その場のその場で環境や条件が違うので、やはり地元の方々が、どういうところに気をつけて観察・撮影をしているのか?聞いて参考にするのはとても良いことだと思います。郷に入れば郷に従えとうやつです。
しかし、同時に「ローカルルール」という概念に少し違和感も覚えました。
それは、たとえば某霊園のように、餌付けや舞台設営が横行し、有名カメラマンがそれを否定するどころか、指南しているような場所では、悪しき行為がローカルルールとして定着してしてしまう恐れがあるからです。
集団で餌付けをしているようなところでは「撮りたいなら餌をもってこい」とか「餌代をカンパしろ」というような呆れた言動もあると聞きます。
なので、そもそもマナーって何だ?ルールって何だ?と再考してみると、「何に対してのマナーなのか?」というのに数種類あることに気が付きました。
自然全体へのマナー
ごみを持ち帰る。下草をなるべく踏み荒らさない。環境を改変しない。採集は控える。など
野鳥へのマナー
巣へ近づかない。静かに行動する。餌付けしない。適度な距離を保つ。ストロボを使用しない。1羽の鳥を大勢で取り囲まない。など
人や場所へのマナー
人の邪魔になるような場所では三脚を広げない。農地に入らない。民家に双眼鏡やカメラを向けない。神社、仏閣、霊園、庭園などは本来は自然観察が目的の場として作られたわけではないということを考慮する。喫煙は人から離れた場所で。駐車禁止の場所でなくても、他人の迷惑にならないように駐車する。など
観察者・撮影者へのマナー
観察や撮影をしているところに走り寄らない。観察や撮影している人の前に出ない。観察や撮影機会が公平になるように譲り合う。など
まだまだ色々あると思いますが、このように「何に対してのマナーなのか?」を考えていくと、どれも大切なことで、全部満たさないと正しい観察、正しい撮影とは言えないと思います。
なのでローカルルールは、上記の基本的なマナーを満たした上で、さらにその場所の特徴を盛り込んだものが正しいローカルルールとなるわけで、「ここは餌付けオッケーだよ」とか「水場を作ってツミ雛の水浴びを囲んで撮りましょう!」というローカルルールはぜったいに在り得ないのです。












