空中庭園な日々

「空への軌跡」別館 ―― 北海道の詩誌を中心に & 気になるニュース

常識が通用しない韓国

(前略) ●国際社会の常識が通用しない韓国
 釜山の日本国総領事館前に、慰安婦問題を象徴する少女像が設置されたことに関し、韓国政府は「責任は自分たちにはない」との態度をとっている。朴槿恵(パク・クネ)大統領の職務が停止されている中、代行を務める黄教安(ファン・ギョアン)首相は市民団体に自制を呼びかけている。
 日韓合意が“最終的かつ不可逆”であることを考えれば、韓国は自制を求めるだけではなく、国家間の合意を遵守し二国間の関係改善に努めるべきだ。今のところ、韓国が日韓の合意を守ろうとしているとは感じられない。むしろ、世論に押されている面が強いように思う。
 現代の国際社会において、「政府間の合意」を遵守するのは中長期的な関係を深めるための常識であり、最低限のルールだ。「国際社会の常識」が通用しなければ、経済連携協定や安全保障面での協力などを進めることは難しい。今回の少女像の設置を通してはっきりとしたことは、韓国には「国際社会の常識」が通用しないということだ。
 駐韓大使の一時帰国が決まって以降、韓国は自国の発想で、自分勝手な主張を繰り広げている。最大野党である“共に民主党”の幹部は、日本が拠出した10億円を返還すべきだと主張している。政府間の合意は金銭の授受によって解決されるものではない。
 それは、相互の信頼関係、問題解決へのコミットメントの共有によって成立している。「お金を返せば合意を守る義務はない」とは言えない。合意が成立した以上、遵守の義務がある。こうした韓国のスタンスが短期のうちに変わるとは考えづらい。
 特に足元では、国家の最高権力者である大統領が不在だ。その中で、次の大統領選挙を視野に入れた支持獲得競争がし烈化している。野党を中心に今回の駐韓大使の一時帰国を取り上げ、与党の怠慢と反日姿勢を強調し、支持獲得を目指す動きは増やすい。すでに、次期大統領の有力候補らは日韓合意の無効化、再交渉が必要とまで主張し始めている。(後略)

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20170117-00114390-diamond-int&pos=1
ダイヤモンド・オンライン 1/17(火)  (←出典)
韓国の“駄々っ子”ぶりは日本の外交にプラスになる・・・

 まったく、国家間の約束を反故にしても国民に迎合するのをよし・とするのは如何なものか。国家として成り立っていかないだろう? 

『小樽詩話会』no.600

小樽詩話会『小樽詩話会』
発行者:十和田梓恭子(小樽市)

二宮清隆作品「いごこち」。冒頭の”せきたんすとーぶ”というものは知ってる人しか知らない。そんなストーブに石炭を入れたり、アクを捨てたり。そういえば正月には歌留多や双六か、すくなくともゲーム機の持ち込みもスマホもなかったわけだ。まったく歴史の商品、古典的なモノになってしまったわけだ。ところで全文平仮名はやはり読み辛い気がします。例えば”こと”は、子と・なのか・事なのか、なんか座り心地は嬉しくないデス、ハイ。
長屋のり子作品「おたるはるか 滴滴詩録(此法廖F各部の”MRIは白い洞穴”というのが、素晴らしくいい。もう、病気とベットと入院の話でしかないんだけれど、あらゆるすべてを書ききるという心意気がみえるのがすごい。鎮痛の苦しい夜の無量大数までの距離。点滴に仕込まれた夢の菌。新しい景色がやって来ないにかかわらず、である。
本田初美作品「写真」。筆者は伏せているが、オホーツクの林白言文学賞のときのことであろう。まあ、写真を用意せよと言われるのだが、実際にそういうものはほぼない。つまり動いているところでなければ、実に面白くもない証明写真なんていらないだろう(実のところ私は写真は大嫌いなのだ)。だから葬儀用の写真が碌なものでなくてもどうでもいいさ〜ねぇ?

個人誌『水の呪文』No.45

水の呪文個人誌『水の呪文』
発行:富沢智(群馬県北群馬郡)

富沢智個人詩誌である。富沢作品「青鷺」。ひとつの化身である青鷺。(実際に私は鳥には詳しくないというか、鷺自体が分からないのだ、どうしても北海道は鶴であるので…)さて、西方を臨むのはその鷺であり、作者なのであろう。おそらくここで作者の視点は鷺となっている、そして失われるものを臨んでいるのだろう。その失われるものとは、つまり誰にも届かないのは作者の言葉。そうでありつつ鳴いて(書いて)いる。その姿勢ではなかろうかと思うのであるが。
「まほろば通信」では、まほろば句会のことを載せている。その成り立ちや関わった真中てるよ氏、関口将夫、三世川浩司の両氏、「炎環」句会などのこと。一等賞を貰ったことで今までまほろば句会が続いていること。今回はまほろば句会の作品も紹介している。
そういえば「独酒」というあとがきに、HPのURLが変更になったとのことが書かれてあるので、再登録を!
http://harunamahoroba.art.coocan.jp/ (に変更)

居酒屋の蘊蓄・3

人気のメニュー1位は? 
45.「お通し」は一品主体の関東でできた風習、「突き出し」は懐石料理の一部として京都で誕生したからとの説あり
46.マイナビニュースが会員に行なった調査「居酒屋に行くたび頼んでしまうメニュー」の1位は鳥唐揚げ。2位軟骨唐揚げ、3位枝豆、4位フライドポテト、たこわさ
47.大阪ではどて焼きが居酒屋の定番メニュー
48.北海道で居酒屋の定番メニューといえばザンギやいももち、そしてラーメンサラダ
49.都庁の32階の職員食堂は夕方から一部居酒屋として営業している。ただし18時半以降都庁の入口が閉鎖され、入るには職員証が必要となる
50.東京・根岸の『鍵屋』は安政3年(1856)開業。もともと酒屋として開業した初代建物は小金井公園「江戸東京たてもの園」に移築保存されている
51.最初から居酒屋として開業した店のうち現役としてもっとも古いのは東京・神田『みますや』。明治38年創業
52.『居酒屋紀行』の太田和彦が「日本三大酒場」と評すのが大阪『明治屋』、東京『斎藤酒場』、名古屋『大甚』
53.また東京の「居酒屋御三家」と紹介しているのが大塚『江戸一』、根岸『鍵屋』、湯島『シンスケ』
54.BS-TBS放送中の『吉田類の酒場放浪記』は番組開始から10周年を迎え、訪れた店は約600軒に達する
55.グルメ漫画『美味しんぼ』第1巻に登場する居酒屋が月島の『岸田屋』。牛もつ煮込みが名物
56.『ハルの肴』は主人公春野ハルが老舗居酒屋を舞台に徐々に料理人としての才能を開花させる料理漫画
57.若山牧水は旅と酒を愛した歌人として有名で「居酒屋の榾木(ほだき)のけむり出でてゆく軒端に冬の山晴れて見ゆ」という名句も残した
58.フランスの文豪エミール・ゾラの代表作『居酒屋』。原題の『L’assommoir』は物語に登場する居酒屋の名前
59.居酒屋として初めてミシュランの星を獲得したのは大阪の『ながほり』
60.『ミシュランガイド東京』は2011年版から居酒屋が登場
61.東京では四谷三丁目の『萬屋おかげさん』、湯島『シンスケ』、月島『味泉』が一つ星付きの居酒屋となった
62.湯島の『シンスケ』は大正14年創業。東京の居酒屋文化を築いたといわれる名店。いわしの岩石揚げが名物

詩誌『饗宴』vol.77

饗宴詩誌『饗宴』
発行:林檎屋(札幌市)

瀬戸正昭作品「生きている夕張鉄道」。以前に山猫座で朗読したもの。私も北海道生まれの育ちのであるが、夕張鉄道というのは名称としてしか知らない。北海鋼機前とか中央農試前なんて、どう聞いてもバス停じゃないですか? 逆に、下の月とか若菜ってなかなか聞かないいい名前であると思ったり。見知らぬ風景を見せるということ。
嘉藤師穂子作品「校庭から玄関正面の階段を昇りきり突き当りに」。さてさてこの建物はどんな構造だろう。校庭からというからにはガッコーのと思われるのだが、真正面に塔のようなイメージが浮かぶし、その突き当りは左右に折れるのではなく、真っ直ぐに奥に向かっているの感じ。音楽、吊り橋、ものがたり、名乗りの秘密と会えないあなた、宇宙船。おそらくは出発の地、再開の願い。
今号の特集に「木村淳子の軌跡」。話し手木村、利き手瀬戸両氏の対談である。羅臼生まれの釧路育ち、愛読書に少女雑誌「ひまわり」、故柳瀬尚紀氏の生徒でもあり、ロッテ・クラマー氏とは現在も文通をしている等々、略歴も掲載。田中聖海氏は武蔵野短大の木村教師時代の思い出を載せている。

『こだま』49号

こだま『こだま』
発行:松尾美成・保坂登志子(千葉県流山市)

酒井美怜(小3)「大きく大きくなる」、大人になることへの不安であるのだが、この年齢でやり直しをしたいというのは、なんか気に掛かるのだが。
高橋勇大郎(小2)「花火」、空が火傷をしないのかを心配する、その迫力。松村玲奈(小2)「はきもの」ではその用途ではなく、作り出される音楽に耳傾ける。荒木咲瑛子(小5)「さかみちとまがりかどの先はみえない」、この観察眼の素敵さ。
韓国、イジュヨン(小3)「歯医者に行って」、診察室に入って泣き止む子どもというのは、あまり日本では理解しがたい気もするのだ。
台湾、沈映●(丹に彡)(3年)「桜の花の木」、なかなか花びらを衣装に例える経験というものはないであろう、素敵な一日であったのだろう。
中国―雲南地方に伝わるお話(十四)―(保坂登志子・訳)「愉快な食べ物」。清の時代の餅の形がまるで蝶々の様であったことからの呼び名であるという。当然のようにその土地では丹精込めて作り上げたものであるのだが、名産品としても有名であるようだ。

メディアの嘘

(前略) だが、「見える」と言っても、我々はこうした事実を実際に見ているのではなく、常にメディアを通じて情報を得ている。大統領選挙の前後、多くの有識者がメディアを通じて今回の選挙結果を予想・分析しているが、「なんとなくもっともらしい暴論」が多いと感じている。
 ビジネスの世界には「空→雨→傘」という言葉がある。空を見て(事実認識)、雨が降るか予想し(問題の予測)、傘を持っていくかを決める(解決策)という流れを意味している。ところが、私たち現代人は自らの目で空を確認せず、テレビで天気予報に言われるがまま傘を持って出がちだ。
(中略) 天気予報はよく外れる。選挙の結果予想が外れても不思議ではない。
 多くの有識者やメディアが予想を外したことを謝罪するケースも見られたが、果たして謝罪すべきは読み間違えたことなのだろうか。
 むしろ、その頼りない「天気予報」に依存した我々が、メディアとの付き合い方を再考すべきではないか。(中略)
○「トランプ勝利は予想外」のウソ 読み誤りは「現場」を見ない人
 まず、1つ目のウソ。トランプ大統領の誕生は、決して「意外な結果」ではない。おそらく「読み誤っていた」多くの有識者は、あまり政治の「現場」を見ない人なのだと思う。
 例えば、トランプ氏の過激な発言とヒラリーの落ち着いた演説をじっくりと見比べて「ヒラリーの勝ちだ」なんて分析したのかもしれないが、そもそも現実の選挙において、候補者の演説をじっくり聴いて投票に行く人なんて少数派だ。
(中略) 大統領選の場合、候補者の注目度が高いと反論する人もいるだろう。確かに正しいが、党勢をひっくり返すほどヒラリー氏の評価は高かっただろうか。トランプ氏が思ったことを何でも発言するキャラなのに対し、ヒラリー氏は「私用メール問題」が象徴したように、「影でコソコソする」印象を与えた。いくらFBIが訴追を求めなかったところで、その印象までは払拭できない。「女性初」をアピールしても、夫が元大統領で、本人も民主党政権で要職を務めていた以上、あまり初々しさは感じられない。トランプ氏の品が無い発言には筆者も抵抗を感じるが、かといってヒラリー候補の印象も良くなかったことは誰しも認めざるを得ないだろう。(中略)
○「アメリカの分断」のウソ 安易なラベリングは危険
(中略) 何事もメディアは売上部数やPVを稼ぐために大袈裟に伝えようとするし、学者も中身の薄い話を小難しい言葉で表現して煙にまいたりする。そういった、にわか雨を嵐と報道するような天気予報をいちいち真に受ける人が多数派を形成している。
○「隠れトランプ支持者」のウソ 別に逃げも隠れもしていない
 (中略)自分が見てなかったから「隠れ」と決めつけるのは一方的すぎる。
 事実認識を怠ったまま「天気予報」だけを見て騒ぎ立て、無難な「もっともらしい意見」に飛びつき、デモなどの意味の無い解決策に走る。デモをやるならトランプ氏が共和党の候補になる前にやればよかった。
「傘」という無難な解決策以外にも、レインコートを着たり、予定のリスケ、洗濯物の取り込み、多少の雨なら気にしない、など、対応策はいくらでも出てくるはずだが、「傘が必要」と天気予報に言われれば、そこで思考停止に陥り、その他の意見を黙殺する。少子化対策にせよ安保法制にせよ、メディアで流れる「もっともらしい言説」に飛びついて妄想で多数派を形成してはいないだろうか。
 とはいえ、メディアは重要な情報源だし、天気予報を全否定するのは現実的でない。
 実際の天気予報も事実に基づきプロが判断した科学的予測である以上、「自分の目より天気予報を信じる」のも一つの立場としては正しい。だが、気象庁は空を見て科学的な手法で天気を予測しているのに対し、多くの政治系有識者は大した分析をしておらず、極めていい加減なものだと認識すべきだ。一人一人が「空」を見た結果、多数が「雨が降る」と言えば民主主義は機能するが、いい加減な天気予報に煽られる人が多数派を占めた瞬間に多数決は極めていい加減なものに陥ってしまう。
 しかし、天気予報の正確性はあまり重要ではないと思う。避けるべきは、天気予報に振り回されるがあまり、天気や傘の話ばかりして、そもそも外出できなくなってしまうという本末転倒な事態だ。
 トランプ大統領は誕生した。この事実を謙虚に受け止め、自分の決断を信じて「外へ出る」べきだと思う。今こそ、アメリカの傘をたたみ、安全保障や自由貿易について自分の頭で考える時かもしれない。(後略)

http://diamond.jp/articles/-/108458 
2016年11月18日 トランプ当選報道でメディアがついた3つのウソ(←出典

 そろそろトランプ大統領が生まれるので、その理由の振り返りである。

Photo-Haiku2017 カレンダー

2017カレンダーPhoto-Haiku カワイカレンダー
写真:河合弘隆、
俳句:吉村侑久代
(発行:KAWAI)

写真と俳句のコラボレーション・カレンダーの第14弾である。2017年版として掲載されているのは、アメリカ、フランス、大韓民国、ポルトガル、中華人民共和国、モンゴルという6エリア。一月・二月の部の写真はカリフォルニアのグラスチャーチである。

New Year's morning … chirping birds mingle with choir
     元朝や 聖歌に混じる 鳥の声

なかなか元朝という言い方も聞かないが、元旦のこと。そんな日はついつい、いつものコースである最短を離れて寄り道したくなる。グラスチャーチなんて日本では見かけることはないであろうし、実感としての初日の出という朝陽は直接に肌で感じるものに近いのかもしれない。チャーチは神の声を聴く場所であれば鳥の声も讃美歌のように聞こえている。鳥の囀りという自然の営みを神の社という賜物の内側に聞こえていくイメージかなぁ…。共感するという難しさ。祈る心はそんなに変わらないと思うのであるけれど。

標的トランプ・タワー

<不動産王転じて次期大統領のトランプは、世界中に多くの不動産を持っている。すべてが、警戒も厳しくないソフト・ターゲット。トランプが公に差別してきたイスラム教徒が多い国にも建っている。トランプ「大統領」の名前を冠したランドマーク的なビルが攻撃されれば、アメリカにとっても打撃は大きい>
(中略)
 当然ながら、いちばん危ないのは、イスラム教徒が多数の国にあるトランプのビルだ。フィリピン・マニラのトランプ・タワーは、ISIS(自称イスラム国)に忠誠を誓ったイスラム過激派グループ、アブサヤフの本拠からすぐ近くにある。アラブ首長国連邦やインドにあるトランプ・ビルもよく目立つ。
 あちこちでこうした危険に身を晒すトランプのビルは、アメリカの新たなアキレス腱になるだろう。いかに対処すべきか。一方には、アメリカ政府にこうした民間の施設を守る法的責任はない、という立場もあるだろう。だが、もしどこかのトランプ・タワーがテロリストの攻撃を受ければ、アメリカ人は米国大使館が襲われたときと同じように政府に報復を求めるだろう。
 そしておそらく最も重要なのは、大統領自身がどう反応するかだ。イスタンブールのトランプ・タワーが燃え上がり、多くの命が奪われたとき、トランプ「大統領」はどう反応するだろう。選挙戦での言動から判断すると、自分が侮辱されたかのようにむきになることが想像できる。感情に任せて極端な手段をとるかもしれない。過剰反応は、テロリストの思う壺なのだが。
 もう1つの道は、トランプが自らの持ち分を売却して、ビルの名前を変えるなど、必要な手続きをすることだ。そうすれば、これらのビルの象徴的な意味は大きく損なわる。「かつての」トランプ・タワーなら、たとえ攻撃されたとしても、トランプもさほど動揺せずに済むだろう。
 残念ながらトランプは、どんなに利益相反の可能性を指摘されても自分のビジネスを手放したがらない。自分のビルを売ったり名称変更するなどの対テロ対策も必要ないと思っているようだ。このままでは、トランプはアメリカに新たな対テロ戦争を持ち込むことになりかねない。

http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/12/post-6619.php
Newsweek日本版 2016年12月26日
イスラム教国にもあるトランプ・タワーは報復テロの格好のターゲット(←出典

いやあ、おっしゃる通りだ。でありつつ、金に抜け目のない次期大統領は、早目に売り払うであろう。そうでない場合こそが、テロターゲットとなって誰も泊まらない売れない物件になることがはっきりしているから…。

『小樽詩話会』53周年記念号

小樽詩話会『小樽詩話会』53周年記念号
発行:十和田梓恭子(小樽市)

山西泰子作品「字上美唄原野で」。田舎の住所表記が条・丁目ではなく、線・号であるというのはこの間初めて知った。なかなか帰ることもなければ、昔を振り返るというのも、クラスメートを考えるものなのだなと知る。
加藤多一作品「どこへ行く」。音楽会というものはあまり行かないのであるけれど、この筆者もまた、音を聞くのではなく、見ているのだ。なかなかそういう人は少ないので、とても気に入ってしまった、面白い。アハハハハハハ。
谷崎眞澄作品「薔薇が薫っていると思うな」。どんなタイトルなのかと思っていたが、まさにその通りの意味合いである。覚悟は常にどのように持つのかが、問われるのだということだ。特に今のテロリズムだの、ポピュリズムだのが蔓延しつつある時代は、不満の捌け口がどこに転ぶかが分からない。望んでいるものとは全く異なる解決策が示されもするのだ。
嘉藤師穂子作品「星宿(ほとをり)」。三行での言葉を重ねるテンポ。星に思いを重ねていた古代と、それをロマンとしてしか受け取らない時代との差。伝えるべきことはそれ程に大きく変わってはいないのであるけれど、そもそもを知らなければ、理解しあうこともまた出来ないものであるのだ。

居酒屋の蘊蓄・2

■フランスやドイツでは教会や修道院がはじまり!? 
24.西暦79年に火山の噴火で埋もれた古代都市ポンペイには120軒の居酒屋があったといわれている
25.フランスやドイツでは、教会や修道院が巡礼者に酒類を提供したのが居酒屋のはじまり
26.フランスでは19世紀に居酒屋が激増し、パリでは3万軒を超えていたといわれる
27.ロシアでは1480年にウォッカを飲ませる国営の居酒屋「カバキ」が誕生している
28.英国では、各村の自家製エールビールを旅行者たちに分けたのが居酒屋の起源。エールハウスと呼ばれた
29.16世紀以降、英国で居酒屋はエールハウス、イン(宿屋)、タヴァン(食堂)とそれぞれ発展を遂げた
30.それらは市民の集会やレクリエーション施設の機能ももつ公共の場として集約され18世紀には「パブリックハウス」と呼ばれるようになる。これがパブの前身
31.パブは今も英国の伝統的な大衆酒場として知られる
32.ロンドンの『Old Cheshire Cheese』は17世紀開業のパブ。マーク・トウェイン、コナン・ドイルが常連客だった
33.『Olde Trip to Jerusalem』は1189年からノッティンガム城の下で歴史を重ねてきたパブ。十字軍の騎士たちも立ち寄ったといわれる
34.英国では伝統的なパブとは別に、料理にこだわるGastro Pub(美食パブ)が新しいムーブメントとして人気
35.かつて居酒屋は、看板代わりに赤い提灯を軒先に掲げていたことから、「赤ちょうちん」とも呼ばれる
36.縄で作った暖簾を入口に下げていた居酒屋も多かったことから「縄のれん」と呼ばれることもある
37.居酒屋は酒類販売免許がなくても開業できる
38.居酒屋でビールの栓を開けて提供するのは、開栓しないと小売とみなされて酒類販売免許が必要となるから
39.居酒屋つぼ八のキャラクターは赤いクマ「つぼっち」。チャームポイントは嬉しいとプルプル動く鼻としっぽ
40.2013年グーグル発表のデータによると、海外から英語で検索されている和食関連キーワードランキングの2位に「edamame」がランクイン
41.ドイツ、英国などではグラスに注ぐビールの容量が法律で規定されている。日本では法的な規制がなくジョッキが店によって異なり容量も統一されていないのが現状
42.お通しは最初の注文が入ってから料理を提供するまでの酒の肴として小鉢や小皿で出される簡略な料理
43.本来、お通しとは客の注文が調理場に通ったしるしとして出す簡単な料理という意味合いがあった
44.おもに関東では「お通し」、関西では「突き出し」と呼ぶ

『現代詩神戸』255

現代詩神戸『現代詩神戸』
編集:三宅武・永井ますみ・田中信爾(神戸市)

田中信爾作品「英語語彙集」。このタイプのものは言葉遊びの形式と考えているのであるが、ハマるとなかなか抜け出しがたい。実際に語彙集として考えると、自分であればどう定義してみようかと考えてしまったりする。今回のなかで”neuro-”の言い回しで”〇〇であったと思うが、今から思うと○○であったと思うのである”との表現が好きだ。
小西誠作品「素粒子の満ちる朝に」。秋の日差しのなかで、自分を透過する素粒子という発想が面白い。普通はそんなことを作品化しようとは思わないだろう。そしていずれ星になるという運命というのが、正しいのであるけれどもラストが清廉な学者というのは、まあ、人それぞれ。
永井ますみ作品「戸隠山まで飛んだ天の岩戸」。天の岩戸と手力男の話はよく聞くのであるけれど、ここまで迫力のある表現、とにかくダイナミックであるわけで、吃驚する。それが戸隠神社の神主の思いにまで繋がっていく。

詩人が読み解く自民党憲法案…

詩人が読み解く自民党憲法案の『詩人が読み解く自民党憲法案の大事なポイント』
谷内修三・著(ポエムピース・刊)2016.8.15

日本国憲法というものはなかなかに読みずらいという話が出る。そこで筆者は動詞を読むのだという。成る程そうすると、何が主語であるのかが見えてくる。現行の日本国憲法は「国民主権」が主語である、しかし自民党の案では、それが相当に曖昧に書かれていることが分かる。その一例。

(現行憲法)第十九条
思想及び良心の自由は、これを侵してはならない。
(自民党草案)第十九条
思想及び良心の自由は、保証する。

…さて、何が違うであろうか? 意味は同じに見える。問題は削除された「これは」という部分である。比較すると分るのだが、現行憲法では隠された主語「国」が「侵してはならない」と禁止していることが一目瞭然だ。つまり十九条は、国民の基本的な権利として考えられている。ところが自民党草案では「これは」を消し去ることで、一般的な規範になっている。だから、ガンバッテそんな風にしましょうかぁ〜って・だけだ。この曖昧さでは、「場合によっては国が制限をしても国民は文句を言ってはいけない!」とされかねないわけだ。自民党草案全体がひどく巧妙に作られている。
筆者はこういう読み方が正しいのかどうか、法律的には問題があるのかもしれないというものの、私は正しいであろうと思う。権力を手にした「国」は暴走する、第二次世界大戦は暴走した政治家と軍部が作り出してた。戦後そこにNO!を突きつけたのが現行の憲法である。憲法とは「国」に対して「制限」をすることが目的なのだ。であるから上記のような自民党草案ではダメということだ。
さらに考えてみると、日本には最高裁判所はあるが、憲法裁判所というものがない。ということは実際に何らかの憲法違反の事例がない限りに、裁判所は判断をしない。そして日本の最高裁は高度な政治的な問題に口出しをしないという動きが多いのだ。つまり、憲法が改正された場合、政府は一切の前例を無視して行動する危険性が極めて高いということだ。

居酒屋の蘊蓄 1-23

ひとつのモノとコトのストーリーを100個の引き出しに斬った知識の宝庫を「蘊蓄の箪笥」というのだ・そうだ。そのうちの1-23までを紹介!

■京都では15世紀には立ち飲み屋が存在
1.『続日本紀』には、761年に居酒屋風の店が存在していたことが記録されている
2.京都では、すでに15世紀の室町時代に「下請酒屋」と呼ばれる立ち飲み屋があったと伝えられる
3.「居酒屋」という言葉が文献に頻繁に登場するようになったのは18世紀頃
4.酒屋が庶民向けに酒の量り売りを始めたのは江戸時代
5.酒屋の店先で買ったばかりの酒を人々が立ち飲みするようになり、このサービスを提供する店は「居酒致し候」などと貼紙をした
6.こうして「酒屋に居続けて飲む」ことから「居酒屋」と呼ばれるようになった
7.16世紀末には神田鎌倉河岸の『豊島屋』が労働者や町人に居酒屋として人気となった
8.当初の居酒屋の肴は豆腐田楽だった
9.『豊島屋』は今も神田に店を構える。ただし現在は小売・卸売のみとなっている
10.当時は上方から輸送された灘や伏見の名酒が好まれ、川越、久喜、千葉、厚木などの地廻り酒もよく飲まれた
11.ほかに当時好まれたつまみは「竹虎」「雪虎」。縞模様の焼き目をつけた厚揚げに青葱をかけたものが竹虎、大根おろしをかけたものが雪虎
12.続いて煮売屋(煮魚や煮豆など惣菜を売る店)や屋台も居酒屋として発展していく
13.天保元年(1830年)には江戸市中にある居酒屋は200軒を超えていたという
14.幕末の居酒屋における升酒一杯の値段は、上等酒十二文、中等酒十文、並等酒六文程度
15.江戸時代の居酒屋の客はほぼ男性客のみだった
16.明治時代に入るとビールをはじめ洋酒が流入、1899年には銀座に『恵比寿ビアホール』がオープン
17.1949年に酒類販売自由化を受け、新宿ゴールデン街や福岡中洲の屋台街など各地に飲み屋街が登場
18.1950年代には居酒屋チェーン店が誕生。『養老乃瀧』、『やぐら茶屋』などが次々とオープン
19.1970年代には格安居酒屋チェーン時代に突入。『村さ来』『つぼ八』『北の家族』『白木屋』『庄や』などが誕生
20.紀元前18世紀頃のバビロニア王国の『ハンムラビ法典』には居酒屋についての規定が記されている
21.その内容は「酒代は大麦で」「居酒屋で謀議が行なわれたら通報する」「尼僧は居酒屋に行ってはならない」など
22.古代ギリシアやローマの居酒屋は、宿屋から発達した
23.当時の居酒屋兼宿屋は賭博や売春を提供する場所でもあったという

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151007-00087017-toyo-soci&p=1
東洋経済オンライン 10月7日(水)10時0分配信 (←出典

詩とエッセイ『千年樹』第68号

千年樹詩とエッセイ『千年樹』
編集発行:岡耕秋(長崎県諫早市)

吉田義昭作品「土の成分」。土とは何かという、そもそも論を問題にしているのかということで面白い感じがある。しかし一方で、本当は農夫になりたかった・のだそうだ。では今は何をしているのかというと一行目で何かを植えている。であるなら、元来農夫が土地を追われて工場の労働者になるのだという基本からスタートしているのかな? 
木村淳子作品「みらいの大地 大地のみらい」。最初に出てくる信金の名前は、多分きっかけなのであろう。今年、北海道に上陸した台風の被害はかなりひどいものであったのだ。北の大地の回復を願っての言葉であるのだろう。
井上喜美子作品「遭遇」。むむむ、道路を歩いていて大型犬が向こうから歩いてくるのは、すごく嫌な気分であるのは分る。が、何? キタキツネってそんなに堂々と人間に向きあって歩くのか?なぁ。
岡耕秋作品「北の旅二景」。サロマ、風連湖というオホーツク側のエリアなわけだが、そういえばこのところ自分が北海道の大きさに感情移入していないなと、思ってしまったのです。
WORLD ALARM

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