2017年10月29日

ニューオータニイン札幌 2017.10.21

今年で創立30周年ということで日本、ポーランドともに家族連れを含めて60名と多数の参加があった。会長の安藤厚氏の挨拶、ポーランド大使、広報文化センター長の祝辞の代読。坂田朋優氏によるショパン「別れの曲」などピアノ演奏は、実にタッチが軽やか。
東京事務所の霜田英磨所長の乾杯の後は、いままでの協会の出来事を当時の参加者の説明入りでビデオ上映した。そして音楽パフォーマンスの時間。登場したのは学生のコワルスカ・リリアナ嬢によるサックス演奏で曲目は「大きな古時計」、たどたどしさはあるものの更にはピアノでも演奏する。音楽がすごく好きな感じが楽しい。IMG_3597続いて数井バルバラ嬢と三人の男のコーラスになると、歌の途中でポーランドの方はほとんど舞台に昇ったのではないか。まさに大合唱となる。ついでにポーランド国歌『ドンブロフスキのマズルカ』となるのだけれど、将軍の個人名がタイトルについて歌詞にも登場する勇ましさに驚く。
その後、安部和厚北大名誉教授のムックリ演奏と解説が始まる。マウスハープとも呼ばれるが、由来は今一つはっきりしないとのこと。すでにモンゴルなどでは紀元前からあったようで、シルクロードを通してヨーロッパ各地に伝わりイギリス、ドイツ、ハンガリーなどに名前が残っている。日本では1000年前の奈良時代の神社から出土しており、これは中国から伝わったと考えられる。また、江戸時代に流行しそのときはポルトガル経由であったらしい。北海道には金属製と木製とがあるが、金属製のものは当時は製造技術がなく輸入品である。サハリン、シベリアなど中央アジアにそっくりのものがあるという。なおニューギニアのムックリは別系統のものとのことだ。世界的には金属製が主流となり、またヨーロッパはリズム重視であるとか。このムックリの演奏方法に関して。ムックリは弦が一本であることから、すべて同じ音になるので口蓋を使い、倍音を利用することで変化を作り出している。当日は「風の音」などを披露した。
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最後には新会員となった菅原みえ子氏が自作詩「さかさ」、いささかひねくれ者でありますとの自己紹介のように朗読する。長屋のり子氏は自作の「盲いたシンキンチョウの絶唱」を時間の許す範囲で会場に響かせていた。終わりは副会長の霜田千代麿氏による三本締めであった。



この記事へのコメント

1. Posted by 安藤厚   2017年10月31日 09:52
ポ文協30周年祝賀会について書いていただいてありがとうございます。当方でもリンクを付けさせていただきました。今後ともよろしくお願いします。

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