
最近のニュースによれば、中国産のBuckナイフを発見したファンの米国人が、Buck本社へ抗議したところ、本社では中国生産を止め、再度、全製品米国製に切り替えしたそうだ。
Pragmatistで知られている米国人にも、こんなことにもこだわる人がいるのだなあと感心した。また、再度、国産に切り替えた経営者にヤンキー魂を見た気がした。
米国を代表する製品が、世界の名品のコピーを恥外聞なくガンガン作る中国で作られては、本物といえども格好つかないね。
ナイフと言えばこのBuckのほかにスイスのVictorinoxを2丁持っている。多用途を盛り込んだ、日本流に言えば5徳ナイフ、10徳ナイフというものだ。
さらにげんこつの中に隠れてしまいそうな小さなナイフも2つほどある。
これらはすべて、Goodyear Japan にいた頃、米国本社の販促物の中から取り寄せたものである。日本では刃物を販促品にするとなれば、社内外からの反発は免れない。
犯罪に利用されたり、怪我をしたら、犯罪に利用した者が罪を追うべきだし、怪我をした者が責任を負うべきだと米国人は考える。日本では、そんな物を配布した者が白い目で見られる。