2012年01月21日

●ダルビッシュ、大リーグへ移籍、水は低きへ流れる

 日本プロ野球界のエースと言われているダルビッシュ有投手が、米国テキサス州を本拠とする大リーグへ移籍することが昨日決まった。

 これまでにも有力選手が大リーグへ移籍しており、日本プロ野球界の人気低迷化を嘆く声も聞かれる。

 しかし、男子たるもの世界の一流を目指すのは生物的本能ともいえる。サッカー業界でも同様だし、相撲業界でも世界から、関取世界一を目指し来日している。日本へ帰化している関取もいる。

 この男子の本能は「何で2位ではいけないんですか!」というような、実にバカバカしい発想とは立ち位置を共有しない。

 このようなプロ選手の世界的な流動は、まさに「水は低きへ流れる」現象で極めて自然なことである。

 日本人は、野球やサッカーの有力選手に外国へ「行かれてしまった」、あるいは力のある外国力士に横綱や大関など上位格を席巻「されてしまった」、という受動的感傷に支配されやすい。

 自然の摂理は「水は低きに流れる」であって、指をくわえて傍観している限りそれは変わらない。自分の手で地面を掻いて水の流れを当方へ変えるには、それなりの工夫や努力が必要だろう。

◆TPPも同様

 TPPについても同様なことが言える。農産物についていえば、いろいろな安価良質な産物や遺伝子組み換えの産物も入って来るだろう。

 逆に、高品質の日本の農産物は海外で高く評価され、売れて行くに違いない。その工夫と努力を能動的にすべきだろう。

 しかし、輸入農産物の評価をして購入するのは消費者自身だ。遺伝子組み換えの農産物を知らず知らずのうちに「食べさせられる」などという受動的感傷(パッシブ・センチメンタリズム)が、消費者の能動的な自己の確立を大きく阻害している。

 「水は低きに流れる」という自然の大摂理のなかで、諸事万端へ積極的に取り組むことが必要だろう。

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