野原から

自然の中に生きる野鳥を自然のままに・・・。

ICレコーダーによる調査の準備

タイマー録音による調査を長期間行う場合、ネックとなるのが電池の持ちです。

使用するICレコーダーは単4電池1本で駆動するものなので、録音可能時間も限られてしまいます。
以前にもブログ記事にしましたが、これを単1電池で駆動できるように改造して、より長時間録音できるようにしています。

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今までプラモデルのメーカーである「タミヤ」の単1電池ボックスを使用していましたが、電池が外れやすいなど、ちょっと不満な点がありました。
今回ネットで見つけたLinkmanというメーカーの電池ボックスは電池をしっかり抱え込む構造になっているので容易に外れませんし、安価でしたし、ちょうど良い長さのリード線が配線済みでしたので、これを購入しました。

木材の丸棒を単4電池の長さに切って電池ダミーを作り、リード線を両端の電極につなぐだけです。
単4電池も単1電池も電圧は同じですので、原理としてはこれで問題なく動き、電池容量だけ十数倍にできることになります。

しかし、今までこの方式でタイマー録音してきて、たまにメモリーカードの読み込み不良が起こり、録音失敗することもありました。
メモリーカードの読み込みエラーがどうして起こるのか?正確にはわかりませんが、レコーダー本体がメモリーカードを認識しにいくときに、どうも瞬発的に電圧か電流のどちらかを必要とするようなので、今回は電流電圧テスターを購入して、電圧が電極にちゃんと伝わっているか?なども調べながら慎重に作りました。

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今日までに21台のレコーダー電池ボックス改造が完成しました。

この他に現在野外でテスト中の1台ともう1台を合わせると全部で23台となります。
これら21台もできる限りテストしてから実戦投入する予定です。

まだこれからレコーダーを入れるケースの改造や防風スポンジ・ジャマーやケースに貼るラベルなども作らなければなりません。
20台以上だと、けっこう作業が大変です。

しかし今日までに本体の準備がおおむね終わったので、ミゾゴイが飛来する時期までには、なんとか間に合いそうです。


野外録音の感動

きのうは『タイマー録音の面白さ』という記事を書きました。たった1日で相反する内容を書いてしまいますが、やはり野鳥録音の最大の魅力はフィールドにあります。

野鳥の声のゴールデンタイムは日の出前後。この時間帯に現地で味わう感動は、タイマー録音には無いものです。

先日、山でクマタカ成鳥が鳴きながら頭上を飛んでいった時も感動しました。
そして今朝は小雨が降っていたのですが、日の出時刻にトラフズクが鳴き交わしていました。
トラフズクの声を生で聞いたのは初めてです。
その声の美しさ!。高い声と低い声で鳴き交わすトラフズクの声がステレオで聞こえてくる!。こういった感動はフィールドでしか味わえません。

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↑トラフズク鳴き交わし
低い方の声はミゾゴイにも似ています。高い方が雄で低い方が雌なのでしょうか?

タイマー録音は長期間のデータ収集を機械がやってくれるので、生息確認や「いつころから鳴き始めるか?」など生態の解明に役立ちます。
タイマーで鳥を見つけて現地に行ってみる、というパターンもありますし、逆に現地で鳥を見つけてから「繁殖してるのか?」とタイマーで長期的に調べて確認するというパターンもあります。

ということで、どちらにしても野鳥録音は楽しいものです!

タイマー録音の面白さ

やっと確定申告が終ってホッとしています。

毎年期限ぎりぎりの3月15日に税務署の長蛇の列に並んで提出します。
順番を待つ時間は、連日の寝不足と「あと少しで終わる!」という安堵の気持ちとで、体がふんわり浮いているような感覚です。そして、この1年を振り返ったり、自分の人生を振り返ったり、あるいは「結局みんなギリギリなんだねぇ」と周りの人に妙な連帯感を感じたり、あるいは周りの人を観察して「どの人が納税で、どの人が還付か?」などを想像したりしながら過ごします。

ところが、電子申告が普及したからなのか?今年は税務署に長蛇の列がありませんでした。
わずか数分で提出が終わってしまいました。
長蛇の列に並ぶ時間が無いと、なんだか確定申告が終わった気がしません。つまらない世の中になったものだと思いました。

さて、私が会計作業で野鳥観察に出かけられない約1ヶ月の間にも、タイマーレコーダーはしっかり野鳥の声を記録してくれています。
そして、それらの声には「いよいよ繁殖期だ!」というメッセージが込められているように感じます。


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↑3月11日 フクロウ雄
この鳴き方は初めて知りました。典型的な「ゴロスケホッホ」のあとに「ホッ ウッ ホッ ウッ ホッ ウッ」というような単発の声が続きます。
子育て時期に聞くフクロウ雄の「ウォッ フォッ フォッ フォッ」というバルタン星人のような声とも違うと思います。
これは求愛や求交尾など雄が雌に対して鳴いてるのではないか?と想像しています。
この日の翌日も同じ鳴き方が入っていました。

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↑3月16日 キジバト雄
この鳴き方も繁殖期だけに聞きます。典型的な「デーデー ポッポー」に続いて「コーワ コーワ コーワ コーワ」という鳴き方になります。
この「コーワ コーワ」鳴きは地元公園で目撃したことがあります。雄が首を上下に振りながら「コーワ コーワ」と鳴き、そして雌の背中に乗ろうとしては雌に拒否されてました。「コーワ コーワ」をしばらく続けてから、いざ乗りかかろうとするときは「プン!」というキジバトのオナラ鳴きをしていました。
求愛と求交尾なのはほぼ間違いないだろうと思います。

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↑3月9日 トラツグミ
2800ヘルツくらいの高音で鳴く個体と、1500ヘルツくらいのトラツグミとしては低音で鳴く個体が鳴き交わしているように聞こえます。
これは雄雌の鳴き交わしなのか?その可能性もあるだろうと思います。

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↑3月19日 ヤマドリ ヘッドフォンかイヤホンでないと聴こえないと思います。

やっぱりいるんだ!。ずっとヤマドリに会いたいと思っているのですが、日の出前に現地に行っても、まだ見たことも聞いたこともありません。私がいると警戒してしまうのかな?。
タイマー録音だと鳥は警戒しないので、すごく自然な状態の声を録音できますし、場合によってはレコーダーの直近で鳴いてくれることもあるので、タイマー録音にはメリットが多いです。
そして何より、日の出前後の野鳥ゴールデンタイムに複数個所で記録できるなど、一人の観察者のフィールドワークでは得られない情報量を得ることができます。

このタイマー録音を絶滅危惧種や希少種の生息調査に使ったら、かなり大きな成果が得られるだろうと思います。

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今年、研究助成金をいただけることになり、ミゾゴイ、オオコノハズク、コノハズク、フクロウ、アオバズク、ヨタカなど、主に夜鳴く鳥の調査をすることになりました。

タイマーレコーダーを20台購入し、全部で25台ほどを稼働させる予定です。


最近の野鳥写真

越冬期から繁殖期へと移っていく季節なので、本当はいろいろな鳥の鳴き方の変化を確認しに山へ行きたいのですが、毎年恒例の確定申告前の缶詰状態で、行くことができません・・・。

観察できるのは仕事の合間、短時間のみです。

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↑↓ホオアカ
前は毎週のようにデジスコの光軸調整をして、より良い画質を得ようとしていましたが、最近は光軸もクリアランスも超適当になっていました。
久しぶりに調整すると、やっぱり写りがいい気がします。

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↑別の日に同じ場所に同じ個体がいました。

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↑ジョウビタキ雌もホオアカの場所のすぐ近くにいつもいます。

今期河原歩きのテーマは生きているトラフズクを見つけることなのですが、なかなか見つけられません・・。
しかし、この日は河原で猛禽3種類を見ることができました。
ノスリは遠かったですが、チョウゲンボウとオオタカは近かった!

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↑チョウゲンボウ雌

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↑オオタカ
オオタカは20メートルくらいの距離で出会って、一瞬凝視されましたが、じっとしていたらその後は周りをキョロキョロ見て、私のことは無視のようでした。
ある程度写真を撮ったあとは、スコープでずっと姿を眺めていたのですが、本当に美しく、かっこいい!。

ヘッドフォンSONY MDR-CD900-STの修理

私が愛用しているヘッドフォンはSony MDR-900STですが、音楽製作のころからなので、もう10年以上使用していたことになります。

最近スピーカー・ハウジングのところのケーブルが断線ぎみになってきて、そろそろ寿命だなぁ・・・という感じになってきました。
しかし、ヘッドフォンは新品よりも使い込んだ方が良い音がすると、わざわざエイジングなどする人もいるし、現在の音に不満は何もないので、自分で修理することにしました。
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↑だいたい、どのヘッドフォンも使い込むとここのビニール被覆が裂け、そして断線する、というのがご臨終のパターンです。

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↑イヤーパッドをつまみあげると簡単に外れます。

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↑ケーブルが繋がっているL側の4本のプラスねじを外します。

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↑ケーブルは赤白黒の3本がL側スピーカーに入って、そこから細い赤と無色の2本がR側スピーカーへ繋がります。
今回の断線修理ではLスピーカーからRスピーカーに行くほうのケーブルは関係ないので、取り外すのは赤白黒の3本です。

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↑あとでハンダ付けする場所が判らなくなると困るので、もとの場所にボールペンで白=W、赤=R、黒=Bと書いておきました。

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↑ハンダごてを充分に温めておいて、なるべく短時間でハンダを溶かせるようにしました。
配線を外してケーブルの取り回しも同じにできるようにデジカメで写真を撮っておきます。

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断線している部分をハウジング側に引っ張り出し、切断し、ビニール被覆を剥いて配線できるようにします。
赤白黒の配線は細いので、刃物を使ってビニール被覆を剥がすと断線させる可能性があるので、刃物は使わず、ライターの火で熱して先っぽだけ5ミリくらい剥がしました。
先っぽの銅線むき出し部分が長すぎると、となりのハンダと接してトラブルになるので、必要最低限の長さにするのが良いと思います。

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↑もとのハンダがたっぷりあったので、追加ハンダは使わず、もとのハンダを溶かして配線を繋ぎました。
あとは4本のネジで止めるだけ。

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↑続いて、古くなったイヤーパッドを交換します。
いやぁ、いつのまに、こんなにボロボロになっていたんですねぇ。

交換用イヤーパッドをネットで注文し、届いたらなんと片側1個だけでした!。
慌てて通販ページを確認すると「片側1個」と書いてありました。私は2個セットだと勝手に思いこんでいました。
なので、あわててもう一個注文しました。
しかしネット通販は『注文受ける→その通り送る』だけで、消費者とのコミニュケーションに欠けますね。普通なら「こちらの商品は片側1個ですが、それでよろしいですか?」というような問いかけがあり、最初から2個購入になっていれば店の売上げは上がるし、送料は1回で済むし、消費者も短時間で必要個数を揃えられるのです。
でもそういったコミニュケーションをネット通販に求めてはいけないのかも?。

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↑イヤーパッドが新品になるとスポンジの厚みが復活したので、装着感が抜群に良くなりました。いままでイヤーパッドが痩せてしまっていたので、ちょっと下を向くとヘッドフォンが落ちそうになっていましたが、交換によって完璧なフィット感になりました。

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やってみたら意外と簡単にできました。
かかった費用はイヤーパッド1個1000円×2=2000円でした。
新品買うのは簡単ですが、愛着ある機材をメンテナンスして長く使うのも気分がいいです。
なんたって北は北海道から南は九州まで、一緒に旅してきたヘッドフォンですから、これからあと10年は大丈夫かな?。大事にしたいと思っています。


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