野原から

自然の中に生きる野鳥を自然のままに・・・。

野鳥観察&撮影マナーを分類する

松田道生さんのブログに「ローカルルールがあったら教えてください」と聞かれ、最初は戸惑った、という話が載っていて興味深く思いました。

その場のその場で環境や条件が違うので、やはり地元の方々が、どういうところに気をつけて観察・撮影をしているのか?聞いて参考にするのはとても良いことだと思います。郷に入れば郷に従えとうやつです。

しかし、同時に「ローカルルール」という概念に少し違和感も覚えました。
それは、たとえば某霊園のように、餌付けや舞台設営が横行し、有名カメラマンがそれを否定するどころか、指南しているような場所では、悪しき行為がローカルルールとして定着してしてしまう恐れがあるからです。

集団で餌付けをしているようなところでは「撮りたいなら餌をもってこい」とか「餌代をカンパしろ」というような呆れた言動もあると聞きます。

なので、そもそもマナーって何だ?ルールって何だ?と再考してみると、「何に対してのマナーなのか?」というのに数種類あることに気が付きました。

自然全体へのマナー
ごみを持ち帰る。下草をなるべく踏み荒らさない。環境を改変しない。採集は控える。など

野鳥へのマナー
巣へ近づかない。静かに行動する。餌付けしない。適度な距離を保つ。ストロボを使用しない。1羽の鳥を大勢で取り囲まない。など

人や場所へのマナー
人の邪魔になるような場所では三脚を広げない。農地に入らない。民家に双眼鏡やカメラを向けない。神社、仏閣、霊園、庭園などは本来は自然観察が目的の場として作られたわけではないということを考慮する。喫煙は人から離れた場所で。駐車禁止の場所でなくても、他人の迷惑にならないように駐車する。など

観察者・撮影者へのマナー
観察や撮影をしているところに走り寄らない。観察や撮影している人の前に出ない。観察や撮影機会が公平になるように譲り合う。など

まだまだ色々あると思いますが、このように「何に対してのマナーなのか?」を考えていくと、どれも大切なことで、全部満たさないと正しい観察、正しい撮影とは言えないと思います。

なのでローカルルールは、上記の基本的なマナーを満たした上で、さらにその場所の特徴を盛り込んだものが正しいローカルルールとなるわけで、「ここは餌付けオッケーだよ」とか「水場を作ってツミ雛の水浴びを囲んで撮りましょう!」というローカルルールはぜったいに在り得ないのです。

ツピー ツピー ツピーを聞かない・・・。太陽暦と太陰暦

毎年一月の一桁日にシジュウカラのさえずりを聞きはじめるのですが、今年はさっぱり聞かなくて、先週の木曜日に河原でやっと聞きました。

シジュウカラがいないわけではなくて、いろんなところで見かけますが、聞くのは地鳴きの「ツピ!」などばかりで、あの「ツピー ツピー ツピー ツピー ツピー ツピー 」をまったく聞かなかったのです。

今年の冬鳥の少なさと相まって、なんとなく不気味な雰囲気で、つい「放射能のせい?」とか「大きな地震が起こる前兆?」などと考えてしまいます。

しかし、私はずっと農産物を扱ってきて、ほぼ毎年「異常気象」に見舞われている、と言うか「平年並み」で一年間ずっと続くということはまったく無かったので、シジュウカラのさえずりが遅くても、そう驚くことではないのかもしれません。

「一月の一桁日にシジュウカラはさえずり始める」という説は、統計学的におおむね正しいことですが、太陽の周りを地球が一周する時間をもとに作られた太陽暦を使っているのは人間であって、シジュウカラは使ってないわけです。

シジュウカラだけでなく、自然界の動植物は、太陽暦という周期だけを察知しているのではなくて、月の周期の影響も受けているでしょうし、周りの気温、湿度、海の温度、風の吹き方などなど、さまざまな気候の影響も同時に受けているでしょうし、餌となる生物との関係も密接にあります。
なので、周期もいろいろ入り混じって、さまざまなファクターが交錯して、互いに影響を受け合っているのが自然界の動植物なので、一月の一桁にシジュウカラがさえずらなくても良いのだと思います。

ちなみに太陽暦は1年が365日で、4年に1回閏年として366日にしていますが、月の満ち欠けが1ヶ月になっている太陰暦は12ヶ月=354日ですので、太陽暦より1年が11日短くなってしまいます。
これを放っておくと、どんどん季節がずれてしまうので、約3年に1回(正確には19年に7回)閏月を挿入して、1年=13ヶ月の年を作っています。

太陽暦の閏年は2月28日の後ろに29日を入れると決まっていますが、太陰暦では閏月が挿入される場所は変化し、今年2012年は2月と3月の間に「閏3月」が挿入される年です。

太陽暦の一年は人間の歩行のように、「てくてく」と等間隔で刻まれているのに対して、太陰暦の一年はイモムシの歩行のように、伸びたり縮んだりしながら進んでいるイメージです。

太陽暦の感覚が染み付いた現代の人間から見ると、太陰暦ってダサい!となってしまいそうですが、太陰暦は古代中国の綿密な天文計算から導き出されたものだそうで、馬鹿にしちゃいけないのです。

特に農業は、その年の気候が収入を左右します。太陽暦のカレンダーだけ使って作業していると大失敗になることもあって、もっと周りの自然現象に気を配って(たとえばシジュウカラのさえずりが遅いなど)、作業計画を立てていくべきだと思います。

この話は、まだまだ先があるのですが、長くなるのでこのへんで終了します。

最近、ブログの更新ペースが落ちているのは、毎年恒例の確定申告前、地獄の2月だからです。写真も少しは撮っているのですが、カメラからパソコンに取り込むこともしないまま放置されています。
それで、確定申告は3月15日となっていますが、今年は太陰暦で閏3月が挿入される年ですので、税務署行って「なんで太陽暦を使うのだ!むしろ太陰暦のほうが自然現象を表しているのだ!」とか論じて、申告期限を1ヶ月遅らせてもらおうと思っています。

去年は申告が1日遅れただけで2万円加算税をとられました・・・。ああカレンダーが憎い。


デジスコで木星

息子が映画「2001年宇宙の旅」を借りてきたので、一緒に観ました。
久しぶりに観ましたが、公開から約45年経った今でも、その完成度に驚かされます。

続編の「2010年宇宙の旅」も続けて観たくなりました。

今は2012年ですから、2001年も2010年も通り過ぎたわけで、作者のアーサー・C・クラークが想像した「未来」に私たちは住んでいるわけです。作者の想像の答えあわせをするような見方も、今ならできます。
たとえば、「2001年」で、アイパッドそっくりの端末でニュースを見る場面があります。
「おしいなぁ、2001年には無かったけど、2011年には登場したんですよ!」という具合です。

2011年にポンコツ原発が事故を起こす、というようなストーリーもアーサー・C・クラークなら想像していたかもしれなぁ・・・。

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↑木星
「宇宙の旅」で舞台となる木星をデジスコ撮影してみました。普段使わない50倍アイピースを久しぶりに装着して、デジカメのズームも最望遠端での撮影です。
なんとか木星の縞模様が写りました。

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こちらはいつもの32倍アイピースで撮った月
やはり冬の快晴の日でも空気の状態により綺麗に撮れる日と、そうでもない日があると思います。
あと風が強いとスコープが揺れてしまうので、風が無いことも条件です。

S95の画質 

キャノン、パワーショットS100が発売されて、気になるところですが、現在使用しているS95も画質的には満足できるものです。

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冬になって空気が乾いてきたので、あらためて月を撮影しました。

連写した画像を見比べると、クレーターの形が1枚1枚違いました。冬でも空気のゆらぎによって光線がけっこう歪むんですね。
日によって、もっと条件良く、きれいに撮れる日があるのか?またチャレンジしたいと思っています。
今年は日食もあるようで、フィルターを自作してみるかなぁ・・・。

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↑カワセミ
S95と私のスコープ&接眼レンズの相性はすごく良いと感じています。広角側でも望遠側でも、周辺の減光や背景のゆがみがすくないのです。
S95の不満は、ただひとつ!オートフォーカスがスピードも遅めで、ピントを外すことが多いのです。
キャノン30Sのほうがこの点は完全に勝っていました。

なのでS95の画質で30Sのオートフォーカスだったら完璧だよなぁと思っていたので、はたしてS100がどんなものか?気になります・・・。
ただS95はCCDセンサーで、S100はCMOSセンサーですので、30Sで感じたCMOSセンサーへの不信感が(もやっとした感じ?うまく表現できませんが・・)、改良されて良くなっているでしょうか?

Kowa824M+TSE14WE+Canon S95

お正月鳥見 その6 コミミズク続き

もうすぐ1月も終わりになりますが、いまだにお正月の写真をちょびちょび出してブログ更新しています。

今年はコミミズクの飛来は多いようで、東京近郊でもかなりいるようです。
カメラマンが集まる場所では休日は100人をこえるとか・・・。

私が撮った場所は、少人数でした。地元の方たちが大切にしているポイントなので、画像も背景から場所が特定できないものだけ選んでアップしています。


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↑コミミズク

Kowa824M+TSE14WE+Canon S95
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