「MIX」とは・・・
今までにバラバラに録音された”ドラム”や”ギター”などの音素材を編集して市販されているCDのような状態にすることなのですが、、、
具体的にはそれぞれの素材ごとに”リバーブ”(カラオケでいうエコーですね)をかけて距離感を調節したり、”Pan”(左右の定位)を決め音像(ステレオ感)を広げたり、コンプレッサー(音の大きさの幅を整える機械)を使って、それぞれの素材のレンジ感を調整して演奏のムラをなくし、CDのように聴き易い状態にしたりする作業のことを言います♪

生徒達には先週、宿題として「I Can't Stand It」のMIXが与えられていたので、本日の授業ではまず生徒のMIX作品を発表してから、それに対して赤井先生がコメントをする!
、といった感じの内容で授業は進められました。

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生徒全員の発表が終わった後、なんと!、赤井先生もこの授業のために同じ曲をMIXをして来て下さっていて、赤井先生ver.の「I Can't Stand It」を披露して下さりました。
さらに各々の音に対してどのような処理をしているのかなど実際に”PROTOOLS”の画面を見せながらわかりやすく解説して下さいました。

普段、GIZAの有名アーティスのMIXを手掛けている赤井先生の"MIXテクニック"を生で見学できるというの事だったので、生徒にとってすごく貴重な経験になったのではないでしょうか♪
また同じ素材でも、「MIX」次第でこんなにも仕上がりに差がでるのだとわかり、MIX作業の大切さがわかったのではないでしょうか☆

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先生のMIXと生徒のMIXとでは、大きく違ったのが音圧でした!
赤井先生のMIXは1つ1つの音もそうだし、全体の音も、音圧があってすごい迫力のある仕上がりになっていました!

これはコンプレッサーなどで音を圧縮し、レンジ感を狭くしてやることによって、あいたスペースを利用して全体の音量を上げてやってるそうです。
さらに素材ごとに、周波数帯域のバランスを変えてやることによって、1つ1つの音を迫力のあるサウンドに作り込んで行くという細かい作業も行っているようでした。


プロってホントにすごいですね!


そんな訳で、とにもかくにも2ヶ月間にわたって進めて来た「I Can't Stand It」のレコーディング実習も、今日で最後となりました!

サウンドコースの生徒は来週からいよいよ夏休みっ!
っということでこのレポートも一段落つきますが、9月からまた生徒達の授業の様子を伝えて行きたいと思っておりますので、皆さんまた暇な時にでも読んでみて下さい☆

ではではまた秋頃に〜♪♪