2020年07月19日

札幌文化芸術交流センター SCARTS 2020.7.11~7.20

作家は中島洋氏、シアターキノ代表。会場のレイアウトが面白い。スクリーンサイズは2.6×8Mなので迫力満点。それを中央に四角くダイアモンドの囲いを作り、その中に入れば4面同時に、外側からはじっくり1面づつ見てもいい。裏と表が同時に反転して存在するというのは、なかなか見受けられない。ま、椅子があるのは外側なのですけどね。その他にど真ん中に水槽に映した映像もある、ここはいろんな線があってゴチャゴチャ感ではある。
子どもはいつでも走り回るのがマスト。しかし汚いのだ、まったく昭和の雰囲気満載。そして映像の軸がぶれていているし、微妙に速度が早回しなのが時代を感じさせる。モノクロとカラーの映像が混じっているし、時々フルスクリーンは二分割される。子どものヨチヨチ歩き、オヤジさんが餅を搗く。運動会のかけっこ、騎馬戦は禁止ではないのか。キリンは札幌円山動物園か。時々知恵の輪、顔顔顔がたくさんコマ割りを埋める。記念碑であるものたち、遊園地と海水浴場。カメラの前ではしゃぐ子ども、すまし顔の大人たち。
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素材は札幌市民からの8ミリフィルムであり、1960-80年代の過去であるところの、昔の記憶を作者はデジタルで変容してつなぎ合わせる。寄せられたのは33名からのフィルム247本、45時間分だという。この会場に流れているのは、札幌のいつかのあなたの断片であり、それが今を形作ってきたということなんだろう。
であるとすると参加するという意識は、どこにあるのかという気にはなる。ただそこにあるだけで幸せだと思えるかどうか・なのだろうか。


M0814gliding_flight at 09:35│コメント(0)美術・芸術展 │

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