2010年04月26日
再度のブログ引越しをさせられる
FC2が中国で遮断されたので、仕方なく再引越し先を探していました。
やっとちょうどいいかなというところが見つかり、投稿再開。FC2はかなり使い勝手がよかったので本当に残念。中国にいると特にネット関係で苦労させられる。いやぁ、ホント勘弁してほしい。
引越し先はここです。
http://blog.goo.ne.jp/pongpoko
それで、FC2のほうにコメントを入れてくれた方もいるようですが、アクセスできないのでコメントを返せません。コメントが入ったとなぜわかるかというと、コメント投稿の自動通知設定をしていたので、その通知がメールで来たから。だからコメントを読むだけはできたわけです。
中国国民が政府にとって都合の悪い情報を知る時代はいつ来るのやら。外国人が普通に知っているような情報でも、中国人は知らないことが多いのはこのことも大きく関係しているだろう。
今の中国、守る守らないは別として中国の法律内容は豊富だし、上海を始めとして中国の都市部はすごい発展していて、日本人よりも裕福な人がかなり増えた。日常は自由そのものだけど、報道の自由や知る権利を持てる時代が中国に来るのはまだまだ先のことのようです。
やっとちょうどいいかなというところが見つかり、投稿再開。FC2はかなり使い勝手がよかったので本当に残念。中国にいると特にネット関係で苦労させられる。いやぁ、ホント勘弁してほしい。
引越し先はここです。
http://blog.goo.ne.jp/pongpoko
それで、FC2のほうにコメントを入れてくれた方もいるようですが、アクセスできないのでコメントを返せません。コメントが入ったとなぜわかるかというと、コメント投稿の自動通知設定をしていたので、その通知がメールで来たから。だからコメントを読むだけはできたわけです。
中国国民が政府にとって都合の悪い情報を知る時代はいつ来るのやら。外国人が普通に知っているような情報でも、中国人は知らないことが多いのはこのことも大きく関係しているだろう。
今の中国、守る守らないは別として中国の法律内容は豊富だし、上海を始めとして中国の都市部はすごい発展していて、日本人よりも裕福な人がかなり増えた。日常は自由そのものだけど、報道の自由や知る権利を持てる時代が中国に来るのはまだまだ先のことのようです。
2010年04月14日
FC2ブログ中国から遮断の巻
こんにちは!
・・・・・・。少し前から引越し先のFC2ブログが接続できなくなりました。ということで、あちらFC2ブログは更新できていません。
昨日一瞬接続できたけど、今日はだめ。
せっかく引越ししたのにもう接続できないとは。。。
ネットで検索すると、他のFC2ユーザーの方も中国から接続できなくなっているようで。現在、中国ブログに引越し検討中。これなら大丈夫でしょう。
ということで、再引越ししたら発表します・・・。
・・・・・・。少し前から引越し先のFC2ブログが接続できなくなりました。ということで、あちらFC2ブログは更新できていません。
昨日一瞬接続できたけど、今日はだめ。
せっかく引越ししたのにもう接続できないとは。。。
ネットで検索すると、他のFC2ユーザーの方も中国から接続できなくなっているようで。現在、中国ブログに引越し検討中。これなら大丈夫でしょう。
ということで、再引越ししたら発表します・・・。
2010年02月27日
ブログを引越ししました!
ブログ移行のお知らせです。
ここライブドアブログの画像が、09年末くらいから確認できなくなってしまい、編集もやりにくいし、アップロードした画像がどんな具合なのかも確認できない状況。改善されるかもと待ってみたけどやっぱりだめ。私も画像を見れないし、中国からブログを見てくれている人たちも画像を閲覧できないから困る。
中国国内からは確認できなく、日本からは正常に見えているので、中国政府の画像への規制だと思われる。他のライブドアブログの画像も見れないから、ライブドア使用のサーバー経由画像に対して網をかけているっぽい。中国はそんなことやってるから世界から批判されるわけで。
これはInternetと呼ぶにはふさわしくないね。Chinernetだ。
まあけっこう便利っス、Chinernet。
そんなこんなで、新しいブログは以下のとおりです。
上海ぽんぽこノートhttp://pongpoko.blog48.fc2.com/
ここライブドアブログの画像が、09年末くらいから確認できなくなってしまい、編集もやりにくいし、アップロードした画像がどんな具合なのかも確認できない状況。改善されるかもと待ってみたけどやっぱりだめ。私も画像を見れないし、中国からブログを見てくれている人たちも画像を閲覧できないから困る。
中国国内からは確認できなく、日本からは正常に見えているので、中国政府の画像への規制だと思われる。他のライブドアブログの画像も見れないから、ライブドア使用のサーバー経由画像に対して網をかけているっぽい。中国はそんなことやってるから世界から批判されるわけで。
これはInternetと呼ぶにはふさわしくないね。Chinernetだ。
まあけっこう便利っス、Chinernet。
そんなこんなで、新しいブログは以下のとおりです。
上海ぽんぽこノートhttp://pongpoko.blog48.fc2.com/
2010年02月19日
上海から見るレディ・ガガ
音楽業界の大御所がこんなことを言っていた。
「外見もよくて曲も作れて踊れて詞も書ける。普通はこんな人はいない。だから以前は、作曲する人、作詞をする人、歌い手などがそれぞれ集まって各々の作業をしてそれがひとつの作品になった。だから、音楽として作品の価値が高く、時代を超えて覚えられるものが多かった。でも、今は違う。一人でなんでもやってしまう人たちが多くなった。だから売れはするけれど、あまり記憶に残らないものが多いのではないか。」
たしかになぁ、そういう要素もあるんだと思う。絶えず新しいものが出てくる一方で、古いものが取り入れられ、新旧ミックスから生まれる作品も多い。しかし時代も変わってきている。音楽業界で成功するためには私の知らない苦労があるのだろう。私も以前、音大に入ろうとした瞬間があったが、音楽担当教師の「無理だから」という一言に儚い夢を砕かれた思い出がある。でも、成功というのは、どんな言葉にもめげず、自分を信じて進む者だけが得ることのできるステージだということを今は知っている。
なぜ音楽の話かというと、私はレディ・ガガが好きで、今は彼女の「Poker Face」を聴きながらブログを書いている。この曲は世界中でヒットしたから、日本でも有名だろう。曲だけ聴いてもかっこいいが、PVはさらにかっこいい。彼女独特の奇抜なファッションと激しくもクールなダンス。
レディ・ガガ「Poker Face」より

まず、レディ・ガガという名前がとてもいいと思う。彼女にとても合っている。この名前は本名ではないが、彼女と組んでいた人が、彼女の歌をフレディ・マーキュリーのものと比較し、フレディの曲から「ガガ」という部分を彼女に与えたということらしい。気のせいか、私の中イメージではマドンナとサルバドーレ・ダリを融合させたようなセンセーショナルな響きに聞こえる。
レディ・ガガの出身はマドンナのようなつらい過去と多くの下積み時代を経験しているわけでもない。両親はイタリア系の裕福な家庭で、彼女は4歳の頃すでに楽譜なしでピアノを演奏できるようになっている。また、あのヒルトン姉妹も通った学校を出ているし、世界で20人しか入れないアートスクールにも入学を果たしている。19歳のころから自分の力で生活するようになり、なぜかストリップクラブでダンサーとしてパフォーマンスをしている。
彼女のパフォーマンスは、現在のものとだいたい同系列のようで、ドラッグクィーンを率いてのパフォーマンスも多かったようだ。自分で学び紡ぎ出した演出を披露するであったのだろうと思う。彼女は自分で作詞作曲ができるうえ、彼女自身が言う「何よりも大事」なファッションも、自分で考案しているそうだ。それに、クラブでパフォーマンスをしていただけに、ダンサーとしての基礎というか感覚も持ち合わせているのだろうと思う。PVを見ると、踊らされているのではないということが感覚的にわかる。
つまり、自分がやっていることに関し、だいたいにおいて、自分で創造実践していく力を持っている人だということがわかる。これはとても素晴らしいことだ。私も自分のビジネスをしているが、ひとつやりたいことがある場合、そのひとつを実現していくために色々な壁にぶつかる。それは、自分の持っている技術はもちろん限られているわけで、お金を払ってその技術を持っている人に頼むことは簡単だが、そうそうお金もかけていられない。だから、ある程度は自分で新しいものを勉強しながら進んでいく必要がある。
おそらく、レディ・ガガの場合、ある程度の時期に達したとき、そういうことを知ったのだろうと思う。これって、こうして書いてみると簡単なことのように思えるかもしれないけれど、実際のところそんな簡単じゃない。もし簡単ならば、みんながみんなレディ・ガガのようになりたい自分になっているだろう。そういう点で、自分の世界をどんどん進む彼女を、私はとても素晴らしいと思う。
彼女はゲイコミュニティにとても敬意を払っている。彼女が同性愛者かどうかということはどうでもいいが、彼女自身、「私がこんなにも早く成功できたのは早くから私を応援してくれているゲイコミュニティのおかげでもあります。」と言っている。もちろん、応援してくれているから彼女も同性愛を認めているということじゃなく、どういう経緯かは知らないが、同性愛についての彼女の理解には、深い愛があるようだ。
それで、PVを見ていて思い出したんだけど、PVの中で彼女は片手の親指と人差し指で「○」を作り、それを自分の目に当てるパフォーマンスをおこなっている。これは、私が日本のクラブによく出入りしていた頃によく見た、Venus Fly Trappという日本人アーティストのパフォーマンスとほぼ同じなのだ。ここで共通するのが、彼女はドラッグクィーンだから、同性愛コミュニティを支持しているだろうということ。
しかし、そのパフォーマンスはそんなに凝ったものではないし、誰でも思いつきそうな感じ。でも、ひょんなところでつながった彼女たちのパフォーマンスに対し、同性愛コミュニティでよく知られたパフォーマンスなのか、なんなのかという素朴な疑問が私の中にフッと湧いた。Venus Fly Trappさんとは2回ほど話したことがあって、自分で「あたしドラッグクィーンなの」と言っていた。その存在感は抜群で、主に新宿CODEでよく見かけたが、最後に見たのは台場のほうのCUBE326というクラブのオープニングパーティに招待されたときだった。
いやぁ。あの頃のトランス全盛期が懐かしい。上海のクラブで、クールでアッパーなトランスを流すクラブを私は知らない。誰か知ってたら教えてください…。この前、私の中の最後の砦であろう、上海のDragongClubに行ったら、選曲はまあまあだったけど、メリハリない感じで想像と違った。まあこれはそのときのDJによる問題が大きいのだろうけど。
「外見もよくて曲も作れて踊れて詞も書ける。普通はこんな人はいない。だから以前は、作曲する人、作詞をする人、歌い手などがそれぞれ集まって各々の作業をしてそれがひとつの作品になった。だから、音楽として作品の価値が高く、時代を超えて覚えられるものが多かった。でも、今は違う。一人でなんでもやってしまう人たちが多くなった。だから売れはするけれど、あまり記憶に残らないものが多いのではないか。」
たしかになぁ、そういう要素もあるんだと思う。絶えず新しいものが出てくる一方で、古いものが取り入れられ、新旧ミックスから生まれる作品も多い。しかし時代も変わってきている。音楽業界で成功するためには私の知らない苦労があるのだろう。私も以前、音大に入ろうとした瞬間があったが、音楽担当教師の「無理だから」という一言に儚い夢を砕かれた思い出がある。でも、成功というのは、どんな言葉にもめげず、自分を信じて進む者だけが得ることのできるステージだということを今は知っている。
なぜ音楽の話かというと、私はレディ・ガガが好きで、今は彼女の「Poker Face」を聴きながらブログを書いている。この曲は世界中でヒットしたから、日本でも有名だろう。曲だけ聴いてもかっこいいが、PVはさらにかっこいい。彼女独特の奇抜なファッションと激しくもクールなダンス。
レディ・ガガ「Poker Face」より

まず、レディ・ガガという名前がとてもいいと思う。彼女にとても合っている。この名前は本名ではないが、彼女と組んでいた人が、彼女の歌をフレディ・マーキュリーのものと比較し、フレディの曲から「ガガ」という部分を彼女に与えたということらしい。気のせいか、私の中イメージではマドンナとサルバドーレ・ダリを融合させたようなセンセーショナルな響きに聞こえる。
レディ・ガガの出身はマドンナのようなつらい過去と多くの下積み時代を経験しているわけでもない。両親はイタリア系の裕福な家庭で、彼女は4歳の頃すでに楽譜なしでピアノを演奏できるようになっている。また、あのヒルトン姉妹も通った学校を出ているし、世界で20人しか入れないアートスクールにも入学を果たしている。19歳のころから自分の力で生活するようになり、なぜかストリップクラブでダンサーとしてパフォーマンスをしている。
彼女のパフォーマンスは、現在のものとだいたい同系列のようで、ドラッグクィーンを率いてのパフォーマンスも多かったようだ。自分で学び紡ぎ出した演出を披露するであったのだろうと思う。彼女は自分で作詞作曲ができるうえ、彼女自身が言う「何よりも大事」なファッションも、自分で考案しているそうだ。それに、クラブでパフォーマンスをしていただけに、ダンサーとしての基礎というか感覚も持ち合わせているのだろうと思う。PVを見ると、踊らされているのではないということが感覚的にわかる。
つまり、自分がやっていることに関し、だいたいにおいて、自分で創造実践していく力を持っている人だということがわかる。これはとても素晴らしいことだ。私も自分のビジネスをしているが、ひとつやりたいことがある場合、そのひとつを実現していくために色々な壁にぶつかる。それは、自分の持っている技術はもちろん限られているわけで、お金を払ってその技術を持っている人に頼むことは簡単だが、そうそうお金もかけていられない。だから、ある程度は自分で新しいものを勉強しながら進んでいく必要がある。
おそらく、レディ・ガガの場合、ある程度の時期に達したとき、そういうことを知ったのだろうと思う。これって、こうして書いてみると簡単なことのように思えるかもしれないけれど、実際のところそんな簡単じゃない。もし簡単ならば、みんながみんなレディ・ガガのようになりたい自分になっているだろう。そういう点で、自分の世界をどんどん進む彼女を、私はとても素晴らしいと思う。
彼女はゲイコミュニティにとても敬意を払っている。彼女が同性愛者かどうかということはどうでもいいが、彼女自身、「私がこんなにも早く成功できたのは早くから私を応援してくれているゲイコミュニティのおかげでもあります。」と言っている。もちろん、応援してくれているから彼女も同性愛を認めているということじゃなく、どういう経緯かは知らないが、同性愛についての彼女の理解には、深い愛があるようだ。
それで、PVを見ていて思い出したんだけど、PVの中で彼女は片手の親指と人差し指で「○」を作り、それを自分の目に当てるパフォーマンスをおこなっている。これは、私が日本のクラブによく出入りしていた頃によく見た、Venus Fly Trappという日本人アーティストのパフォーマンスとほぼ同じなのだ。ここで共通するのが、彼女はドラッグクィーンだから、同性愛コミュニティを支持しているだろうということ。
しかし、そのパフォーマンスはそんなに凝ったものではないし、誰でも思いつきそうな感じ。でも、ひょんなところでつながった彼女たちのパフォーマンスに対し、同性愛コミュニティでよく知られたパフォーマンスなのか、なんなのかという素朴な疑問が私の中にフッと湧いた。Venus Fly Trappさんとは2回ほど話したことがあって、自分で「あたしドラッグクィーンなの」と言っていた。その存在感は抜群で、主に新宿CODEでよく見かけたが、最後に見たのは台場のほうのCUBE326というクラブのオープニングパーティに招待されたときだった。
いやぁ。あの頃のトランス全盛期が懐かしい。上海のクラブで、クールでアッパーなトランスを流すクラブを私は知らない。誰か知ってたら教えてください…。この前、私の中の最後の砦であろう、上海のDragongClubに行ったら、選曲はまあまあだったけど、メリハリない感じで想像と違った。まあこれはそのときのDJによる問題が大きいのだろうけど。
2010年02月13日
春節が・・・
内戦が始まりました。
爆竹すんごい。危ない。でも、おもろい。って感じでしょうか。
あんまり朝早くはやめてね。いや、ホント危ない。毎年死人も出てるくらいなんで、特にデカい花火をやるときは発射方向くらい気にして欲しいですね。
普通にマンションの壁とか窓までに火の粉当たってるんで。夜は濃霧のように花火や爆竹の煙が充満します。フフフ。こういうときこそレーザーの出番さ。しっかしホント中国人はこういうの好きだなぁ。文化の違うを知るって楽しい。
それと、最近、このブログの写真が私のところがら見れない。自分アップロードしても、ブログに掲載された実際の写真を確認できない。日本の友達に聞いたら、日本からは見れているという。なんてこった。中国からは、ライブドアブログの画像も検索禁止対象になったのか??やめてほしいなぁ。こういう事情で最近は写真をアップしてないんです。
爆竹すんごい。危ない。でも、おもろい。って感じでしょうか。
あんまり朝早くはやめてね。いや、ホント危ない。毎年死人も出てるくらいなんで、特にデカい花火をやるときは発射方向くらい気にして欲しいですね。
普通にマンションの壁とか窓までに火の粉当たってるんで。夜は濃霧のように花火や爆竹の煙が充満します。フフフ。こういうときこそレーザーの出番さ。しっかしホント中国人はこういうの好きだなぁ。文化の違うを知るって楽しい。
それと、最近、このブログの写真が私のところがら見れない。自分アップロードしても、ブログに掲載された実際の写真を確認できない。日本の友達に聞いたら、日本からは見れているという。なんてこった。中国からは、ライブドアブログの画像も検索禁止対象になったのか??やめてほしいなぁ。こういう事情で最近は写真をアップしてないんです。
2010年02月08日
日本料理屋「ふたご庵」のレビュー
たまに日本料理屋に行く。
上海の日本料理屋は食べ飲み放題のシステムが多く、だいたいが150元くらい。値段がリーズナブルだから、それなりってことはもちろんある。でも、不味けりゃ行かないし、サービス悪すぎてもダメ。150元なりに納得できる範囲で味とサービスを提供するのが、今の上海の日本料理屋の仕事ってところだろうか。
4回目だろうか。というか懲りずに4回も…。この前も行った日本料理屋「ふたご庵」の味はなかなかいいけれど、いつも料理が遅い。遅すぎる。中国人の友達も遅いと認める遅さだ。極めて遅い、というか実は店側の作戦だろうとみんなの意見が一致した。それというのも、最初の注文の多くは普通のスピードで出てくるのに、それ以降のコストが高いものに関してはことごとく遅く、何回も催促してやっと少し出てくるのだけど、刺身1人前の分量を細切れにして3人前と言いながら出してくる。
この前なんかは、1回目の刺身の注文以降、2回目はもう「売り切れました」と来たので、仲間はその店員のセリフを聞いて呆れ顔というか怒りながら笑っていた…。まあ、鮮魚はなるべくその日のうちに売り切りたいだろうし、たまには早い時間に無くなっても仕方ないけれど、毎回毎回は異常だ。しかも、聞かないといつまでたっても何も言いに来ない。こっちから確認しないと、注文したものが来るのか来ないのかすらわからないわけだ。もしかして、そういうゲームかも?
やはりこれは店の作戦だろうということで、全員一致での判決が下った。もう2度と来店しないという判決が。中国人の店長に「もう来ないから」と言ってもよかったんだけど、言うのを忘れた。なんでわざわざ言うのか。これからのお客さんのために、少しは改善するかもしれないという淡い期待があったからだ。しかし、そういう期待というのは、今までの経験からしてすべて粉砕されてきたわけで、今回は例外かもしれない、という期待さえも持ってはいけないという、なんとも信用したくても難しい「中国専用ハート」が、すでに生まれて住み着いている。
これは日本ハートとは隣人のようで、どうも同居が難しい。パソコンに異なるOSをデュアルブートしているような状態だろうか。ウィンドウズだけだったのが、リナックスも住み着いてしまったのだ。いや、別にリナックスが悪いという話では決してないのだけど…。
逆に、サービスと質が安定しているのが、日本料理「栄」だ。味とか、調理の仕方もなかなか教育されてることがわかる。注文したものは、ほぼ必ず持ってきてくれるしスピードも適度に速い。「栄」は、こういうところで信用得ているので、日本人客が何年も途絶えていないのだろうし、新規開店からも長く、未だにこの上海での日本料理激戦区で生き残っている。でも、金融危機の影響もあり、日本完全帰国者がドカーンといなくなったことで、栄のみならず、その他日本料理店からは日本人の影が少し薄くなった気がする。それに加え、中国人もどんどん日本料理を食べるようになってきているわけだから、中国人の来店者数が増えていることも、日本料理店から日本人が減ったと感じることへの要因なのだろう。
安心して注文できる店。注文をしても本当に来るのか不安になる店。同じような料金なら、どちらの店に行きたいかは明らかなところだろう。ちなみに、「ふたご庵」は双子の姉妹がやっていることは割と知られているけど、お姉さんは日本にいると店長が言っていた。なぜかいつもハイヒールで店に出ている店長は妹で、彼女は东莞人だ。注文したものが来なくても「没問題」な優しい人は、どうぞ「ふたご庵」に貢献してあげてください。
上海の日本料理屋は食べ飲み放題のシステムが多く、だいたいが150元くらい。値段がリーズナブルだから、それなりってことはもちろんある。でも、不味けりゃ行かないし、サービス悪すぎてもダメ。150元なりに納得できる範囲で味とサービスを提供するのが、今の上海の日本料理屋の仕事ってところだろうか。
4回目だろうか。というか懲りずに4回も…。この前も行った日本料理屋「ふたご庵」の味はなかなかいいけれど、いつも料理が遅い。遅すぎる。中国人の友達も遅いと認める遅さだ。極めて遅い、というか実は店側の作戦だろうとみんなの意見が一致した。それというのも、最初の注文の多くは普通のスピードで出てくるのに、それ以降のコストが高いものに関してはことごとく遅く、何回も催促してやっと少し出てくるのだけど、刺身1人前の分量を細切れにして3人前と言いながら出してくる。
この前なんかは、1回目の刺身の注文以降、2回目はもう「売り切れました」と来たので、仲間はその店員のセリフを聞いて呆れ顔というか怒りながら笑っていた…。まあ、鮮魚はなるべくその日のうちに売り切りたいだろうし、たまには早い時間に無くなっても仕方ないけれど、毎回毎回は異常だ。しかも、聞かないといつまでたっても何も言いに来ない。こっちから確認しないと、注文したものが来るのか来ないのかすらわからないわけだ。もしかして、そういうゲームかも?
やはりこれは店の作戦だろうということで、全員一致での判決が下った。もう2度と来店しないという判決が。中国人の店長に「もう来ないから」と言ってもよかったんだけど、言うのを忘れた。なんでわざわざ言うのか。これからのお客さんのために、少しは改善するかもしれないという淡い期待があったからだ。しかし、そういう期待というのは、今までの経験からしてすべて粉砕されてきたわけで、今回は例外かもしれない、という期待さえも持ってはいけないという、なんとも信用したくても難しい「中国専用ハート」が、すでに生まれて住み着いている。
これは日本ハートとは隣人のようで、どうも同居が難しい。パソコンに異なるOSをデュアルブートしているような状態だろうか。ウィンドウズだけだったのが、リナックスも住み着いてしまったのだ。いや、別にリナックスが悪いという話では決してないのだけど…。
逆に、サービスと質が安定しているのが、日本料理「栄」だ。味とか、調理の仕方もなかなか教育されてることがわかる。注文したものは、ほぼ必ず持ってきてくれるしスピードも適度に速い。「栄」は、こういうところで信用得ているので、日本人客が何年も途絶えていないのだろうし、新規開店からも長く、未だにこの上海での日本料理激戦区で生き残っている。でも、金融危機の影響もあり、日本完全帰国者がドカーンといなくなったことで、栄のみならず、その他日本料理店からは日本人の影が少し薄くなった気がする。それに加え、中国人もどんどん日本料理を食べるようになってきているわけだから、中国人の来店者数が増えていることも、日本料理店から日本人が減ったと感じることへの要因なのだろう。
安心して注文できる店。注文をしても本当に来るのか不安になる店。同じような料金なら、どちらの店に行きたいかは明らかなところだろう。ちなみに、「ふたご庵」は双子の姉妹がやっていることは割と知られているけど、お姉さんは日本にいると店長が言っていた。なぜかいつもハイヒールで店に出ている店長は妹で、彼女は东莞人だ。注文したものが来なくても「没問題」な優しい人は、どうぞ「ふたご庵」に貢献してあげてください。
2010年01月20日
上海新居生活スタート
数々のトラブルに巻き込まれながらも、ようやく新居生活がスタートした。今回の部屋はけっこう気に入っていて、地下鉄の駅からは徒歩15分ほどと、やや遠いものの、部屋は今までで一番いい感じ。
間取りはいつもと同じ1LDKで広さは約70平米ある。日本の感覚からしたら、一人で住むにはかなり広いだろう。もっとも、この上海においても、狭いわけでもなく、一人では十分過ぎる広さだ。バルコニーも広く、4人くらいでパーティができそうな感じ。夏にゆっくりビールでも飲みながら過ごすには最適だろう。
今回の特にいいところは、大きなデスクがあること。3人で仕事ができそうなくらいのL字型のデスクで広々と使えているが、さすがにこれは持て余す。でも、本やDVD、予備のノートPCを置いたら、なんとなくちょうどいい感じで収まった。また、前回にも書いたが、ベッドが大きく、ナント、横になっても足が出ない…。オマエの足が足が短いんだろうというツッコミはなしで、横でも寝られる大きさのベッドというのは初めてだ。普通に縦に寝たときは、大の字になっても指先がベッドから出ない。まあ、横で寝ることはないんだけど、あまり意味のない初体験ながらもなんとなく驚いた。
床は白い艶々のタイルなので綺麗だし掃除もしやすい。大家もようやく給湯器を買い換えてくれ、新品になった。エアコンも買ってくれて、ようやく快適になった。シャワーも前の部屋とはうってかわって日本レベルの水圧になり、シャワールームは少し狭いものの、シャワーの時間が苦痛ではなくなった…。
今現在、残っているトラブルは水漏れだけで、シャワールームの壁から少し水漏れしていたので、修理の人が壁の一部をぶっこわして直しているところだ。どうやら水道管から引き入れているパイプの素材がよくないようで、一部のパイプを交換してみたものの、まだ水漏れは解消されていない。後日に再度修理に来ることになっているが、果たしていつ完全に直るかはわからない。
で、引越しが日曜日に完了して、翌日の月曜日にネットに接続できるようになったんだけど、こんなに早いサービスは上海に来てから初めてのことだ。上海のネットユーザーの多くは中国電信(チャイナテレコム)というプロバイダを使っているが、今回は部屋の事情で有線通というプロバイダにした。
日本で例えると、ジェイコムのような存在で、有線テレビ事業者でありネット回線の提供もしている。これはADSLとは違うので、同じ時間帯に接続しているユーザーが多ければ多いほど回線のスピードは遅くなる。だが、使ってみると快適で、中国電信よりも遥かに接続速度が速い。例えばこのブログに上海からアクセスすると、完全に表示されるまで10秒とか20秒とかかかっていたんだけど、有線通にしてから2、3秒で表示される。まだ管轄エリアの有線通の契約ユーザーが少ないので、贅沢に回線を使えているということなのだろうか。
しかもこの有線通は月額120元と、中国電信よりも20元安い。20元といえば日本円で300円ちょいなので大きい額ではないけど、上海の物価と毎月の面倒な請求を考えると20元はウレシイ差だ。で、なぜ有線通を選んだかというと、私が住んでいるところは中国電信が使えないようなのだ。
私が住んでいるところは、中国海軍の家族が住むところで、一般の住居とは少し違う。中国海軍といっても、どうやら幹部クラスへの無料貸与の家らしく、貸与であり持ち主は中国国家なので売却はできない。だから自分で住んでもいいのだけど、賃貸として貸し出しているようだ。
この賃貸物件はかなりの穴場だと思う。地域の不動産屋をいくつも回ったが、ここを紹介してくれたのは1件だけ。その不動産屋は大家から鍵をもらっていたので、他の不動産屋には情報を流していなかったのかもしれない。同じ地域のほその他賃貸物件は古いものが多く、私の部屋より家賃が高くてもあまりよろしくない部屋ばかりだった。やはり上海で賃貸物件を探すときはじっくり見たほうがいい。
今回、引越しに関してとてもお世話になった中国人に深く感謝したい。部屋の契約は全部一人でやったのだけど、トラブルの件で大家と多くの時間を使い、ややこしい交渉をなんとか進めていけたのはその人のお陰だ。
間取りはいつもと同じ1LDKで広さは約70平米ある。日本の感覚からしたら、一人で住むにはかなり広いだろう。もっとも、この上海においても、狭いわけでもなく、一人では十分過ぎる広さだ。バルコニーも広く、4人くらいでパーティができそうな感じ。夏にゆっくりビールでも飲みながら過ごすには最適だろう。
今現在、残っているトラブルは水漏れだけで、シャワールームの壁から少し水漏れしていたので、修理の人が壁の一部をぶっこわして直しているところだ。どうやら水道管から引き入れているパイプの素材がよくないようで、一部のパイプを交換してみたものの、まだ水漏れは解消されていない。後日に再度修理に来ることになっているが、果たしていつ完全に直るかはわからない。
で、引越しが日曜日に完了して、翌日の月曜日にネットに接続できるようになったんだけど、こんなに早いサービスは上海に来てから初めてのことだ。上海のネットユーザーの多くは中国電信(チャイナテレコム)というプロバイダを使っているが、今回は部屋の事情で有線通というプロバイダにした。
しかもこの有線通は月額120元と、中国電信よりも20元安い。20元といえば日本円で300円ちょいなので大きい額ではないけど、上海の物価と毎月の面倒な請求を考えると20元はウレシイ差だ。で、なぜ有線通を選んだかというと、私が住んでいるところは中国電信が使えないようなのだ。
私が住んでいるところは、中国海軍の家族が住むところで、一般の住居とは少し違う。中国海軍といっても、どうやら幹部クラスへの無料貸与の家らしく、貸与であり持ち主は中国国家なので売却はできない。だから自分で住んでもいいのだけど、賃貸として貸し出しているようだ。
この賃貸物件はかなりの穴場だと思う。地域の不動産屋をいくつも回ったが、ここを紹介してくれたのは1件だけ。その不動産屋は大家から鍵をもらっていたので、他の不動産屋には情報を流していなかったのかもしれない。同じ地域のほその他賃貸物件は古いものが多く、私の部屋より家賃が高くてもあまりよろしくない部屋ばかりだった。やはり上海で賃貸物件を探すときはじっくり見たほうがいい。
今回、引越しに関してとてもお世話になった中国人に深く感謝したい。部屋の契約は全部一人でやったのだけど、トラブルの件で大家と多くの時間を使い、ややこしい交渉をなんとか進めていけたのはその人のお陰だ。
2010年01月12日
また引越し!
前回のブログに少し書いたんだけど、また引越しすることにした。
引越しの原因のひとつに、シャワーの問題があった。まずシャワーの水の量が少なすぎる。日本レベルの半分くらいだろうか。それでいてシャワー室の窓の密閉度が甘いもんだから、外気が少し入ってくるのでいくら熱めの温度で浴びても浴びてない部分はすぐに冷えてくる。
シャワーというのはひとつの楽しみというか、本来は快適な時間だと思うのだが、今の家に引越してからというもの、最速時間でシャワーを済ませることとなってしまっている。シャワーの時間がちっとも快適ではなく、つらい時間になっているのだ。
しかも、湯沸かし器もだいぶ古いので、動作が不安定になっている。湯沸かし器もどこもいじっていないのに、シャワーを浴びている最中、突然熱湯になったり冷水になったりするときがある。こうなると、仕方ないので、桶を持ってきてそこに熱すぎて浴びることのできない熱湯を溜め、ある程度溜まったらそこに冷水を入れて、それを少しずつ使い、また同じことを繰り返してなんとかシャワータイムをやり過ごすしかない。
今は真冬…。
この寒いときに、外気が入ってくるシャワールームでそんなことやっていればどのくらい寒いかは想像がつくと思う。寒くて震えるわけだ。大家にこのことを言ったら、半年前に修理したということ。しかし、それでも直っていないのを確認すると、湯沸かし器の調節つまみを上手く操作すれば大丈夫ということを言い出し、彼は30分くらい湯沸かし器をいじっていた。
私はそれを見ながら、もういいから新しいのに交換してくれよと心の中で泣いていた…。ま、実際に交換してくれと言ったのだけど、それは聞き入れられず、ガス流入の開放度を小さくすることでどうにか適温を確保できた。と、思ったのも束の間、何日かしたら、また同じ問題が発生してもうこれは直らないし、交換もしてくれないならこの状態がずっと続くし、私も疲れるし寒いし…とまったく中国的な問題なのだが、早々に引越しを決めた。勘弁してほしい。入居後、2ヶ月も経っていないのにだ。
で、今現在引越し中で、その先は今の家からタクシーで10分という近さ。相変わらず何件も部屋を見て、ようやく見つけたのが内装が新品の部屋。床、壁ともにホワイトでかなり綺麗な部屋だ。南向きのバルコニーも広く、例によって冷蔵庫・洗濯機・電子レンジ・大型クローゼットもついている。必見はベッドで、今までで最大であろう、キングサイズベッドだ(見た感じ)。
しかし…、またしてもしかしなのだ。引越し初日、何か音がすると思ってちょこちょこ音の発生源を探してみると、漏水しているではないか。トラブル来た!!!!早速出た!!!!
…ということで、発生源をよく見てみると、真新しいキッチン下の水道管から水滴がしたたり落ちている…。とりあえず騒いでも仕方がないので、まずは引越しで汚れた手を洗おうとお湯を出してみ…、出してみようとしたが出ない。湯沸かし器が作動しない。前回に部屋を見たときは作動したのにだ。
ガス管が開放されているのも確認したが、どうしても作動しない。しかしガスは出ている。なにかガス臭い!!湯沸かし器を観察してみた。ナント!!排気管がパックリ口を開けているではないか!!ということは、考えなくてもわかるけど、排気が全部室内に放出されているというわけで、中国ではこれが原因で毎年少なくない死人が出ているのだ。
殺す気か?これは重大な問題で、しかも内装が全部新しいので、これってただ工事がダメダメだったってことでしょう。こんなのアリエナイ!!と叫びたいところだが、ここは中国。想定外とは言えない上海在住暦2年の自分がいる。だけど、自分がこのトラブルに遭うとはあまり考えていなかった。毎年死人が出ることだけに、排気はちゃんと確認しようとは思っていたが、これにはまいった。
そんなこんなで、まだ引越しも完了していないうちにトラブル対応で困っている。快適な新居生活はいつになるのやら。
引越しの原因のひとつに、シャワーの問題があった。まずシャワーの水の量が少なすぎる。日本レベルの半分くらいだろうか。それでいてシャワー室の窓の密閉度が甘いもんだから、外気が少し入ってくるのでいくら熱めの温度で浴びても浴びてない部分はすぐに冷えてくる。
シャワーというのはひとつの楽しみというか、本来は快適な時間だと思うのだが、今の家に引越してからというもの、最速時間でシャワーを済ませることとなってしまっている。シャワーの時間がちっとも快適ではなく、つらい時間になっているのだ。
しかも、湯沸かし器もだいぶ古いので、動作が不安定になっている。湯沸かし器もどこもいじっていないのに、シャワーを浴びている最中、突然熱湯になったり冷水になったりするときがある。こうなると、仕方ないので、桶を持ってきてそこに熱すぎて浴びることのできない熱湯を溜め、ある程度溜まったらそこに冷水を入れて、それを少しずつ使い、また同じことを繰り返してなんとかシャワータイムをやり過ごすしかない。
今は真冬…。
この寒いときに、外気が入ってくるシャワールームでそんなことやっていればどのくらい寒いかは想像がつくと思う。寒くて震えるわけだ。大家にこのことを言ったら、半年前に修理したということ。しかし、それでも直っていないのを確認すると、湯沸かし器の調節つまみを上手く操作すれば大丈夫ということを言い出し、彼は30分くらい湯沸かし器をいじっていた。
私はそれを見ながら、もういいから新しいのに交換してくれよと心の中で泣いていた…。ま、実際に交換してくれと言ったのだけど、それは聞き入れられず、ガス流入の開放度を小さくすることでどうにか適温を確保できた。と、思ったのも束の間、何日かしたら、また同じ問題が発生してもうこれは直らないし、交換もしてくれないならこの状態がずっと続くし、私も疲れるし寒いし…とまったく中国的な問題なのだが、早々に引越しを決めた。勘弁してほしい。入居後、2ヶ月も経っていないのにだ。
で、今現在引越し中で、その先は今の家からタクシーで10分という近さ。相変わらず何件も部屋を見て、ようやく見つけたのが内装が新品の部屋。床、壁ともにホワイトでかなり綺麗な部屋だ。南向きのバルコニーも広く、例によって冷蔵庫・洗濯機・電子レンジ・大型クローゼットもついている。必見はベッドで、今までで最大であろう、キングサイズベッドだ(見た感じ)。
しかし…、またしてもしかしなのだ。引越し初日、何か音がすると思ってちょこちょこ音の発生源を探してみると、漏水しているではないか。トラブル来た!!!!早速出た!!!!
…ということで、発生源をよく見てみると、真新しいキッチン下の水道管から水滴がしたたり落ちている…。とりあえず騒いでも仕方がないので、まずは引越しで汚れた手を洗おうとお湯を出してみ…、出してみようとしたが出ない。湯沸かし器が作動しない。前回に部屋を見たときは作動したのにだ。
ガス管が開放されているのも確認したが、どうしても作動しない。しかしガスは出ている。なにかガス臭い!!湯沸かし器を観察してみた。ナント!!排気管がパックリ口を開けているではないか!!ということは、考えなくてもわかるけど、排気が全部室内に放出されているというわけで、中国ではこれが原因で毎年少なくない死人が出ているのだ。
殺す気か?これは重大な問題で、しかも内装が全部新しいので、これってただ工事がダメダメだったってことでしょう。こんなのアリエナイ!!と叫びたいところだが、ここは中国。想定外とは言えない上海在住暦2年の自分がいる。だけど、自分がこのトラブルに遭うとはあまり考えていなかった。毎年死人が出ることだけに、排気はちゃんと確認しようとは思っていたが、これにはまいった。
そんなこんなで、まだ引越しも完了していないうちにトラブル対応で困っている。快適な新居生活はいつになるのやら。
2010年01月11日
2010年中国語ブログ
たまに気が向いたときに中国語学習も兼ねて、中国語でブログを書くようにしている。今回で7回目くらいだろうか。中国語に興味がない人にはまったく面白くないブログになるのだが、まあたまにはいいでしょう。
大家好,我好没写了中文博客,上一次写的时候是应该半年前左右吧。
我来到上海后过了2年,已经到了2年!!
还是时间很快,应该人生也蛮快,所以一天一天要努力的。
上次我去过房产公司时,看见了一个标语。那是「今天不努力 明天努力找工作」
我看了很有意思,我觉得本来中国人是不努力的,应为对他们中国人来说,
在努力也我们日本人看他们的情况是,还是我们觉得中国人不努力。就是不能感觉努力的。
不过,最近越来越知道中国人会努力,有很多人有干劲。我朋友也有很多人优秀的人才。但是,他们的努力的方法是和我们日本人有点不一样,而且想法不一样,所以我就觉得只看表面的话比较不容易理解中国人的优秀的部分。
最近马上我搬家了,还是搬到虹口区这边,比现在住的房子好一点。因为那边是新装修,也有比较大的阳台,面积是60多个平方,还有白色的墙白色的地板!这个很舒服的地方。这么好房子也租金2500块钱,一般的话在那边找房子也太不容易找,虽然虹口区比较老地区之一个,找房子了一个月左右终于找到了好房子。
可是,还是发生了中国的问题。。。
我看房子时候开了热水器比较臭,改天再去看了我找到了有问题的地方,那是热水器上面的排气管的配件,那个排气管看起来正常的,但是看清楚就知道排气管断掉了!!所以原来热水器的煤气是一定要放在外面,可是全部放在房间了。。。想杀了我吗??真的受不了。
我看过新闻上的排气不好的事故,一般这样的事故是人死的,我的话也如果我这种事无所谓的人就真的可能我死了呀,看房子是房东和房产公司的人说,「没臭,臭也一般的,都是房间一样的,没问题。」。。。那时候我不相信他们的说话,因为我知道,一般中国人会骗别人,而且那个煤气味道是不是没办法的水平,我会知道危险度比较高的。所以改天我自己调查,真的有问题时打算告诉房东修理。
我上海人的朋友也说,这是太不好。虽然有个中国人优秀,好人,不过有个人还是不好。可是对他们来说,应该没有打算骗我,只麻烦或责任的意志很低,哪一个我觉得责任感的问题。有责任感的话那样的味道也为什么没对策了,为什么客户投诉了也没调查。我会知道了,中国的煤气事故之一个原因是这样的。我还不想死了。。。搬家时你们也担心一下。
大家好,我好没写了中文博客,上一次写的时候是应该半年前左右吧。
我来到上海后过了2年,已经到了2年!!
还是时间很快,应该人生也蛮快,所以一天一天要努力的。
上次我去过房产公司时,看见了一个标语。那是「今天不努力 明天努力找工作」
我看了很有意思,我觉得本来中国人是不努力的,应为对他们中国人来说,
在努力也我们日本人看他们的情况是,还是我们觉得中国人不努力。就是不能感觉努力的。
不过,最近越来越知道中国人会努力,有很多人有干劲。我朋友也有很多人优秀的人才。但是,他们的努力的方法是和我们日本人有点不一样,而且想法不一样,所以我就觉得只看表面的话比较不容易理解中国人的优秀的部分。
最近马上我搬家了,还是搬到虹口区这边,比现在住的房子好一点。因为那边是新装修,也有比较大的阳台,面积是60多个平方,还有白色的墙白色的地板!这个很舒服的地方。这么好房子也租金2500块钱,一般的话在那边找房子也太不容易找,虽然虹口区比较老地区之一个,找房子了一个月左右终于找到了好房子。
可是,还是发生了中国的问题。。。
我看房子时候开了热水器比较臭,改天再去看了我找到了有问题的地方,那是热水器上面的排气管的配件,那个排气管看起来正常的,但是看清楚就知道排气管断掉了!!所以原来热水器的煤气是一定要放在外面,可是全部放在房间了。。。想杀了我吗??真的受不了。
我看过新闻上的排气不好的事故,一般这样的事故是人死的,我的话也如果我这种事无所谓的人就真的可能我死了呀,看房子是房东和房产公司的人说,「没臭,臭也一般的,都是房间一样的,没问题。」。。。那时候我不相信他们的说话,因为我知道,一般中国人会骗别人,而且那个煤气味道是不是没办法的水平,我会知道危险度比较高的。所以改天我自己调查,真的有问题时打算告诉房东修理。
我上海人的朋友也说,这是太不好。虽然有个中国人优秀,好人,不过有个人还是不好。可是对他们来说,应该没有打算骗我,只麻烦或责任的意志很低,哪一个我觉得责任感的问题。有责任感的话那样的味道也为什么没对策了,为什么客户投诉了也没调查。我会知道了,中国的煤气事故之一个原因是这样的。我还不想死了。。。搬家时你们也担心一下。
2010年01月01日
上海より新年おめでとうございます。
新年明けましておめでとうございます。
今年の新年も上海で迎えるととなった。
もう2010年だ。2010年と言えば、SF映画にもあったくらいで、私が10代のころは何か未来な感じがしていたものだが、その頃に世間で色々と出されていた未来予想図までには、現在の科学進歩が追いついていないようだ。でも、こと上海に関しては、日本よりも未来的だと言えるようなものも多くある。上海に詳しい人じゃないとわからないけれど、私の好きな景色は、高架に乗っている時の静安寺近くにある華山路高架出口に向かって右側に見える夜の高層ビル群だ。浦東の高層ビル群も抜群にクール。それと、五角場中心にある馬鹿デカい楕円球状のLEDオブジェも素晴らしくきれいだ。
上海と東京を比べると、東京のほうがはるかに衛生的でマナーもよく静かだ。センスのいい店もたくさんあるし、細かいものを見てみると、上海ではそこらへんではなかなか売っていないような品質もセンスもいい商品が、東京ではどこでも買える。しかし、未来的なことで言えば、上海は東京より進んでいると思う。時速400キロで走行するリニアも実用化されているし、豪華でかっこいい高層ビルの数も東京をはるかに凌ぐ。電車の乗降も日本の「PASMO」より便利な交通カードが普及している。ただ、日本でももちろん100階建ての超高層ビルを作ることができるけど、建築物の法律規制や住宅事情もあり、そこまで高層ビルを建てる必要がないということも関係しているようだ。
上海の地下鉄構内には40インチくらいの薄型モニターが何台も設置されていて、TV広告や次に来る電車の時刻などがリアルタイムでデジタル表示されている。これなんかは、日本ではまだないんじゃないかと思う。電車に乗っても各車両の各入り口付近に薄型モニターが設置されていて、ここでも広告やニュースが放映されている。モニターといえば、上海では人が特に多い場所では、新宿アルタの屋外大型モニターと同じくらいかそれ以上の超大型モニターがいたるところに設置されている。たまに、「ここにもか!」と突っ込みたくなる。無駄に多い、という感じがしなくもない。
たしかに上海は東京よりも後発で発展しているだけに、より新しいものが導入されているのだろう。けれども、そこには中国人の柔軟な(ある意味テキトーな…)発想が活かされている結果でもあるんじゃないかと思う。中国政府は時に強力な規制をしているのだけど、それでも日本よりは、わりと自由な発展ぶりが伺えるのだ。
一昔前の未来予想図の中で描かれていて、唯一と言っていいほど実現し普及しているのが携帯電話だろう。携帯電話といえば、10年くらい前の携帯電話というか移動電話のような時代に、私の父親が契約してきて母とケンカしていたのを覚えている。あの頃の携帯電話は非常に高く、通話料もかなり高かったに違いない。普段、特に使いもしないのだろうから、そりゃ怒るだろう・・・。
その頃の移動電話はかなりデカく、自動車車載の移動電話をそのまま携帯用にした感じだった。一見してトランシーバなのか電話なのかよくわからない。中学生や高校生もよく使っていたポケベルの時代を経て、PHSの波が起き、少しずつ携帯電話も普及していたった。私もポケベルとPHSを使っていたが、あれよあれよという間に携帯電話の潮流にポケベルが消え、PHSユーザーも少なくなっていった。
当時のPHSのメリットは、多くの人が同時に接続してもつながりにくくなることが少ないということ、機械類への電磁波の影響は少ないので、医療機関などでも使用できることや、データ通信に向いているとこいうことだ。でも、現在ではデータ通信機能を強化したAUの独自ブランドやそれに歩を同じくする機種もすでに出ている。だから今の時代、PHSを使う人というのは、PHS攻略の一部のマニアか、携帯電話だと業務に支障がでる立場の人が多いんじゃないだろうか。
そこでふと心配になったのが、中国医療機関での携帯電話の使用実態だ。中国では日本よりも、マナーや環境意識の面では極めて遅れをとっていると言えると思う。だから、そういうことからして、病院勤務の中国人たちが、機器への影響を考慮して個人使用の携帯電話の利用を控えたり、病院側が厳禁しているとは考えにくい。一応、どこの病院も禁止しているかもしれないけど、電磁波の影響という目に見えにくいことを中国人が重大なことと認識するとはなかなか思えない。病院受付の人でも薬剤師でも、仕事中に普通にメールや通話をしている様を想像するほうが容易い、というか上海ではそれが一般的だと言われたほうが納得いく。
ただ、誤解してほしくないのが、中国人はマナーに関してあまりよくないことは確かだけども、私が見る限り、上海でのホワイトカラー層は特に向上意識が高く、マナーを大切にして社会生活をおくっている人も多い。赤信号で渡るというのはその範囲に入らないのだけど…。
2010年も元気にいきましょう!
今年の新年も上海で迎えるととなった。
もう2010年だ。2010年と言えば、SF映画にもあったくらいで、私が10代のころは何か未来な感じがしていたものだが、その頃に世間で色々と出されていた未来予想図までには、現在の科学進歩が追いついていないようだ。でも、こと上海に関しては、日本よりも未来的だと言えるようなものも多くある。上海に詳しい人じゃないとわからないけれど、私の好きな景色は、高架に乗っている時の静安寺近くにある華山路高架出口に向かって右側に見える夜の高層ビル群だ。浦東の高層ビル群も抜群にクール。それと、五角場中心にある馬鹿デカい楕円球状のLEDオブジェも素晴らしくきれいだ。
上海と東京を比べると、東京のほうがはるかに衛生的でマナーもよく静かだ。センスのいい店もたくさんあるし、細かいものを見てみると、上海ではそこらへんではなかなか売っていないような品質もセンスもいい商品が、東京ではどこでも買える。しかし、未来的なことで言えば、上海は東京より進んでいると思う。時速400キロで走行するリニアも実用化されているし、豪華でかっこいい高層ビルの数も東京をはるかに凌ぐ。電車の乗降も日本の「PASMO」より便利な交通カードが普及している。ただ、日本でももちろん100階建ての超高層ビルを作ることができるけど、建築物の法律規制や住宅事情もあり、そこまで高層ビルを建てる必要がないということも関係しているようだ。
上海の地下鉄構内には40インチくらいの薄型モニターが何台も設置されていて、TV広告や次に来る電車の時刻などがリアルタイムでデジタル表示されている。これなんかは、日本ではまだないんじゃないかと思う。電車に乗っても各車両の各入り口付近に薄型モニターが設置されていて、ここでも広告やニュースが放映されている。モニターといえば、上海では人が特に多い場所では、新宿アルタの屋外大型モニターと同じくらいかそれ以上の超大型モニターがいたるところに設置されている。たまに、「ここにもか!」と突っ込みたくなる。無駄に多い、という感じがしなくもない。
たしかに上海は東京よりも後発で発展しているだけに、より新しいものが導入されているのだろう。けれども、そこには中国人の柔軟な(ある意味テキトーな…)発想が活かされている結果でもあるんじゃないかと思う。中国政府は時に強力な規制をしているのだけど、それでも日本よりは、わりと自由な発展ぶりが伺えるのだ。
一昔前の未来予想図の中で描かれていて、唯一と言っていいほど実現し普及しているのが携帯電話だろう。携帯電話といえば、10年くらい前の携帯電話というか移動電話のような時代に、私の父親が契約してきて母とケンカしていたのを覚えている。あの頃の携帯電話は非常に高く、通話料もかなり高かったに違いない。普段、特に使いもしないのだろうから、そりゃ怒るだろう・・・。
その頃の移動電話はかなりデカく、自動車車載の移動電話をそのまま携帯用にした感じだった。一見してトランシーバなのか電話なのかよくわからない。中学生や高校生もよく使っていたポケベルの時代を経て、PHSの波が起き、少しずつ携帯電話も普及していたった。私もポケベルとPHSを使っていたが、あれよあれよという間に携帯電話の潮流にポケベルが消え、PHSユーザーも少なくなっていった。
当時のPHSのメリットは、多くの人が同時に接続してもつながりにくくなることが少ないということ、機械類への電磁波の影響は少ないので、医療機関などでも使用できることや、データ通信に向いているとこいうことだ。でも、現在ではデータ通信機能を強化したAUの独自ブランドやそれに歩を同じくする機種もすでに出ている。だから今の時代、PHSを使う人というのは、PHS攻略の一部のマニアか、携帯電話だと業務に支障がでる立場の人が多いんじゃないだろうか。
そこでふと心配になったのが、中国医療機関での携帯電話の使用実態だ。中国では日本よりも、マナーや環境意識の面では極めて遅れをとっていると言えると思う。だから、そういうことからして、病院勤務の中国人たちが、機器への影響を考慮して個人使用の携帯電話の利用を控えたり、病院側が厳禁しているとは考えにくい。一応、どこの病院も禁止しているかもしれないけど、電磁波の影響という目に見えにくいことを中国人が重大なことと認識するとはなかなか思えない。病院受付の人でも薬剤師でも、仕事中に普通にメールや通話をしている様を想像するほうが容易い、というか上海ではそれが一般的だと言われたほうが納得いく。
ただ、誤解してほしくないのが、中国人はマナーに関してあまりよくないことは確かだけども、私が見る限り、上海でのホワイトカラー層は特に向上意識が高く、マナーを大切にして社会生活をおくっている人も多い。赤信号で渡るというのはその範囲に入らないのだけど…。
2010年も元気にいきましょう!
2009年12月13日
上海タクシードライバー
この前、所用で南汇地区という上海の南のほうにあるエリアに行った。その時の移動のためにタクシーを使ったのだけど、予想外に小旅行となってしまった。タクシーに乗っていた時間は合計2時間くらいで、まあこれは騙されて思いっきり遠回りされたとかではなく、仕事上の不可抗力で2時間も使うハメになってしまったのだ。
タクシーに2時間乗ると、300元近くかかる。それでも日本円にして4,800円くらいだから、上海の物価水準を体で知らない日本人からしてみれば安い。日本だったら2万円(約1,250元)くらいかかるのだろうか。しかし、こちらの物価水準を知っていれば、安いとは感じないはずだ。
と、こんなことを書くと、上海に来たことのない人は、上海では何もかもが安くて簡単に何でも手に入ると思ってしまうかもしれない。安いものも多いが、実際には日本と同じくらいかそれ以上の値段のものもあるし、バリエーションが少ないとかの問題はあるけど、日本で買えるもののほとんどは上海でも買える。日本人は金持ちのイメージがいまだにあるようだけど、上海には日本人より金を持っている人なんかそこらじゅうにいる。
別の日の写真。万博を控え、タクシー内には日本語表示まである。
それで、タクシーの話だけど、2時間も乗っていたし年齢も近かったこともあり、色々と話がはずんだ。彼は上海人で、俗に言うイケメンタイプだ。タクシーに乗り込んでタバコを吸おうとゴソゴソやっていると、彼は私にパーラメントをくれた。2時間の小旅行はパーラメントではじまった。
彼は以前、上海のトップクラスの大学である旦大学に通う日本人の彼女がいたので、日本語は喋ることができないが日本文化はある程度理解しているようだった。すでにその彼女とは別れたそうで、今は結婚しているとのこと。それじゃあ、真面目にタクシードライバーして家族を養っているのかなと思いきや、少し違っていた。
彼は友達に電話すると、今晩の予定について話していた。「とりあえずクラブへ行ってから3時にホテルへ行こうか」と彼が喋っているものだから、奥さんと一緒に遊ぶものだと思って聞いてみると、違う女性と遊ぶらしい。しかも男2人と女性2人だ。これは…。このノリからして、男女4人でホテルへ行くとなるとやることは一つなわけで、なんで奥さんがいるのに、そうなるのか聞いてみた。
彼が言うには、やはり自由でいたいということだった。「食べ物だってそうだろ?君たち日本料理の寿司は俺も好き。でも、寿司だって毎日食べてたんじゃ飽きちゃうよ。それと女性は同じことだと思うんだ。」と、持論を説いていた。なるほど、わからなくもないが、4人でとはちと大胆だ。それに、奥さんはこのことを知らないのかと聞くと、知っているという。そりゃすごい…。
女性はどこで見つけるのかと聞くと、ナンパだそうだ。てっきりクラブ(踊るほうの)でナンパするのかと思いきや、日本人のように路上で声をかけるのだそう。複数の中国人の友達から、普通、中国人はナンパをしないと聞いていたし、上海の路上でナンパしている光景なんか見たことなかったから少し驚いたとともに感心した。でも、最近の中国人にはこういう人が多いのかと聞くと、増えてきたというわけではなく、一部の人だと思うよ、ということを言っていた。
なんでクラブでナンパしないのかと聞いてみた。クラブにいる女性は基本的に遊びなれてるし、金持ちの女が多い。金持ちの女は金持ちの男しか相手にしないし、金持ちの女でなくても、日本人やその他外国人じゃないと相手にしない女性も多いとのこと。私も上海に来てからすぐにわかったことだけど、クラブにいる女性は容姿の面でレベルが高い。どこの国でもこれは同じか。
でも、奥さんにもばれてるのに、なんで奥さんは何か言わないのと聞いたら、「何も言わないよ。仕方ないと諦めているみたいだよ。でも、悪いと思ってるんだ。」奥さんに悪いということだなと思ったらこれが違う。彼は「俺は奥さん以外の女とHをしたら、いつも後悔してるよ。」と言う。後悔するならしなければいいことだが、こういうことも、男の性に含まれることなのだろう。
彼は、「後悔しながら思うんだ。中国よ、中国人よ、申し訳ない。」…。なんだそりゃ。私は笑いながら聞いていた。よくわからないが、彼は中国全体に対して、中国人としての誇りを高く持っていたいが、個人的にそんなことをしているものだから、後ろめたく、中国人としてみんなに申し訳ない気持ちになるらしい。どうやら、欲望と愛国心の矛盾からくる葛藤のようだ。
それで、そんな話も含めて2時間くらい話していたものだから、けっこう仲良くなった。タクシーを降りるときは少し名残惜しい感じもしたが、「再見」と言つつ別れた。上海でタクシーに乗ったとき、色々とストーリーができあがる。日本ではできない気軽なコミュニケーションは楽しく、そして中国語の勉強にも大いに役立っている。
タクシーに2時間乗ると、300元近くかかる。それでも日本円にして4,800円くらいだから、上海の物価水準を体で知らない日本人からしてみれば安い。日本だったら2万円(約1,250元)くらいかかるのだろうか。しかし、こちらの物価水準を知っていれば、安いとは感じないはずだ。
と、こんなことを書くと、上海に来たことのない人は、上海では何もかもが安くて簡単に何でも手に入ると思ってしまうかもしれない。安いものも多いが、実際には日本と同じくらいかそれ以上の値段のものもあるし、バリエーションが少ないとかの問題はあるけど、日本で買えるもののほとんどは上海でも買える。日本人は金持ちのイメージがいまだにあるようだけど、上海には日本人より金を持っている人なんかそこらじゅうにいる。
別の日の写真。万博を控え、タクシー内には日本語表示まである。
彼は以前、上海のトップクラスの大学である旦大学に通う日本人の彼女がいたので、日本語は喋ることができないが日本文化はある程度理解しているようだった。すでにその彼女とは別れたそうで、今は結婚しているとのこと。それじゃあ、真面目にタクシードライバーして家族を養っているのかなと思いきや、少し違っていた。
彼は友達に電話すると、今晩の予定について話していた。「とりあえずクラブへ行ってから3時にホテルへ行こうか」と彼が喋っているものだから、奥さんと一緒に遊ぶものだと思って聞いてみると、違う女性と遊ぶらしい。しかも男2人と女性2人だ。これは…。このノリからして、男女4人でホテルへ行くとなるとやることは一つなわけで、なんで奥さんがいるのに、そうなるのか聞いてみた。
彼が言うには、やはり自由でいたいということだった。「食べ物だってそうだろ?君たち日本料理の寿司は俺も好き。でも、寿司だって毎日食べてたんじゃ飽きちゃうよ。それと女性は同じことだと思うんだ。」と、持論を説いていた。なるほど、わからなくもないが、4人でとはちと大胆だ。それに、奥さんはこのことを知らないのかと聞くと、知っているという。そりゃすごい…。
女性はどこで見つけるのかと聞くと、ナンパだそうだ。てっきりクラブ(踊るほうの)でナンパするのかと思いきや、日本人のように路上で声をかけるのだそう。複数の中国人の友達から、普通、中国人はナンパをしないと聞いていたし、上海の路上でナンパしている光景なんか見たことなかったから少し驚いたとともに感心した。でも、最近の中国人にはこういう人が多いのかと聞くと、増えてきたというわけではなく、一部の人だと思うよ、ということを言っていた。
なんでクラブでナンパしないのかと聞いてみた。クラブにいる女性は基本的に遊びなれてるし、金持ちの女が多い。金持ちの女は金持ちの男しか相手にしないし、金持ちの女でなくても、日本人やその他外国人じゃないと相手にしない女性も多いとのこと。私も上海に来てからすぐにわかったことだけど、クラブにいる女性は容姿の面でレベルが高い。どこの国でもこれは同じか。
でも、奥さんにもばれてるのに、なんで奥さんは何か言わないのと聞いたら、「何も言わないよ。仕方ないと諦めているみたいだよ。でも、悪いと思ってるんだ。」奥さんに悪いということだなと思ったらこれが違う。彼は「俺は奥さん以外の女とHをしたら、いつも後悔してるよ。」と言う。後悔するならしなければいいことだが、こういうことも、男の性に含まれることなのだろう。
彼は、「後悔しながら思うんだ。中国よ、中国人よ、申し訳ない。」…。なんだそりゃ。私は笑いながら聞いていた。よくわからないが、彼は中国全体に対して、中国人としての誇りを高く持っていたいが、個人的にそんなことをしているものだから、後ろめたく、中国人としてみんなに申し訳ない気持ちになるらしい。どうやら、欲望と愛国心の矛盾からくる葛藤のようだ。
それで、そんな話も含めて2時間くらい話していたものだから、けっこう仲良くなった。タクシーを降りるときは少し名残惜しい感じもしたが、「再見」と言つつ別れた。上海でタクシーに乗ったとき、色々とストーリーができあがる。日本ではできない気軽なコミュニケーションは楽しく、そして中国語の勉強にも大いに役立っている。
2009年12月05日
上海の虹口区へ引越し
引越しが終わった。今回の引越しは、以前に住んでいた虹口区というところへの引越しで、直前に住んでいた長寧区とはけっこう離れていて、電車で30分くらいのところだ。1年半ほど前には虹口の東宝興路というところに住んでいた。だから、虹口の事情はだいたいわかっていて、虹口もやっぱり人が多いけど、なんとなくほのぼのしていて、おいしい料理店が多いし、ほどよく賑やかな雰囲気がけっこう好きなのだ。
それで、今はどんな部屋に住んでいるかというと、20階建てくらいのマンションに住んでいる。今回もかなり部屋探しをして、わりと納得できる部屋を探し当てた。電車の駅から徒歩5分ほどのところで、南向きなうえに目の前がけっこう開けているので太陽の光がさんさんと入り込む。前の家は地下鉄駅の真上でかなり便利だったのだけど、日のあたり具合がいまいちだった。今回、お日様要件はクリアだ。
部屋の間取りは1LDKで60平米くらい。前の部屋よりはグレードを落としたけど、そのかわり家賃が安くなり、日本円で15,000円ほどのコストダウンに成功した。不満な点をあえて言えば、テレビが液晶ではないのと、ベッドがダブルからセミダブルになったということくらいなのだが、日本の生活水準からしてみれば贅沢な不満なので、別にどうということではない。
普段、私はテレビをあまり見ないこともあって、ブラウン管だろうが液晶だろうがかまわないのだけど、ブラウン管だとデカイので場所をとる。そうするとリビングが少しだけ狭く感じるというか、圧迫感があるので、できれば液晶がいいなというだけのことであって、嗜好品という観点から見たテレビ本体の質そのものに不満があるわけじゃない。部屋をすっきり使いたい派ということなのだ。
だいたい映像を見るときというのは、ネットで見ている。私の好きな「ワンピース」でも「ナルト」や「ブリーチ」にしろ、日本で放送したその日にユーチューブのよう動画検索サイトで見ることができる。映像も綺麗で、ダウンロード形式ではないので快適に見られるし、途中で映像が止まってしまうということも滅多にない。一応、日本からもアクセスができるようだけど、見ることができない映像もあるようだ。ちなみに、このような中国のサイトは、ユーチューブと違って基本的に2時間近くの映画でも1度に見ることができる。
でも、著作権元には迷惑な話で、新しい映画もDVDが出た途端に無料で見れてしまうんだから、著作権も何もない。それでも、こういうすごく人気があるサイトがいくつかあって、アクセス数もものすごいもんだから、映像の枠外に大手企業の広告がいつも掲載されている。広告側からしてみてば、細かいことはいいから、とにかく広告効果があればいいということなのだろうか。
話は引越しに戻るけど、今回も引越し費用は安く、貨物タクシーと一般タクシーを1回ずつ使って140元(約2,200円)という安さで済んだ。まあ、それに加えて不動産屋に仲介手数料をいくらか払ったのだけど、家賃が安くなったので、実質的に荷物運搬代だけで済んだということだ。日本ならヤマトの単身引越しプランで早期割引とかのディスカウントをフルに使っても16,800円(1,000元ちょっと)だ。でも、平日のみなので、土日の引越しならもっと高いのだろう。
それと、今の場所に決めたのは駅に近く、外資系大型スーパーがあるという要素が大きかった。カルフールよりももっとたくさんの惣菜があるし、フロアもカルフールよりきれいな感じがする。これで、生活用品や食料ももっと気軽に快適に買いにいける。
上海には菜場と言う市場もいたるところにあり、新鮮な野菜や肉・魚が売っていたりするけど、その鮮度は以外とまちまちだったりするし、普通は値段も書いていないから面倒と言えば面倒で、その点、値段もたいして変わらないスーパーなら、いちいち値段を聞いて買うということもないからスムースなのだ。かえってスーパーのほうが安い場合もあるから、市場が一番安いということでもない。…と、そんなこんなで、今日も楽しく暮らしている。
それで、今はどんな部屋に住んでいるかというと、20階建てくらいのマンションに住んでいる。今回もかなり部屋探しをして、わりと納得できる部屋を探し当てた。電車の駅から徒歩5分ほどのところで、南向きなうえに目の前がけっこう開けているので太陽の光がさんさんと入り込む。前の家は地下鉄駅の真上でかなり便利だったのだけど、日のあたり具合がいまいちだった。今回、お日様要件はクリアだ。
部屋の間取りは1LDKで60平米くらい。前の部屋よりはグレードを落としたけど、そのかわり家賃が安くなり、日本円で15,000円ほどのコストダウンに成功した。不満な点をあえて言えば、テレビが液晶ではないのと、ベッドがダブルからセミダブルになったということくらいなのだが、日本の生活水準からしてみれば贅沢な不満なので、別にどうということではない。
普段、私はテレビをあまり見ないこともあって、ブラウン管だろうが液晶だろうがかまわないのだけど、ブラウン管だとデカイので場所をとる。そうするとリビングが少しだけ狭く感じるというか、圧迫感があるので、できれば液晶がいいなというだけのことであって、嗜好品という観点から見たテレビ本体の質そのものに不満があるわけじゃない。部屋をすっきり使いたい派ということなのだ。
だいたい映像を見るときというのは、ネットで見ている。私の好きな「ワンピース」でも「ナルト」や「ブリーチ」にしろ、日本で放送したその日にユーチューブのよう動画検索サイトで見ることができる。映像も綺麗で、ダウンロード形式ではないので快適に見られるし、途中で映像が止まってしまうということも滅多にない。一応、日本からもアクセスができるようだけど、見ることができない映像もあるようだ。ちなみに、このような中国のサイトは、ユーチューブと違って基本的に2時間近くの映画でも1度に見ることができる。
でも、著作権元には迷惑な話で、新しい映画もDVDが出た途端に無料で見れてしまうんだから、著作権も何もない。それでも、こういうすごく人気があるサイトがいくつかあって、アクセス数もものすごいもんだから、映像の枠外に大手企業の広告がいつも掲載されている。広告側からしてみてば、細かいことはいいから、とにかく広告効果があればいいということなのだろうか。
話は引越しに戻るけど、今回も引越し費用は安く、貨物タクシーと一般タクシーを1回ずつ使って140元(約2,200円)という安さで済んだ。まあ、それに加えて不動産屋に仲介手数料をいくらか払ったのだけど、家賃が安くなったので、実質的に荷物運搬代だけで済んだということだ。日本ならヤマトの単身引越しプランで早期割引とかのディスカウントをフルに使っても16,800円(1,000元ちょっと)だ。でも、平日のみなので、土日の引越しならもっと高いのだろう。
それと、今の場所に決めたのは駅に近く、外資系大型スーパーがあるという要素が大きかった。カルフールよりももっとたくさんの惣菜があるし、フロアもカルフールよりきれいな感じがする。これで、生活用品や食料ももっと気軽に快適に買いにいける。
上海には菜場と言う市場もいたるところにあり、新鮮な野菜や肉・魚が売っていたりするけど、その鮮度は以外とまちまちだったりするし、普通は値段も書いていないから面倒と言えば面倒で、その点、値段もたいして変わらないスーパーなら、いちいち値段を聞いて買うということもないからスムースなのだ。かえってスーパーのほうが安い場合もあるから、市場が一番安いということでもない。…と、そんなこんなで、今日も楽しく暮らしている。
2009年11月24日
日本→上海 日本未就業リスク
上海に来てもう2年が経つ。
上海2年目というのはまだまだ初心者の域だと思う。私の周りにいる人の中では、年齢が近くても中国5年目以上の人もけっこういる。長く中国にいる人というのは意外にも比較的女性が多く、7年とか8年もいる人に会うと少し驚く。
私と同じような年齢で中国に7年とか8年もいる人というのは、20代前半から来ているわけだから、日本での就業経験が無いか、ほとんどないという可能性が高い。中国に来る目的は人それぞれであって他人がとやかく言うことではないが、日本での就業経験がほとんど無いというのはある意味で大きなリスクでもある。
私がこんなことを言わなくても、当人たちは必ずそういうことを言われたことがあると思う。他人からそういうことを言われている場面も何回も見た。だけど、本人たちはそんなことをわかっているうえで、そういうリスクを負う可能性も考慮したうえで中国行きを決断したのだろうと思う。
私の知り合いに、日本での就業経験がまったく無い女性がいる。彼女はこの上海で立派に生きている。しかしやはり日本流のビジネスマナーだとか、ビジネスでの上下関係の意識というか実際のやり方を学べていないようだ。この点を学ぶには日本の企業の中で働くか、とにかくビジネスシーンで多くの日本人と直接交流する必要があるだろう。
しかしそもそも日本流のビジネスマナーができたところで、それがどうしたと言えなくもない。一生日本企業で働くのならそれは必須と言えるだろうが、外国で揉まれながら働く人たちにとっては、日本企業がすべてではなく、多くの企業国籍のなかのひとつ、という位置づけになっていてもおかしくないのだから、その国で生きていけるマナーを身に付ければいい話だ。
とは言ってみても、日本人ビジネスマンとして知らなければいけないことはある。やはり海外へ出ても、何かと日系企業と関わるし、年上の人とも接することも大事だ。そういうときに、ビジネスシーンでなくても、日本人が日本人たる相手との息づかい的な配慮がなければ、それは失礼に当たってしまう。相手と自分の位置関係を考慮した言葉使い。その言葉は適切なのかどうか。こう書いてみるとなんだか細かいことだが、実際の会話でこういうことができないと、本人にはまったく悪気がなくても「なんだコイツは」ということになってしまう。
しかし、実際にそうなるかどうかは個人の努力次第で、日本での就業経験がなくて、たくさんの本を読み、この上海で日本流ビジネスマナーを実践していくこともできる。例えば、ある有名企業の総経理が私にこんな話をしてくれた。「この前、20代の男性に酒をついであげたら、待ってました!と言われたんだよ。待ってましたじゃないだろうと叱ってやったよ。」
酒を注がれた男性の言葉に特に悪い意味はなかったのだろうし、本人からしてみれば叱られることか?と思ったかもしれない。何も考えてない一言だったのだろうと思う。でも、その総経理と彼では20歳は年が違うし、社会的立場も違う。酒の席で社会的立場がどうのこうのは要らないのだけど、自分から酒を注がないで、そういう人に対して開口一番に「待ってました」は、やはりまずいだろうと思った。
上下関係にこだわらない人なら何も言わないかもしれないが、この場合、もっと別の言葉で注がれた嬉しさを表現すべきだろう。実は私もこの総経理に失言をしてしまい、叱られたことがある。そんなとき、その場で注意してくれる方というのはとてもありがたい。注意されたその瞬間は反感もないこともなかったのだけど、よく考えてみれば確かに失礼に当たると納得できたし、自分の考えていることをストレートに出すことが必ずしもいいことではないということを再確認できた。
そんなコミュニケーションというのは、日本人コミュニティの中で育まれる要素が大きいし、ビジネスの場でもなるべく円滑な交流をしていくにはこういうようなことに何回もぶち当たってやっていくしかないのだろうと思う。つまり、日本での就業経験が無いということは、こういうことを学ぶ機会が少なかったということでもあるわけで、それなりに自己研磨していなければ、アウトサイダーな日本人となる可能性がある。
日本での就業そのものが重要ではなく、そんな日本人としての心というか、日本人ビジネスマンとしての精神というか配慮をある程度知っていることが大切であり、それを体で学ぶ機会が日本での就業経験だと思う。多くの人がアドバイスする日本未就業のリスクというのはそんな点が大きいのではないのだろうか。
リスクリスクと言うけれど、そんなリスクも跳ね除け、今日もこの上海で元気に前進している人たちとも楽しくやっている。
上海2年目というのはまだまだ初心者の域だと思う。私の周りにいる人の中では、年齢が近くても中国5年目以上の人もけっこういる。長く中国にいる人というのは意外にも比較的女性が多く、7年とか8年もいる人に会うと少し驚く。
私と同じような年齢で中国に7年とか8年もいる人というのは、20代前半から来ているわけだから、日本での就業経験が無いか、ほとんどないという可能性が高い。中国に来る目的は人それぞれであって他人がとやかく言うことではないが、日本での就業経験がほとんど無いというのはある意味で大きなリスクでもある。
私がこんなことを言わなくても、当人たちは必ずそういうことを言われたことがあると思う。他人からそういうことを言われている場面も何回も見た。だけど、本人たちはそんなことをわかっているうえで、そういうリスクを負う可能性も考慮したうえで中国行きを決断したのだろうと思う。
私の知り合いに、日本での就業経験がまったく無い女性がいる。彼女はこの上海で立派に生きている。しかしやはり日本流のビジネスマナーだとか、ビジネスでの上下関係の意識というか実際のやり方を学べていないようだ。この点を学ぶには日本の企業の中で働くか、とにかくビジネスシーンで多くの日本人と直接交流する必要があるだろう。
しかしそもそも日本流のビジネスマナーができたところで、それがどうしたと言えなくもない。一生日本企業で働くのならそれは必須と言えるだろうが、外国で揉まれながら働く人たちにとっては、日本企業がすべてではなく、多くの企業国籍のなかのひとつ、という位置づけになっていてもおかしくないのだから、その国で生きていけるマナーを身に付ければいい話だ。
とは言ってみても、日本人ビジネスマンとして知らなければいけないことはある。やはり海外へ出ても、何かと日系企業と関わるし、年上の人とも接することも大事だ。そういうときに、ビジネスシーンでなくても、日本人が日本人たる相手との息づかい的な配慮がなければ、それは失礼に当たってしまう。相手と自分の位置関係を考慮した言葉使い。その言葉は適切なのかどうか。こう書いてみるとなんだか細かいことだが、実際の会話でこういうことができないと、本人にはまったく悪気がなくても「なんだコイツは」ということになってしまう。
しかし、実際にそうなるかどうかは個人の努力次第で、日本での就業経験がなくて、たくさんの本を読み、この上海で日本流ビジネスマナーを実践していくこともできる。例えば、ある有名企業の総経理が私にこんな話をしてくれた。「この前、20代の男性に酒をついであげたら、待ってました!と言われたんだよ。待ってましたじゃないだろうと叱ってやったよ。」
酒を注がれた男性の言葉に特に悪い意味はなかったのだろうし、本人からしてみれば叱られることか?と思ったかもしれない。何も考えてない一言だったのだろうと思う。でも、その総経理と彼では20歳は年が違うし、社会的立場も違う。酒の席で社会的立場がどうのこうのは要らないのだけど、自分から酒を注がないで、そういう人に対して開口一番に「待ってました」は、やはりまずいだろうと思った。
上下関係にこだわらない人なら何も言わないかもしれないが、この場合、もっと別の言葉で注がれた嬉しさを表現すべきだろう。実は私もこの総経理に失言をしてしまい、叱られたことがある。そんなとき、その場で注意してくれる方というのはとてもありがたい。注意されたその瞬間は反感もないこともなかったのだけど、よく考えてみれば確かに失礼に当たると納得できたし、自分の考えていることをストレートに出すことが必ずしもいいことではないということを再確認できた。
そんなコミュニケーションというのは、日本人コミュニティの中で育まれる要素が大きいし、ビジネスの場でもなるべく円滑な交流をしていくにはこういうようなことに何回もぶち当たってやっていくしかないのだろうと思う。つまり、日本での就業経験が無いということは、こういうことを学ぶ機会が少なかったということでもあるわけで、それなりに自己研磨していなければ、アウトサイダーな日本人となる可能性がある。
日本での就業そのものが重要ではなく、そんな日本人としての心というか、日本人ビジネスマンとしての精神というか配慮をある程度知っていることが大切であり、それを体で学ぶ機会が日本での就業経験だと思う。多くの人がアドバイスする日本未就業のリスクというのはそんな点が大きいのではないのだろうか。
リスクリスクと言うけれど、そんなリスクも跳ね除け、今日もこの上海で元気に前進している人たちとも楽しくやっている。
2009年11月12日
上海での日本酒フェア
先日、浦東にあるシャングリラホテルで開催された日本酒フェアに行ってきた。上海では多くの日本料理屋があって、日本のお酒は色々飲めるけど、やっぱり日本とは違う。だから興味本位で本当は一人でふらっと行こうと思っていたんだけど、飲み友の映像関係製作会社の社長も行くというので、彼の友達のコンサル会社を経営している人と3人で行ってきた。
この上海で土曜日だというのに、エントランスはスーツ率の高いビジネスマンが多い。日本人以外の外国人も多く、東京にある一流ホテルの様子と変わらなかった。
会場に着いたのはスタート直後だということもあり、人はまばら。20社ほどの酒造会社が出展してただろうか。日本酒フェアと言いつつ、焼酎もたくさんあり、焼酎好きの私にはありがたかった。どれから飲んでみようかと嬉しい悩みが出たが、とにかく飲んだことの無い酒は片っ端から飲むことにした。
<写真 : 会場の様子>
どこもだいたい有名なところが出展していた。例を挙げると、日本酒の「黄桜」、白瀧酒造の「上善如水」、音響焼酎の「れんと」、梅酒のCHOYA、焼酎全般取り扱いの宝酒造、濱田酒造などなど。中でも「上善如水」はボトルデザインがずいぶん良くなっていたうえに、純米吟醸に変更となっていた。以前がなんだったか忘れたが、美味しくなったのだろう。私も好きな日本酒のひとつだ。にもお酒メーカー以外にも、上海蟹を原料とした上海蟹せんべいを売り出している会社や、クラブ(ダンスのほうの)、レストランやホテルも経営する会社も来ていた。
どのメーカーのお酒も美味しかった。各メーカーともにいくつかの種類を用意してたのだけど、2、3種類あるなかで高いグレードのものは試飲できないというブースばかりだった。目の前に飾っておいてそりゃないだろうとがっかりで、お金に余裕があるときならば買うかもしれないし、せっかく来た人たちに今のうちに飲ませたほうがいいんじゃないかと思った。
私は昼飯を食べていなかったので、5種類ほど飲んだら酔っ払ってしまった。そうこうしている間に人が多くなってきて、知っている人とも6人くらい会った。今回の主催はウェネバー上海という、上海で最大級の日本語情報雑誌で、ここの社長と話せたのがひとつの収穫だった。色々と話は聞いていたものの、ご本人とはお会いしたことが無かった。5分くらい会話したのだけど、そのとき、ちょうど会場がうるさかったのと私が酔っていて、もともと回転の遅い頭がさら鈍くになっていたことで、どうも聞きたいことを聞けなかった。
以前、私が日本の友人を連れて行った焼酎バーの店長とも偶然に会った。私の友人のことも覚えてくれていて、その後どうだという話になった。たぶんこれを読んでいるであろうT君は、上海にも自分のことを気遣ってくれる人がたくさんいることを知っていただきたいと、ここにあえて書いてみよう。
それで、1時間くらいすると、なにやら利き酒大会をやると発表があった。イベント事に行くとよく会うウェネバー上海のMさんに半ば無理やり出場させられた。大会の内容は、5種類の酒の種類を当てるというもの。当初は銘柄を当てるのなんか難しいなぁと思っていたのだけど、実は、日本酒・麦焼酎・黒糖焼酎・芋焼酎・米焼酎の5種類をすべて当てればよいというものだった。
これならけっこう簡単だから、正解者が多いんだろうと思ったら、なんと私と日本料理屋「仁清」のジェネラルマネージャーの2人だけの正解だった…。参加者は30人くらいだっただろうか。中国人もある程度参加していたようだから、日本人だけで20人の参加者だとしても1割の正解率だ。私より年上の人もけっこう参加してたのに、みんな意外とわからないんものなんだと、自分が正解した喜びとかよりもそっちのほうが驚いたというかしみじみ実感。私の場合は5種類を試飲した後、ほぼ間違いないだろうと自信があったから、尚のこと多くの人もわかるんだろうなと思った。
こういう事実からして、単純に考えると居酒屋で飲んでる人の10人中9人は、特に焼酎の種類に関してよくわかっていない可能性が高いということだろう。たしかに「あんまりよくわからない」という声は聞く。しかし、私だって毎日飲んでるわけじゃないし、特にマニアでもなんでもない。お酒は好きだが、それは人と飲むお酒が好きなのであって、一人で飲んでもあまり楽しくない。
お酒だけに凝ることはなく、私にとってのお酒は、人と交流するときの一つの重要なツールのような位置づけかもしれない。だからお酒を飲むときというのは、だいたい週末、人と会うときに飲むくらいだ。まあ、ごくたまには一人で小さな焼き鳥屋や、おじちゃんがやってるような昔ながらの居酒屋のカウンターで飲むというのは好きだ。
それで、利き酒大会で正解したものだから、再びみんなの前に出されて賞品の大口酒造製芋焼酎製「黒伊佐錦」をいただいた。リーズナブルながら美味しい芋焼酎のひとつだ。と、もらったからプチ宣伝。この焼酎は上海奈賀伊食品有限公司さん(現地tel 6239-5980)を通して上海でも買えるそう。
この上海で土曜日だというのに、エントランスはスーツ率の高いビジネスマンが多い。日本人以外の外国人も多く、東京にある一流ホテルの様子と変わらなかった。
会場に着いたのはスタート直後だということもあり、人はまばら。20社ほどの酒造会社が出展してただろうか。日本酒フェアと言いつつ、焼酎もたくさんあり、焼酎好きの私にはありがたかった。どれから飲んでみようかと嬉しい悩みが出たが、とにかく飲んだことの無い酒は片っ端から飲むことにした。
<写真 : 会場の様子>
どこもだいたい有名なところが出展していた。例を挙げると、日本酒の「黄桜」、白瀧酒造の「上善如水」、音響焼酎の「れんと」、梅酒のCHOYA、焼酎全般取り扱いの宝酒造、濱田酒造などなど。中でも「上善如水」はボトルデザインがずいぶん良くなっていたうえに、純米吟醸に変更となっていた。以前がなんだったか忘れたが、美味しくなったのだろう。私も好きな日本酒のひとつだ。にもお酒メーカー以外にも、上海蟹を原料とした上海蟹せんべいを売り出している会社や、クラブ(ダンスのほうの)、レストランやホテルも経営する会社も来ていた。
どのメーカーのお酒も美味しかった。各メーカーともにいくつかの種類を用意してたのだけど、2、3種類あるなかで高いグレードのものは試飲できないというブースばかりだった。目の前に飾っておいてそりゃないだろうとがっかりで、お金に余裕があるときならば買うかもしれないし、せっかく来た人たちに今のうちに飲ませたほうがいいんじゃないかと思った。
私は昼飯を食べていなかったので、5種類ほど飲んだら酔っ払ってしまった。そうこうしている間に人が多くなってきて、知っている人とも6人くらい会った。今回の主催はウェネバー上海という、上海で最大級の日本語情報雑誌で、ここの社長と話せたのがひとつの収穫だった。色々と話は聞いていたものの、ご本人とはお会いしたことが無かった。5分くらい会話したのだけど、そのとき、ちょうど会場がうるさかったのと私が酔っていて、もともと回転の遅い頭がさら鈍くになっていたことで、どうも聞きたいことを聞けなかった。
以前、私が日本の友人を連れて行った焼酎バーの店長とも偶然に会った。私の友人のことも覚えてくれていて、その後どうだという話になった。たぶんこれを読んでいるであろうT君は、上海にも自分のことを気遣ってくれる人がたくさんいることを知っていただきたいと、ここにあえて書いてみよう。
それで、1時間くらいすると、なにやら利き酒大会をやると発表があった。イベント事に行くとよく会うウェネバー上海のMさんに半ば無理やり出場させられた。大会の内容は、5種類の酒の種類を当てるというもの。当初は銘柄を当てるのなんか難しいなぁと思っていたのだけど、実は、日本酒・麦焼酎・黒糖焼酎・芋焼酎・米焼酎の5種類をすべて当てればよいというものだった。
これならけっこう簡単だから、正解者が多いんだろうと思ったら、なんと私と日本料理屋「仁清」のジェネラルマネージャーの2人だけの正解だった…。参加者は30人くらいだっただろうか。中国人もある程度参加していたようだから、日本人だけで20人の参加者だとしても1割の正解率だ。私より年上の人もけっこう参加してたのに、みんな意外とわからないんものなんだと、自分が正解した喜びとかよりもそっちのほうが驚いたというかしみじみ実感。私の場合は5種類を試飲した後、ほぼ間違いないだろうと自信があったから、尚のこと多くの人もわかるんだろうなと思った。
こういう事実からして、単純に考えると居酒屋で飲んでる人の10人中9人は、特に焼酎の種類に関してよくわかっていない可能性が高いということだろう。たしかに「あんまりよくわからない」という声は聞く。しかし、私だって毎日飲んでるわけじゃないし、特にマニアでもなんでもない。お酒は好きだが、それは人と飲むお酒が好きなのであって、一人で飲んでもあまり楽しくない。
お酒だけに凝ることはなく、私にとってのお酒は、人と交流するときの一つの重要なツールのような位置づけかもしれない。だからお酒を飲むときというのは、だいたい週末、人と会うときに飲むくらいだ。まあ、ごくたまには一人で小さな焼き鳥屋や、おじちゃんがやってるような昔ながらの居酒屋のカウンターで飲むというのは好きだ。
それで、利き酒大会で正解したものだから、再びみんなの前に出されて賞品の大口酒造製芋焼酎製「黒伊佐錦」をいただいた。リーズナブルながら美味しい芋焼酎のひとつだ。と、もらったからプチ宣伝。この焼酎は上海奈賀伊食品有限公司さん(現地tel 6239-5980)を通して上海でも買えるそう。
2009年11月07日
四川大地震チャリティコンサートと打ち上げ
日本で「広報ウ−マンネット」という女性広報に特化したウェブ運営をされている日本人女性とお会いした。彼女は作詞家・小説家でもあり、CHAGE&ASKAのCHAGEやアニメ「テニスの王子様」などに関わってきた人。今回、彼女と、彼女の会社の社長が、上海で四川大地震のチャリティコンサートを主催したので、そこに呼ばれて行ってきた。
でも結局はコンサートには行けず、打ち上げに参加させていただいた。今回の上海コンサートでの参加アーティストは、爆風スランプでも有名なサンプラザ中野くん、GYPSY QUEEN、GeNe、中島満雄、鐘荘というメンツだった。初めて知った方もいたが、打ち上げでみなさんと話して普段の顔を見れたのでTVで見ているのとは違う顔を見れてよかった。
私が10代の頃に聴いていた爆風スランプの曲「ランナー」などは誰もが知ってる曲であり、そのヴォーカルがサンプラザ中野くん。当時は名前がサンプラザ中野だったけど、最近改名してサンプラザ中野くんになった。彼によると、画数の問題で、2画増やすとよいらしいということで、「くん」がただ単におもしろいからという理由で付けたと言っていた。また、TVでは黒いサングラスだが、お会いしたときはブルーのメガネをしていた。
今でこそ彼の曲を聴く機会は減ったものの、当時はよく聴いていたし、まさか上海で会えるとは思ってもみなかった。しかも隣で一緒に酒を飲みながら話せたというのが嬉しい。彼はベジタリアンで、盛んにおにぎりの具にこだわっていて、おかかも肉類が入っているからダメとういうことで梅干おにぎりばかりを食べていたのが印象的だった。
参加者の中で、「金は腐るほどありますから」と言っていた人がいた。そんな発言を現実にする人にはじめて会った。その言い方は、だから俺はすごいんだ、偉いんだという意味ではなく、そのお金で色々新しいことにトライもしてるしできている、という意味の会話だった。語弊がないように書くが、お金が無ければ新しいことをできないということではない。腐るほどいうのは、5千万や1億じゃないだろう。よほど贅沢な暮らしをしなければ、一人身なら5億円以上あればとりあえず「腐るほど」と言えるんじゃないだろうか。
彼はお金だけで人とのつながりは作らないという。私もそれには大賛成だ。金・ビジネス目当てだけの人とは信頼関係なんか気づけないし、そういう人はいつもどこかよそよそしくしているし、自分のビジネスに得がないとなったとたんに消えていく。
GeNeというバンドはビジュアル系で、打ち上げ時に服こそ私服で着ていたが髪はほぼそのまんま。ビジュアル系丸出しの彼らと酒を飲むのは楽しく、わりと話も合ったので色々聞いてみた。彼らがビジュアル系にしているのは、個人的な趣味ではなくウケのためだという。時代の流れで将来的にほかのスタイルがウケそうだとなればスタイルの切り替えも考えているとのこと。こういうやり方はマニアから一部批判的な声もあるが、これはこれでいいんじゃないかと思う。好きで音楽やっているのだろうが、完全な趣味でやっているわけでもないだろうし、売れなきゃ続けるのも難しいだろうから。
北京・上海のイベント会社と、日本側が関わったイベントのようだったので、打ち上げだけでも50人くらいはいた気がする。その打ち上げは、私がよく行く「串庵」という居酒屋でやってくれたので、家に近くて助かった。当初は、彼らが宿泊している北外灘のホテル付近でやるようなことを聞いていたので、かなり遠くて少し気が滅入っていたのだ。北外灘とは同じ外灘でも有名な観光名所の外灘(バンド)の地点とはかなり北方向に離れている。夜中の1時くらいからの打ち上げだからタクシーしかないし、私の家からタクシーで早くても30分以上はかかるだろう。
意外なところで、上海で有名なワハハ本舗所属芸人のねんど大介さんも参加していた。ねんどさんが何をしていたのか知らないが、司会か盛り上げるためか参加したのかもしれない。ねんどさんと会うのは2回目だったが、精力的に活動されているようで、一時は舞台を日本へという噂もあったが、中国を拠点とすることに決めたと言っていた。
話は戻り、今回のイベントを主催した会社の社長は、衝撃緩衝材などの製造・販売をしている会社に勤務経験があり、その経緯でプチプチに関する歌、「プチプチなのなの」をリリースしている。よくお菓子や精密機器などの包装材として使われている、指でプチプチ潰せるアレだ。あのプチプチを歌にするんだからすごい。歌を聴いたら声質と楽曲のユーモアさもあり、けっこうハマルし、本人からしてプチプチを歌うのにとてもマッチしている可愛らしい方だ。でも代表取締役なんだから、けっこうなやり手。
と、そんなこんなで、実に色々な人に会えた一夜だった。その日もおおいに刺激を受け、いいパワーをもらった。ハッピーでエキサイティングな上海に乾杯だ。

私が10代の頃に聴いていた爆風スランプの曲「ランナー」などは誰もが知ってる曲であり、そのヴォーカルがサンプラザ中野くん。当時は名前がサンプラザ中野だったけど、最近改名してサンプラザ中野くんになった。彼によると、画数の問題で、2画増やすとよいらしいということで、「くん」がただ単におもしろいからという理由で付けたと言っていた。また、TVでは黒いサングラスだが、お会いしたときはブルーのメガネをしていた。
今でこそ彼の曲を聴く機会は減ったものの、当時はよく聴いていたし、まさか上海で会えるとは思ってもみなかった。しかも隣で一緒に酒を飲みながら話せたというのが嬉しい。彼はベジタリアンで、盛んにおにぎりの具にこだわっていて、おかかも肉類が入っているからダメとういうことで梅干おにぎりばかりを食べていたのが印象的だった。
参加者の中で、「金は腐るほどありますから」と言っていた人がいた。そんな発言を現実にする人にはじめて会った。その言い方は、だから俺はすごいんだ、偉いんだという意味ではなく、そのお金で色々新しいことにトライもしてるしできている、という意味の会話だった。語弊がないように書くが、お金が無ければ新しいことをできないということではない。腐るほどいうのは、5千万や1億じゃないだろう。よほど贅沢な暮らしをしなければ、一人身なら5億円以上あればとりあえず「腐るほど」と言えるんじゃないだろうか。
彼はお金だけで人とのつながりは作らないという。私もそれには大賛成だ。金・ビジネス目当てだけの人とは信頼関係なんか気づけないし、そういう人はいつもどこかよそよそしくしているし、自分のビジネスに得がないとなったとたんに消えていく。
GeNeというバンドはビジュアル系で、打ち上げ時に服こそ私服で着ていたが髪はほぼそのまんま。ビジュアル系丸出しの彼らと酒を飲むのは楽しく、わりと話も合ったので色々聞いてみた。彼らがビジュアル系にしているのは、個人的な趣味ではなくウケのためだという。時代の流れで将来的にほかのスタイルがウケそうだとなればスタイルの切り替えも考えているとのこと。こういうやり方はマニアから一部批判的な声もあるが、これはこれでいいんじゃないかと思う。好きで音楽やっているのだろうが、完全な趣味でやっているわけでもないだろうし、売れなきゃ続けるのも難しいだろうから。
北京・上海のイベント会社と、日本側が関わったイベントのようだったので、打ち上げだけでも50人くらいはいた気がする。その打ち上げは、私がよく行く「串庵」という居酒屋でやってくれたので、家に近くて助かった。当初は、彼らが宿泊している北外灘のホテル付近でやるようなことを聞いていたので、かなり遠くて少し気が滅入っていたのだ。北外灘とは同じ外灘でも有名な観光名所の外灘(バンド)の地点とはかなり北方向に離れている。夜中の1時くらいからの打ち上げだからタクシーしかないし、私の家からタクシーで早くても30分以上はかかるだろう。
意外なところで、上海で有名なワハハ本舗所属芸人のねんど大介さんも参加していた。ねんどさんが何をしていたのか知らないが、司会か盛り上げるためか参加したのかもしれない。ねんどさんと会うのは2回目だったが、精力的に活動されているようで、一時は舞台を日本へという噂もあったが、中国を拠点とすることに決めたと言っていた。
話は戻り、今回のイベントを主催した会社の社長は、衝撃緩衝材などの製造・販売をしている会社に勤務経験があり、その経緯でプチプチに関する歌、「プチプチなのなの」をリリースしている。よくお菓子や精密機器などの包装材として使われている、指でプチプチ潰せるアレだ。あのプチプチを歌にするんだからすごい。歌を聴いたら声質と楽曲のユーモアさもあり、けっこうハマルし、本人からしてプチプチを歌うのにとてもマッチしている可愛らしい方だ。でも代表取締役なんだから、けっこうなやり手。
と、そんなこんなで、実に色々な人に会えた一夜だった。その日もおおいに刺激を受け、いいパワーをもらった。ハッピーでエキサイティングな上海に乾杯だ。