【朗報】ネコの慢性腎臓病治療薬が開発

東レ、ネコの慢性腎臓病治療薬を開発　4月から発売
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1701/24/news088.html

東レは1月23日、ネコ用の慢性腎臓病治療薬を開発し、農林水産省から製造販売の承認を取得したと発表した。4月から動物用医薬品大手の共立製薬が販売する。
開発した「経口プロスタサイクリン（PGI2）製剤 ラプロス」は、血管内皮細胞保護作用や血管拡張作用などを備え、腎臓の血流減少（虚血）および低酸素状態を改善、腎機能の低下を抑制できるという。国内で「腎機能低下の抑制」を効能効果として承認を取得した薬剤はラプロスが初めて（同社）という。

東レ、猫慢性腎臓病治療薬「ラプロス」の製造販売承認取得
http://www.nikkei.com/article/DGXLRSP434073_T20C17A1000000/

ラプロス(R)は、ベラプロストナトリウムを有効成分とする経口プロスタサイクリン（PGI2）製剤であり、血管内皮細胞保護作用、血管拡張作用、炎症性サイトカイン産生抑制作用及び抗血小板作用を有しています。これらの薬理作用によって腎臓の虚血および低酸素状態を改善させると考えられており、腎機能の低下を抑制し臨床症状を改善させます。

　国内で「腎機能低下の抑制」を効能効果として承認を取得した薬剤はラプロス(R)が初めてであり、猫医療に心強い治療選択肢を提供することができたと考えています。

これは朗報！！！
朝晩の経口投薬ってのも働いていると助かる。
調べたけどまだ薬価情報はネット上になし。
副作用も見たサイトでは「なし」だったので心置きなく治療に使える感じ。



▼商品名称
ラプロス

▼製造販売業者名
東レ株式会社

▼承認年月日
平成29年1月13日

▼主成分
ベラプロストナトリウム
0.055ｍｇ/1錠（83mg）中

▼副作用情報
なし

▼効能薬効
猫：IRISステージ2～3の慢性腎臓病における腎機能低下の抑制及び臨床症状の改善

▼用法用量
本剤を１回あたり１錠、１日２回、朝晩の食後に経口投与

http://www.nval.go.jp/asp/asp_showDetail_DR.asp?argeCode=16941



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シンガプーラの女の子をお迎えしました!

実は新しくシンガプーラの女の子をお迎えしました！
→ プロフィール更新しました




Juno(ユノ)、といいます。
6月生まれなので6月(June)の由来から。




物怖じしない、甘えん坊です。


実はブリーダーさんからお迎えしたのは初めてで。
札幌：ペットショップはあるけどブリーダーが近くにいない
東京：ペットショップが近くにないがブリーダーさんがいる
という状況だったので、猫写真家の石原さくらさんの
キャッテリー「サクラクワイエット」に行ってみて
結果的にこの子と出会うことになりました。

他のキャッテリーも行ったけど、イマイチ信用ならず…
シンガプーラの遺伝性疾患であるピルビン酸キナーゼ欠損症の
説明は「あー名前忘れましたけど貧血があるんですよ」程度。
ほぼ毎月どの子かが出産しているので、計画繁殖とか
インブリードについて聞いても、「そういうのあるよね」と。
しかも近所の子供達がわんさか出入りする環境。
…うーん。正直どうなの？って。

シンガプーラは小さいのでお迎えが少し延びて
5ヶ月後となりましたが、社会性は身についてるわ
人間への懐き方半端ないわ、他の猫との接し方が上手いわで、
石原さん凄い…の一言です。

余談ですが、ここのキャッテリーのデボンレックスと
シンガプーラ達はめっちゃ人懐こくて可愛いです。
デボンもちょっと飼いたいかも…


ユノ、これからよろしくね。



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腎臓病の新しい検査「SDMA検査」

仕事が忙しくて更新ままならず…(´･ω･`)
とりあえず有益そうな情報だけ更新。



腎臓病の早期発見が可能になったよ！！！！！



と、いうのもロキが猫ドックの血液検査と尿検査に引っ掛かりまして。
クレアチニンが正常値内とはいえ高め。
尿の中に結晶あり。

そんなわけで獣医さんが気になるとのことで追加の検査。
エコーとか新しい検査とか結晶の種類のチェックとか。


今までの血液検査(クレアチニン)でわかる腎臓の悪化は
正直、正常値を超えた段階で既にかなり悪化しているものだそうです。

が

新しいSDMA検査という検査方法が開発されて
腎臓の異常を早期発見できるようになったそうです！
たまたま新しくお世話になっている動物病院が一足早く
テスト導入されたらしく、ロキがこの検査のお世話になりました。


わかりやすいポスターが貼ってあったので。




結晶のチェックは、案の定、ストルバイトと、
腎機能が失われることによって出てくる円柱が。
なので腎機能が幾らか駄目になってるのは確実…

ただSDMA検査結果は引っ掛からなかったので
7～8割程度は機能しているでしょう、とのこと。


ストルバイトがでているのと、膀胱に数mmの結晶がじゃりじゃりと
見られるので食事療法(ロイヤルカナン 療法食 phコントロール0)に。


前回の検査でストルバイトはなくなり、今回のエコー検査で
膀胱内の結晶も減っていたので、一段落！
食事療法のまま様子見となりました。

ちなみにこのフードで○ヶ月以上は負担が～とかレビューをみかけますが、
これはずっとあげても大丈夫な作りだそうです。



東京の動物病院…すごいなぁ。



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【まとめ】猫の心筋症。投薬や環境、闘病時にやったことなど。【追記】

猫の心筋症は大きく分けて4つ。
共通して言えるのは、どれも心臓の筋肉(心筋)に異常があり、
心臓の機能が損なわれるという点です。

(1)肥大型
心筋の厚みが増して(肥大して)心臓の動きが制限され
1回の収縮で送り出す血液量が減る。

(2)拡張型
心筋が薄く伸びてしまい収縮力が弱まる。
思い切り膨らませた水風船のような感じ。

(3)拘束型
心室の拡張や肥大を伴わず、心臓の筋肉の内側が
固くなり(線維化)うまく伸縮しなくなる。

(4)分類不能型
(1)～(3)に当てはまらないもの。


このうちリルは情報の少ない拘束型心筋症。
調べると「10歳以上の老齢猫に多く発症し～」とありますが、
リルの発症時(というか肺水腫からの発覚)は6歳9ヶ月でした。

これはTRVAの中村先生から聞いた話ですが、
一番多く発症がみられると今まで言われてきた
「肥大型心筋症」も実は「拘束型心筋症」が
含まれていたのでは、というのが最近の見解のよう。
医療機器の精度があがったため、見直されているらしいです。
なんと…(ﾟдﾟ)


そして心筋症で一度損なわれた機能は戻らないので、
発症してしまったら薬によって心臓の負担を軽減し、
進行を遅らせることしかできません。

以下は、リルの発症後の対応やら何やら。

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▼お世話になった病院
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TRVA 夜間救急動物医療センター
　夜間病院です。
　入院は主にこちらの中村先生にお世話になりました。
　24時間体制でみてもらえます。
　もちろん費用はそのぶんかかってしまいますが
　一般診療の動物病院は夜間は無人になるので、
　万が一急変したとき対応できないと思い
　こちらにお世話になりました。

　スタッフ皆さんとても良い方でした。
　設備も揃っており、説明もわかり易く、最終的な決定権は
　飼い主に委ねつつも最善の治療を提案してくださいました。

東京動物心臓病センター
　循環器専門二次診療施設としてTRVA内にあったため
　そのままこちらの岩永先生にお世話になりました。
　(引っ越してきてかかりつけ医もいなかったため)

　穏やかな先生で、でも、きっちりと現実として
　伝えなければいけない部分はしっかりと
　教えてくれる先生でした。
　循環器専門医としてとても有名な方だそうです。

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▼投薬について
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リルへの投薬は3種類。
嫌がってよく吐き出すので5号サイズのカプセル(人間用)に
小さい薬2つをまとめてあげていました。
投薬直後は薬が食道に貼りつかず、ちゃんと
胃に流れるよう、お水を飲ませます。
リルは手の平から飲むのが好きなので投薬後の水やりは
楽でしたが、飲まない子はスポイトなどで。
そして薬の種類はこんな感じ。

・血管拡張薬/フォルテコール錠
　心臓の負担を軽減

・利尿剤/ルプラック錠
　肺に水が溜まるのを予防(既に肺水腫発症のため)

・抗血栓薬/プラビックス錠
　心不全は血栓ができやすいため、血栓ができるのを防ぐ
　(すごく苦いのでカプセル使用推奨)
　※血栓が詰まると激痛の後、死亡するらしい

→ 薬の詳細はこちらの記事へ

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▼環境について
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安静にできる環境
　他の猫から隠れられるようなスペースを作ったり、
　お気に入りの休憩場所を作ったり。

ネットワークカメラ
　朝から夜中まで仕事のためネットワークカメラで
　外出先からも様子が見られるようにしていました。



　固定カメラ。可動カメラの死角補助に使用。
　主にお気に入りの寝床前にセット。




　可動カメラ。かなり便利。多分Amazonがほぼ最安値。
　部屋の角の天井側に取り付け、全体を見渡す形で設置。


　他にも色々な種類や、安いものもありますが
　プロバイダによってはポート開放だのIP固定だの
　色々と設定が面倒くさいのでクラウド型のカメラにしました。
　これらのカメラは専用アプリをダウンロードして、
　IDとパスワードの入力だけですぐに使えます。

　固定は無線でも安定していましたが、
　可動はたまに落ちるので有線推奨。


酸素室
　うちでは必要になる前に入院レベルになったので
　レンタルしていません。なので書けることなし…(´・ω・`)
　必要な場合は病院が案内をくれたりします。


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▼注意点
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呼吸数をみる。
　猫の呼吸数は通常15～30程度。
　リルの自宅療養時は20後半～40程度でした。
　30秒間数えて2倍にしていました。
　肺水腫を再度発症した直後は60~80くらいに。

部屋の整理整頓
　大きな音でびっくりしても心臓の負担が激増するので
　「倒れるもの」「落ちるもの」「音のするもの」は
　極力排除or固定した方が良いと思います。
　リルは他の子が倒したモニタの音にびっくりして
　肺水腫再発となりました…。


この記事は気づいた時に追記などしていく予定です。
まとめるとどうしても思い出すよねぇ…(；ω；)

その後。

ブログを書くこと自体とても久しぶりな気がします。
各SNSもあまり更新する気にならず…というより
直後から珍しく風邪でダウン＆忙殺されていました。
気が紛れるから良いのか悪いのか(苦笑)

少し落ち着いたら、他の方の参考にもなるかもしれないので
お薬や費用のこと、火葬について、お骨のその後について
などなど連々書いていこうかな、と思います。

感傷的なことは少し苦手なので多少事務的になりますが
色々と思ったことを少しずつ整理できればなと。
心配してくださった方々、お悔やみの言葉をくださった方々
有難うございました。

3にゃんも1週間程度、色々と察する部分があるのか
ピリピリした雰囲気でしたが、今では甘ったれ坊主×3の
日常に戻っています。


こちらはこちらで少し3匹それぞれに問題が発生しているので
それもまた別の更新で。

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