空中庭園な日々

「空への軌跡」別館 ―― 北海道の詩誌を中心に & 気になるニュース

『RIVIERE』154

RIVIERE『RIVIERE』154
発行:横田英子(堺市)

巻頭の写真は釣部与志氏。表2の詩が永井ますみ氏で、このトンボに成りきっている。誰もいない荒野で掴まっている枝の細さも気に掛かる、風に声を乗せても答えがない、もう一度見まわして考えるのは、自分の居場所、行くべきところを、その入り口を。
横田英子作品「野に吹く風は」。ヨモギが野草であるということを知らない。つまり食糧難の時代は私のものではない。であるから第3連の”あの場所”は老女のいた、かつての筆者のいた、美味しいを思った場所。唐突感のある4連は、季節を感じさせない、時代を感じさせないヨモギのある野原の消失。鎖としての繋がりを抱えるものとしての母の声、か。
曽我部昭美作品「この世の後に」。ただ消えていくということに寂しさを感じるのは、ある意味当然ではあろう。最終連に”死が身近な”とあるが、それは老いたということ。現代の日本では未だに死は隠されているから、ハードルも変わってなどいない。その心情につけ込む職業のひとつが詐欺師であり、むしろその顛末を聞きたい。
谷本州子作品「遣り取り」。戴き物という日本語を聞く機会が減っているという気がする。交換できる周辺との話、コミュニティの存在を感じる。
小田悦子エッセイ「埋没林(石見のおみやげ)」。埋没林というものをよく知らない。それなりにあちらこちらにあるのだろうか。地球の時間の眠るところ、機会があれば見てみたい。

米朝有事の際の予想リスク

(前略)  実際、安倍首相のもとには、米朝有事の際に日本が被ることが予測されるリスクが報告されていた。
 ◯日本国内でのテロ ・・・東京を始めとする大都市の繁華街やイベント会場、新幹線の車内などで、北朝鮮の命を受けたテロリストが爆破テロを起こす。このところヨーロッパで頻発しているケースだ。
 ◯在日米軍への攻撃 ・・・アメリカは、日本政府の意向を考慮することなく在日米軍を参戦させることが予想される。そのため、北朝鮮攻撃の前線基地となる三沢基地、嘉手納基地、岩国基地とその周辺に、北朝鮮のミサイルが飛来する。
 ◯在韓邦人の被害 ・・・ 北朝鮮軍の韓国に向けた砲弾や侵攻によって、約3万8000人の在韓邦人が危険にさらされる。ところが、文在寅政権は自衛隊の韓国領内進入を「断固拒否」しており、在韓米軍も自国民以外の救出には消極的だ。
 ◯中国軍の南下 ・・・ 米朝開戦になれば、中国人民解放軍が中朝国境の鴨緑江を突破して南下してくるのは必至。そうなると尖閣諸島は無論、九州北部の手厚い防衛が必要になる。
 安倍首相に近い人物が解説する。
 「元来、北朝鮮リスクのことを、官邸内では『北風』という隠語で呼び、必ずしも悪いものとは捉えていなかった。例えば7月28日に稲田朋美防衛相を辞任させた時、安倍内閣は4年半余りで最大のピンチを迎えた。
 だが、その日の深夜に北朝鮮が2回目のICBMを発射したことで、南スーダンの『日報』を巡る防衛省スキャンダルは雲散霧消してしまった。
 それでも安倍首相は、北朝鮮の脅威に対して、アメリカが本気で戦争を仕掛けようとするとは想定していなかったのだ。日本は東アジアで唯一、戦後72年間にわたって平和を維持してきた国なので、地震や津波といった自然災害以外の有事に対しては、極めて弱い。
 米朝開戦によるリスクの中でも、安倍首相が特に眉をひそめたのが、『中国軍の南下』だった。首相は『習近平なら、混乱に乗じて日本侵攻もやりかねない』と、警戒感を強めていた」
(中略)
 「金正恩が核かミサイルを放棄することは、残念ながら考えにくい。そのため米朝交渉は早晩、行き詰まるだろう。
 ただそれだけでは、アメリカ国民を巻き込んでの開戦ムードにはならないから、トランプ政権は北朝鮮が真珠湾攻撃のような猖夙瓩魑こすように追い込んでいくに違いない。
 その際、日本政府が注視しているのは、第一に在韓アメリカ人の出国待避状況。第二に米海軍の病院船の出動状況だ。この二つが緊急態勢に入った時が、本物の危機だ」(後略)

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170903-00052724-gendaibiz-kr&p=1
現代ビジネス 2017.9.3
「クリスマスまでに…」トランプが安倍首相に告げた北朝鮮危機の限界点

詩集『標本づくり』

標本づくり詩集『標本づくり』
鷲谷みどり・著
(土曜美術社出版販売)2017.9.30

冒頭の作品「フラミンゴ」、眠る形状を植物に見立てての面白さ。四角い檻に囲まれたままであると思っていたが、張りぼての生き物が混在しているという。それが夢または紙の質感への違和感に転移して、そこではじめて筆者のものとなっていく様だ。
作品「猛獣使い」。猛獣使いの心の位置が書かれている。同じ舞台に立ちながら、猛獣を使いこなしているとは捕えていかないのだ。観客の前でお辞儀をするだけであって、その二本の手足をもつことの恥ずかしささえ感じている。道化服を着て観客から目をそらそうとする矛盾とともに。
作品「手品師」、表現者としての私という前提から書かれている。ま、モノ書きというものはそうだと思いますけど。
全体の構成としては1章と2章に分かれる。作品「標本づくり」。標本となるのでもなく、標本室に成ろうとしているのである。私的には、生き物を扱う方がいい作品のような感じはするのですけどね。好みの問題ではあるけれど。
作品「あみぐるみ」。姉の作った人形こそがおそらくこの詩集のタイトルを現わしているのかもしれないと思った。気付けばソファの上には、かつて姉の居たであろう痕跡のボタン、飾りレース。姉はそもそも人形であったのではないのだろうかとの物思いにハマった。

中朝軍事同盟の影響

○中国が切っていた「中朝軍事同盟カード」を読み切れなかった日米
(中略) くり返しになるが8月10日、中国共産党機関紙「人民日報」の姉妹版「環球時報」は社説として以下の警告を米朝両国に対して表明した。
 (1)北朝鮮に対する警告:もし北朝鮮がアメリカ領を先制攻撃し、アメリカが報復として北朝鮮を武力攻撃した場合、中国は中立を保つ。(筆者注:中朝軍事同盟は無視する。)
 (2)アメリカに対する警告:もしアメリカが米韓同盟の下、北朝鮮を先制攻撃すれば、中国は絶対にそれを阻止する。中国は決してその結果描かれる「政治的版図」を座視しない。
 (3)中国は朝鮮半島の核化には絶対に反対するが、しかし朝鮮半島で戦争が起きることにも同時に反対する。(米韓、朝)どちら側の武力的挑戦にも反対する。この立場において、中国はロシアとの協力を強化する。
 この内の(1)と(3)は、北朝鮮にとっては存亡の危機に関わる脅威である。もし北朝鮮がグアムなどのアメリカ領を先制攻撃してアメリカから報復攻撃を受けた場合、中国は北朝鮮側に立たないということであり、その際、ロシアもまた中国と同じ立場を取るということを意味する。
 北朝鮮にとって中国は世界で唯一の軍事同盟を結んでいる国なので、中国が「中朝軍事同盟を無視する」と宣言したとなれば、北朝鮮は孤立無援となる。北朝鮮の軍事力など「核とミサイルと暴走」以外は脆弱なものだ。韓国や日本には大きな犠牲を招くだろうが、アメリカと一国で戦えば全滅する。したがって14日、グアム沖合攻撃は延期(実際上放棄)することを表明した。
 北朝鮮がミサイル発射を自制するなどという好機は二度とない。しかも核・ミサイル技術がここまで発展した今となっては絶好のチャンスだった。
 だから習近平は8月17日、訪中した米軍制服組トップのダンフォード統合参謀本部議長と人民大会堂で会談した時に異例の厚遇でもてなした。それはアメリカに米韓合同軍事演習を「暫時」やめてほしかったからだ。
 中国の主張は「双暫停」(米朝双方が暫定的に軍事的行動を停止する)。
 この前提の下で北朝鮮が一時的にミサイル発射を見送ったのだから、アメリカも同様に8月21日から始まる米韓合同軍事演習を一時的に停止してほしかった。そうすれば話し合いのテーブルに着ける。
 金正恩が言っていた「アメリカの動向をしばらく見守る」とは、この8月21日から始まる米韓合同軍事演習を指している。もし演習を行なえば、それ相応の報復を覚悟しておけという趣旨のことを金正恩は言っていた。
 しかし8月17日にワシントンで開催された日米の「2+2」外交防衛会議後の共同記者会見で日米の外務防衛代表は日米韓の安保協力強化と北朝鮮に対する圧力をかけ続けることで一致したと述べ、その流れの中でダンフォードは「米韓合同軍事演習の実施は、いかなるレベルでも交渉対象になっていない」と述べたのである。
 この時点で北朝鮮問題の動向は決まった。
 一回だけ米韓合同軍事演習を中止することは出来なかったのか。その後の北朝鮮の爆発的な暴走と日本に与える脅威を考えたら、どちらが賢明な選択であったか、考えてみる必要があるだろう。
○圧力をかけることは北朝鮮に技術向上の時間的ゆとりを与えるに等しい
 (中略) 日本は、北朝鮮にとって唯一の軍事同盟国である中国が最後のカードを切ったことを認識していないし、またそれによって北朝鮮が一時、自己抑制的になったのだということも全く読めていない。
 日米は高らかに「圧力をかけ続けることが肝要」と言うが、そうだろうか?
 これまで国連安保理決議による制裁をやり続け、米韓合同軍事演習もやり続けてきたが、北朝鮮は一向にひるんでいない。
 ひるんだのは唯一、中国が中朝軍事同盟カードを切った時だけだった。それも、結局米韓合同軍事演習を始めてしまったので、北朝鮮は今後も上記(1)の条件に抵触しない範囲内で「北朝鮮が言うところの報復」に出るだけだろう。その間に北朝鮮が言うところの「訓練」を積み重ねていくだけだ。
(以下略、タイトルのみ)
○中国はもう動かないだろう
○休戦協定に違反しているのはアメリカと韓国

http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/09/post-8375.php
Newsweek 日本版 2017.9.4 (←出典

『POLE』第92号

POLE『POLE』
発行:北海道ポーランド文化協会
(札幌市)

第80回例会に参加したところ送られてきた。北海道ポーランド文化協会の会報とのことである。
表紙に31回の定例総会並びに創立30周年の祝賀会の参加の呼びかけ! これは珍しい。普通は過去の報告書なのであるが、なんとも未来志向であることが気に入った。10月21日、ニューオオタニイン札幌とのことで、事務局の安藤さんに申込みを。
内容には例会の午後のポエジア・詩劇ピウスツキに参加した岩見沢の菅原みえ子氏の寄稿。尾形芳秀氏の詩劇ビウスツキ補遺、沢田和彦氏のビウスツキ資料の収集に関すること。新会員の紹介など。
最終ページの表4には詩劇・ピウスツキの公開動画がユーチューブに公開されているとのお知らせがありました。なんだか私のHP「空への軌跡」の同例会のことがタイトルだけ「吟遊記」として載っている。ま、検索はできるようである。
それと当日の朗読者小樽の長屋のり子氏の詩作品「盲いたシンキンチョウの絶唱」が別冊の付録として付いている。なんだか贅沢な(笑)。

『弦』69

弦『弦』
編集発行:渡辺宗子(札幌市)

渡辺氏の個人詩誌である。
詩作品「ローズマリーの庭 香木」。庭というテーマで書けるということは、個人住宅か、そうした居住区の住人であるということになるが、庭の手入れって面倒なんだよね。と思いつつ、香りが漂う世界。しかも庭で。夏を狂わせ、幻想を呼吸し、色ペンキの大気、そこに惨劇を見る、これを執着というべきか、どうか、ま、男に分かりそうにはない気がしてしまう(笑)。
童話のほとりで「プーくまのうた(十五)」。どうも最終章のようであるのだが、お別れ会にそれなりの結末をつけるのは仕方のないことだ。アンポンタンのプーは仲間の心的成長を促し、がためにHBやBBの鉛筆を渡されて本人は納得している。クリストファは本当はこれからは何もしたくないと言う。ぼくはもうなにもしないでなんかいられないんだ・と、これは筆者の代弁に過ぎないのであるけれど。ここまで自己を見ることができるということが…問題であるか。
今回のゲストには嵩文彦氏で作品「舟足」が掲載されている。

危険!食べ物依存症

 研究者らによると、いくつかの太りやすい食べ物は、ヘロインやコカインと同様の依存性があるかもしれないという。ダイエットの経験がある人なら、体重を落とすために自制心を働かすことがいかに難しいかを知っている。脂肪を燃焼する運動も効果的だが、食べ過ぎが脳に影響を与え、依存傾向を強めるという研究結果がある。
 高脂肪、高カロリーの食べ物は、麻薬的な快楽を生み出す。お腹がいっぱいでも、食べ続けてしまう。そして、体重がどんどん増えていく。それはどのような食べ物なのだろうか。一般的に砂糖が大量に含まれた高脂肪、高カロリーの加工食品は依存性の高い食べ物の上位に挙げられる。例えば以下のような食品だ。
 ピザ、チョコレート、クッキーの詰め合わせ、アイスクリーム、フライドポテト、チーズバーガー、炭酸飲料、ケーキ、チーズ、ベーコン、フライドチキン、ロールパン、ポップコーン
 イェール大学の研究チームは食べ物依存症を診断する質問リスト「Yale Food Addiction Scale」を作成した。下記の質問に「はい」が多数ある場合は注意が必要だ。

・満腹の時でも食べたいですか?
・ある食べ物を家で食べられない時に、わざわざ食べに出かけますか?
・スナック菓子やクッキーを少し食べるつもりが、一袋食べてしまうことがありますか?
・衝動食いの傾向がありますか?
・食べるのをやめられない食べ物がありますか?
・友達や家族と過ごすより食べていた方がいいですか?
・食べ過ぎが怖くて、昔好きだった活動やイベントを避けていますか?
・食べ過ぎで生活に支障が出ていますか?
 麻薬の依存症と同様に、食べ物に対する依存症から抜け出すには第三者の助けが必要だ。食生活の見直しを指導してくれる医者や行動療法のセラピストの相談を受けることが有効な場合もある。
 
http://forbesjapan.com/articles/detail/14611?utm_source=YahooNews&utm_medium=referral&utm_campaign=yahoonews
2016/12/30
麻薬より危険「食べるのをやめられなくなる食品」リスト(←出典

開戦前夜の予測

 「Jアラートは意味がない」など、北朝鮮のミサイルに対する政府の取り組みを批判する声が数多い。テレビでは専門家たちが「本気で攻撃してくることはない」と解説をするなど、「ミサイル着弾はない」と信じている日本人が多いからだろう。しかし、現実はそんなに甘くないかもしれない。(ノンフィクションライター 窪田順生)
(中略)
 ジャーナリストのダン・ガードナーが自著「専門家の予測はサルにも劣る」(飛鳥新社)で体系的に分析をしたように、人類の歴史を振り返ると、専門家の予測ほどアテにならないものはない。
● 金正恩が日本を攻撃しかねない いくつもの理由
 特に「戦争」にまつわる予測のハズレっぷりは目を覆うばかりで、1914年に英国の著名ジャーナリストのH・N・ブレールスフォードが、「今後、既存の六大国のあいだで戦争は勃発しないだろう」と高らかに宣言した直後、第一次世界大戦が幕を開けたのを皮切りに、「逆張り」した方がいいくらいの惨状となっている。
 そう考えると、いろいろな専門家がおっしゃる「北は日本を攻撃しない」というのも、ちょっと疑ってかかった方がいいのではないか。
 「どうせ脅しだろ」と国際社会で思われているなかで、金正恩は核開発までの時間稼ぎのため、どこかで「本気」を見せなくてはいけないのだが、そうなると標的として日本は最も適している、と言えなくもない。
 韓国と事を構えても泥沼の戦いが始まるだけでメリットはない。アメリカと直接ケンカしたら、もうこのゲームは終わりだ。しかし、日本をじわりじわりといたぶれば、アメリカに泣きついてくれる。つまり、米朝戦争のリスクを回避したまま、間接的なプレッシャーを与えることができるのだ。
 日本に少しでも手を出したらアメリカ様がやり返してくれるぞ、というのは我々の「信仰」にも近い思い込みである。アメリカにも国内世論があるわけで、自国民が犠牲になったわけでもない同盟国の被害に、多くの兵士を危険に晒す大規模な報復攻撃を本当にするのか?という疑問もある。
 事実、トランプもグアム方面に撃つと聞いて、「これまで見たことのない火力」なんて脅しをしたが、日本を飛び越えたミサイルには「様子を見よう」なんて言っている。北朝鮮は、トランプのこの露骨な反応の違いから、「日本方面に撃つのはセーフ」と受け取ったに違いない。
 筆者が金正恩なら、エスカレートしてきたこのチキンレースを、どこかで一度クールダウンさせる「落とし所」として、「日本攻撃」という切り札は十分アリだと考える。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170831-00140441-diamond-int&p=1
DIAMOND online 2017.8.31.
呑気にJアラート批判の日本人は日米開戦前夜にそっくりだ(←出典

『小樽詩話会』no.607

小樽詩話会『小樽詩話会』
発行者:十和田梓恭子(小樽市)

對馬三枝子作品「父と息子」。61歳の息子と87歳の義父を私(妻)が見ている。どこまでいこうと血縁というイヤな関係は、断ち切れるわけもない二人。その救いは余命宣告一か月ということか。では、もともと他人の夫を切り捨てれば気持ちいいのかなと思いもするので、次回「夫と妻」で、どうであろう? 介護という避けがたい現実に。
吉田加代子作品「青色は 青空に任せて」。一行目の”屋根は”が独立し過ぎていて、どんなものであろう。最終連の三行が素敵だなと思うので、視線を上に向けるつもりであると考えるべきなのかな。
竹内俊一作品「ゆあたり」。こういう言葉遊びは声に出せるということでは、とても好きだ。ややコトバ的にどうかなと思う”ゆあわ”であるとか”ゆらがり”などの部分も飲み込める気がする。
加藤多一作品「スギナに負けて」。狭い家に忍び込むのはスギナ。恐竜の時代から滅びもせずに生き続けている。微生物にも人間は負ける。それもいいじゃないか、と思える諦めの良さが、人間一番の発想だけではね。まあ、しゃ〜ないよね!って(笑)。

北朝鮮への経済封鎖は…

(前略) 2割の対外依存度のうち、その90%は中国に依存している。単純計算すれば北朝鮮経済は、中国経済に18%程度依存していることになる。そのため国際社会は、中国が決心すれば、北朝鮮経済は持ちこたえられないと計算する。ただ実際には、北朝鮮は対外依存度を下げるために内部の経済システムを地域分権型の市場中心的な運営に転換し、再び5%水準へ依存度を下げられるという自信を見せている。
■核の拡散という”誘惑”に陥る? ・・・ (中略) もっとも、自主的に解決できない問題はある。石油の供給だ。現在は原油の輸入減少に備えて、石油類の使用を抑制しながら、最大限の備蓄を行っている。中国やロシアから供給が中断される場合、北朝鮮はまた別の方法を模索するだろう。すでに北朝鮮は非公式(ヤミ)市場で石油を調達する方法に慣れている。それであれば、全面封鎖になっても、一定程度の石油は確保できるだろう。
 (中略)  今まで北朝鮮は核保有国としての義務を果たす明らかにしている。拡散をしないということだ。しかし、時間が経てば経つほど、核の拡散という”誘惑”に陥るだろう。経済的に持ちこたえることはできるが、核拡散を通じた非公式市場からの取引は、増加するほかない。これはテロ集団への流入可能性を高めることになる。制裁と圧力一辺倒の対応は、かえって北朝鮮の核の脅威を高める結果を招く、という結論が導き出される。
 金正恩委員長は核兵器開発を放棄する意志はなく、かえって核保有国の地位を享受するためには、一定期間の「苦難の行軍」も辞さないという立場だ。米国との平和協定が締結されても、北朝鮮は核を放棄しないことがわかる。結果的に、北朝鮮が核兵器開発を完了させるときまで、このような状況は続くほかない。これが核問題に対する北朝鮮の考えなのだ。
(中略)  結局、北朝鮮による核開発の第3段階に対応するには、北朝鮮自らが「核は不必要だ」と考えるような環境をつくるべきだ。時間はかかる。が、最も急ぐべきは、北朝鮮の核を安定的に管理することだ。そして時間をかけて、北朝鮮住民を利用しながら、金正恩政権が変化を選ぶようにする方法が必要だろう。北朝鮮の国民はカネのうまみを少しずつ覚え始めた。市場を許容し、個人企業も許容しながら、経済に活気を与えたためだ。
 現時点で、制裁と圧力を強化して全面封鎖するようになれば、住民からの反発を誘発させることなく、以前の厳しい、苦難の行軍の時期にあっという間に逆戻りしてしまう。なぜなら「金正恩はきちんとやろうとしているのに、米国が圧力をかけるため我慢せざるをえない」という論理が北朝鮮国内で横行してしまうからだ。さらに北朝鮮内にはまだ資本の力が形成されていない。権力に対して組織的な反発をリードできるだけの勢力が存在しない。となると、2016年5月の朝鮮労働党・第7回党大会以降、北朝鮮が提案した平和協定案に対して具体的な実効策を用意することが、日米韓3カ国の協調の下、交渉を推進できるとみる。
■制裁を段階的に解除していく手も ・・・(中略)  北朝鮮の市場はのどが渇いた状態であり、交渉がうまく進む過程で急に水を与えた状態になる。市場は急速度で拡張するだろうし、資本の勢力化現象を後押しできる。交渉の過程で制裁を少しずつ解除していけば、北朝鮮政権にとっては資本の流入を警戒することになる。だからこそ、朝鮮半島の不安定化を抑制し、時間をかけて問題を解決する戦略を行うべきだ。(後略) 

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170830-00186095-toyo-bus_all&p=1
東洋経済 ONLINE 2017.8.30
ミサイル発射の北朝鮮に圧力だけではダメだ(←出典

東アジアとキッシンジャー構想

(前略) キッシンジャー氏の対北朝鮮解決法には3つの特徴がある。まず、主体は米国と中国だ。北朝鮮は排除する。米朝平和交渉は中国の疑いを招くため望ましくない。2つ目、目標は「完全な核廃棄」だ。「現在の水準で核凍結」のような中間段階はない。核凍結という中間を設定すれば北朝鮮の核保有を事実上容認することになり、韓国・日本・ベトナムの順次的な核武装が避けられない。3つ目は米軍の韓国撤収だ。非核化後に形成される東アジアの政治秩序には中国の立場が反映されるべきだが、その過程で米軍撤収の可能性がある。米軍撤収はキッシンジャー氏のウォールストリートジャーナルへの寄稿に明確には出てこない。キッシンジャー氏はその半月前、「米国と中国が北朝鮮政権の崩壊後、韓半島から在韓米軍の大半を撤収させることに事前に合意すればよい」とティラーソン国務長官に提案(ニューヨークタイムズ7月29日付)したという。キッシンジャー氏は米中(主体)が完全な核廃棄(目標)をし、米軍撤収(見返り)を断行しようということだ。
 キッシンジャー構想を直接的な言葉に変えれば、「中国が北朝鮮から金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長を除去すれば米国は韓国から軍事を撤収させる」となる。核爆弾が搭載された大陸間弾道ミサイルの本土攻撃の可能性にストレスを受けている米政権としては、キッシンジャー構想が中国と共有できる最適な目標だろう。中国の立場でも米軍が消えた韓半島(朝鮮半島)で地政学的な影響力を満足に行使できれば、北朝鮮政権の崩壊を拒否する理由はない。
 (中略)
 状況が急進展して2万7000人の在韓米軍が一日にして引き潮のように抜ける事態が文大統領の在任中に発生する可能性がある。韓半島経営のハンドルを握った執権勢力とこの政府が万全を期すべきだろう。国際秩序の流れを作り出すキッシンジャー氏の見解は過度に強大国中心であるため、たびたび不都合であり不吉だ。だとしてもチェスボード全体を眺める彼の冷厳かつ大局的な現実認識に背を向けることはできない。弱者は強者に勝つことが難しくても活用はするべきだろう。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170828-00000003-cnippou-kr
中央日報日本語版 8/28(月) 8:55配信 
【時視各角】金正恩除去と「キッシンジャー構想」(←出典)

『北海道詩人』NO.143

会報『北海道詩人』
発 行:北海道詩人協会 2017.8.30.
事務局:若宮明彦(札幌)
 
2017年度の総会のことがメインとして掲載、今年は5月21日に会場は札幌サンプラザ。坂本孝一氏が体調不良で事務局長を退任し、若宮会長が残り期間を兼務するとのこと。
第54回の「北海道詩人協会賞」は該当作品詩集なしとのことである。
今年の1月から6月にかけてのイベントでは、生誕100年の河邨文一郎展が小樽で開かれたこと、ポーランドのアイヌ文化研究者であるビウスツキ没後100年での詩劇が江別で「午後のポエジア」で開催。宮沢賢治の詩碑が苫小牧に建立され除幕式が行われた。
本年の北海道詩人協会主催の、秋の「北の詩祭」は11月12日(日)13:30より、札幌教育文化会館で開かれる。

グアムへのミサイル攻撃とは

○「攻撃」や「グアム島への着弾」は自衛権の発動が認められる・・・ 「米国を攻撃なら戦争」「グアム着弾なら戦争」。15日付夕刊各紙に、こんな見出しが躍った。アメリカのマティス国防長官が国防総省で記者団に述べたのだという。 それ自体は特段驚くべきことではない。国連憲章2条4項で「武力行使」が一般的に違法とされる中で、自衛権の発動はその例外と認められている。 明確な「攻撃」や「グアム島への着弾」予測は、発動要件としては文句なしだ。マティス国防長官は、北朝鮮からミサイルが発射されたら瞬時に(within moments)グアムに向かってくる(towards Guam)のかどうか判るし、私たちアメリカ=グアム島を狙って打ったのなら迎撃するし、それは戦争だ(That's called war, if they shoot at us)と語っている。 
○グアム沖30〜40kmならアメリカに打つ手は無い・・・ では、着弾がグアム沖30〜40kmのエリアであればどうなのか? その場合は「大統領の判断になる」という答えだ。手の内は明かしたくないとも語った。これを裏読みすれば、グアム沖30〜40kmに着弾と軌道計算で判明すれば、迎撃しないし、戦争にはならないと言っているに等しい。 なぜなら、「攻撃」ではなく事前に公に予告されている通りの「警告」でしかないミサイルの着弾は、自衛権の発動根拠としては弱すぎで、国際社会の支持は得られず、下手をすると中国やロシアの妨害に遭う可能性すら排除できないからだ。 はっきり言って、軌道計算で30〜40km離れて着弾することが判っている弾道ミサイルに比べたら、自分の目と鼻の先にいる空母や原潜からどういう意図を持っているのか測りかねる艦載機やクルーズミサイルが放たれる方が、格段に敵対的な行為に違いないのだ。どの国だってそう考える。
 さらに、万一アメリカがミサイルの迎撃に失敗したら、アメリカ軍や軍事技術への信頼感、そして畏怖の念は一気に失われてしまう。 つまり、アメリカには打つ手がない。 だからミサイルをやり過ごすしかない。 そうなると、強大な軍事力を持つアメリカなのに何もできないことが世界に知れてしまう。それが、安倍総理とトランプ大統領の電話会談で、「北朝鮮にミサイル発射を強行させないことが大切だ」と一致した理由だ。
○ミサイルを打たれないためにはアメリカが譲歩・・・ それでは、北朝鮮にミサイルを打たせないために何ができるのか? 基本的には3つしかない。
(1)アメリカが北朝鮮への軍事的圧力を圧倒的に強める。
(2)中国への圧力を格段に強め、北朝鮮への影響力を行使させる。
(3)アメリカが譲歩する。
の3つだ。
 (1)では北朝鮮は後ろに引かないことは明らかだし、(2)については中国が反発を強めている上、即効性に疑問もあり、逆に時間稼ぎに利用される懸念すらある。
とすると(3)しか残らない。アメリカは北のミサイル発射を阻止したいのなら自ら譲歩するという選択肢しかないのだ。
 金正恩委員長は、そうした事情をすべて見抜いているからこそ「アメリカの様子を見守る」ことにしたのだ。
 金委員長が要求しているのは、軍事的挑発を止めることだ。具体的には明らかではないが、一番分かりやすいのは、21日から始まる米韓合同軍事演習に合わせて派遣されると伝えられている空母2隻の派遣を止める。 あるいは、追加で派遣を検討と伝えられた原潜も止めるといったことが考えられる。 これだと、空母や原潜の派遣は報道ベースでしかないので、アメリカ側は「演習は予定通り行われる」と言ってメンツを保ちながら一歩引き下がることができる。
 あるいは演習内容を挑発度の低いものに変更するか? 問題は金委員長がそれで良しとするかどうか不明なことだ。 下手をするとアメリカ側は、想定外の譲歩を次から次へと迫られることになりかねない。それが、アメリカが簡単には譲歩に踏み出せない理由だ。
 となると結局、金委員長は「愚かなアメリカが正しい選択をせず、行動しなかった」として、グアム沖へのミサイル発射に踏み切ることになる。専門家が指摘している通り、北朝鮮には「ロフテッド軌道」ではない打ち方をして3千数百km飛ばしたいという欲求があるだろう。 北が予告した通りの計画で着弾させれば世界にその実力を示すことになるし、次の脅しはさらに効くことになる。 つまり、北朝鮮にとっては良いこと尽くめだ。
 アメリカ軍の強大な軍事力や、トランプ大統領の強気な発言に接していると、このゲームの主導権はアメリカが握っているように思いがちだ。しかし、本当にそうなのか? 予断せずに状況を注視してみると、違う様相が見えてくる。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170817-00010003-houdouk-int
ホクドウキョウ 8/17(木) 11:30配信 (←出典

女性が感じる息苦しさ

 あるTwitterが巷で話題となっている。とある企業の男性3人と女性1人が、社員寮で飲み会をしたとき、男性たちがただ飲み食いする中、女性1人が食事の準備をしたり洗い物をしたりして、帰り際も簡単にテーブルを片付け、ゴミ出しまでしたにもかかわらず、シンクに洗い残しの食器などがあったことについて、翌日1人の男性が「なんで片付けて帰らなかったの? 全部やって帰るのがマナー」と注意したという内容だ。注意された女性は一応謝ったというが、誘ったのは男性たちだという。
 このツイートに対し、「全方向であり得ない。宅飲みで男性の中に女性1人だけとわかってて誘うのもあり得ないし、料理・サーブ・片付けを女性1人に押し付けるのもあり得ない」「未だにこんな感じなのかと驚愕し憤慨しました。『会果つれば女が茶碗洗うものと男も女も決めて疑わず』が未だに生きてるのかまさか」「私のところもそうですよ。女は接待係。料理してお酒ついで、あれこれして」と女性から非難が殺到した。
 いくら男女平等社会を謳っても、「女はこうあるべき」という、固定概念は根強く残っているのが日本社会だ。「女は早く結婚して子どもを産むべき」「家事は女がするべき」「子育ては女がするべき」「女はお酌をするべき」……そうした概念から外れた女性は槍玉に挙げられることがしばしばある。
 それだけではない。さらに驚くべきは性犯罪に遭った女性に対する反応である。5月末、ジャーナリストの詩織さんが顔と名前を公表し、準強姦事件の不起訴を受けて不服申し立てをした際にも、〈詩織さんはシャツの胸元開け過ぎで説得力ない〉〈同情を逆手に取った売名行為です、女から誘って男がはめられた〉〈ハニートラップだ〉などと、被害者の詩織さんを“セカンドレイプ”する声まであがった。
 詩織さんのケースだけでなく、性犯罪被害に遭った女性に対し「隙を見せる女が悪い」などという言葉を投げかける人は、どんなときだって一定数いる。NHK「あさイチ」が実施した「“性行為の同意があった”と思われても仕方がないと思うもの」調査では、泥酔しているが35%、2人きりで飲酒が27%、2人きりで車に乗るが25%、露出の多い服装が23%、2人きりで食事が11%という驚きの結果が出ている。(後略)

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170804-00528608-shincho-soci&p=1
デイリー新潮  8/4(金) 7:50配信
「飲み会で接待するのは女のマナー」「性犯罪は隙を見せる女が悪い」 女性たちが感じる息苦しさの正体 (←出典

『黒本』

黒本『黒本』
柴田望・著 (デザインエッグ・刊)2017.6.1

作品「預言」。預言は神託を告げるということであるわけだが。一行目で”おじいさんを乗せた私が車道をハシル、”とあるが、私という運転士、運ぶ命を誰も見ることが出来ないのだ。
作品「準備」。心配しても無駄なのだ、そもそも寝ている間は忘れている。何に対してどのような心構えをしていくのかを問題にしているのであろう。
作品「冥王星」。最終行を読むと戦争の話なのであろう。しかし”窒息が先か、死が先か”ということでの窒息は死ではない?・というか、そこに差異を作り出す。この微妙さ。考えてみるとタイトル自体が、惑星とされ準惑星に格下げされる。人間の意図することの部分を切り出しているのであろう。
作品「殺戮」。素知らぬ振りをし続けること。それが生み出すものを気付かないでいるということ。
構成は三部にしているとのことである。詩と写真、その他にイベント告知のチラシ、安部公房の「デンドロカカリヤ」のことも載っている。詩集のタイトルを何故こうしたのか、全ての色の混濁とのことです。
WORLD ALARM

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