2012年06月12日

● Buck made in USA

f9a5c5f5.jpg 米国製のナイフといったらBuckやLovelessがよく知られる。Buckは戦後に出来たメーカーだが、米国人はもとより愛用者は多い。私もハンティング用を1本持っている(写真)。開いた時の背の曲線がとてもきれいだ。
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最近のニュースによれば、中国産のBuckナイフを発見したファンの米国人が、Buck本社へ抗議したところ、本社では中国生産を止め、再度、全製品米国製に切り替えしたそうだ。

 Pragmatistで知られている米国人にも、こんなことにもこだわる人がいるのだなあと感心した。また、再度、国産に切り替えた経営者にヤンキー魂を見た気がした。

 米国を代表する製品が、世界の名品のコピーを恥外聞なくガンガン作る中国で作られては、本物といえども格好つかないね。

 ナイフと言えばこのBuckのほかにスイスのVictorinoxを2丁持っている。多用途を盛り込んだ、日本流に言えば5徳ナイフ、10徳ナイフというものだ。

 さらにげんこつの中に隠れてしまいそうな小さなナイフも2つほどある。

 これらはすべて、Goodyear Japan にいた頃、米国本社の販促物の中から取り寄せたものである。日本では刃物を販促品にするとなれば、社内外からの反発は免れない。

 犯罪に利用されたり、怪我をしたら、犯罪に利用した者が罪を追うべきだし、怪我をした者が責任を負うべきだと米国人は考える。日本では、そんな物を配布した者が白い目で見られる。

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