2022年04月

2022年04月24日

北広島市役所 5F

北海道日本ハムの新球場が建設中であるのだが、その350分の1サイズの球場がお目見えしている。
場所は北広島市役所の5F。レゴブロック5万個を使用してのもので、サイズは縦110×横90×高さ20センチ。ホーム側となる一塁側が広い左右非対称の形だ。もともとは球団の持ちものであるがレンタル中とのことで期間は未定。来場すれば自由にみられる。
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ついでに5Fには石屋製菓の喫茶部もあるし、テラスからは建設中の本物のエスコンフィールドも見られるのだ。


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2022年04月17日

SCARTS モールC 2022.3.12~4.10
大和田俊作品「unearthシリーズ」をスタジオに展示するのだが…。
2億7千万年前の海洋生物フズリナは、海中の二酸化炭素を炭素化合物として固定し自らの体を作った。化石といわれるそのうえに吊るされた点滴パックにはクエン酸が入っており、下に置かれた石灰岩を溶かす。そのときに発生する二酸化炭素の気泡を、空気へと変わる音をマイクで収音する装置であるが。
しかし今はそれがばらされて”残骸”が並んでいるだけ。ここから、++A&T06 大和田俊×SCARTS×CoSTEP×札幌の高校生たちの、Work shop1 が始まる。これが何かをカンサツする。作品は解体されて、そのことでゴミでしかないバラバラにされたパーツが転がる。考えるという共有だけが残る。
Work shop2 片づけるとは何か。廃棄物について議論される、モノ、ゴミ、リユース、リサイクル、捨てること片づけること、その作品の成り立ちなどをワークシートにまとめる。
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再生利用技術といわれるものは、そうすることで品質が落ちる。そのまま洗って使うことを日本は(ビール瓶くらい以外に)法律で禁止する。企業はリサイクルの負担金を減らすために中味を多く大型にし、負担割合を減らし過去に捨てたプラスチックの回収はしない。むしろ責任逃れのために再利用せずに、破棄し廃棄物と名付け、他の業者や他の会社任せで後は知らん振りだ。所有に関する責任問題さえが、PL法の成立まで放置されていた。
さて、作品を残すということは、保管されることのない執着の問題か。残された断面を見るということは何か。石碑にするというその生きた記憶。宝物と美術品は違う、残ってしまったゴミを宝物と呼ぶのではないのか。


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2022年04月10日

SCARTS 2022.3.9~3.16

入るとまず目についてのが、Konno workshop作品「SAKURA」は波の文様でくり抜きながらど真ん中はサクラということか。ただ、リーフレットによれば虹と雲と波だと。
その横にRie Tsujino作品「Leap」は二枚の布その前にパネルで、リーフレットの説明文は”過去にサヨナラ次のステップ”というものだ。が更に右には作品「MONSTER」の何だかキラキラ光るボールがぶら下がり、なかには色々な場面があって、それは天使か悪魔か。ふむ、配置のせいで3点セットに見えるのだが。
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で、振り向くとKazuhiro Matsuoka作品「くらげ」である。女性が逆さまに映し出されそこにクラゲがふらふらと浮かんでいる映像だ。なんだか不思議な印象で、”広い海でわたしはただひとり”…まあ、普通そうだよねと思いつつ。その前には作品「雨の日の物語」という何だか素晴らしくハッピ―な画像。かと思えば作品「妖怪祭道中」素足で着物、タコに猫、そして忍びか男の顔が埋まっているし。”待ってくれと追いかけるタコに振り向くことなく”だと。”祭”とのタイトルが自由だなぁ。
Ryo Maeda作品「宇宙と地と海」では女性の顔が4点並び、十代の将来と現在と安心と。何だか魚ばかりであるが、つまり安心の象徴なんだろう。作品「心臓」は単純な映像の投影であるが、”本心”といわれれば、成る程、どこにあるかなんてそう簡単には分からないであろう、ね。
テーマは「ひとりの女性の生き方」。札幌で働く女性もいれば、子育てをする、勉強をしている学生もいる。女性の生き方は大きく変わっているのだけれどその忙しい中でも、美に対する女性的な感情や美しさを表現することで、一人のひとつの力が大きなプラスであるように。

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2022年04月03日

富士フイルムフォトサロン 札幌 2022.3.4~3.9

アマチュア風景写真家と招待作家の計100点の「春・夏・日の出」写真展である。なんか部門別というのもあったようだけれど、よく分からなかったのでそれは無視して…。
山弘孝作品「西海のうず潮」。うず潮自体が珍しいので興味がある。
金沢靖広作品「蓮池の春」。金具的な文様が色々とは入って、それ自体は嫌いではない。が、デザインとは違う気がしてどこかもどかしい。
磯野浩孝作品「たたずむ」。淡い湖の光のなかにぼんやりとした形がいいのかもしれない。
石田秀峰作品「残雪の朝焼け」。赤の地靄が綺麗だ。逆光で木々は黒く染まり、朝陽が鬱陶しい感じで赤いのだ。
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相原正明作品「高山夏雨図」。モノクロの写真であるが樹木を下から見上げた構図だ。そのことで上に伸びようとしていく姿が、はっきりと見受けられた。
川名和夫作品「夜明けの序曲」。4-5本の樹木があたかも一本であるかのように錯覚できる雪原のど真ん中だ。なだらかな丘陵地に陽光のアカが。白い影の青さと照らしだされる赤との対比。
基本的に綺麗なものが多い。だから単品で見たら、それなり何だろうなと思うわけだ。であって、やはりタッチの違うものを選んでみているという気はする。
観光用の写真というのは、確かに魅力的なんだけれど、実際に行ってみるとがっかりすることが多い。つまりそういうことかなと思いつつ。


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