野原から

自然の中に生きる野鳥を自然のままに・・・。

オオコノハズク雌雄の威嚇声とウィング・クラップ

ご無沙汰しています。
この約1か月半は本当に忙しくて、ブログの更新もできない状態でした。
ここへきて、やっと時間の余裕が少し出てきた感じ、さっそく調査で録音した膨大なデータのチェックを再開しています。
世の中は冬鳥が到来して、日に日に気温も低くなってきていますが、データチェックしているのは鳥の繁殖期なので夏鳥の声を聞きまくっていて、変な感覚です(笑)

今日記事にするのは2年前のタイマー録音で、オオコノハズクの自然繁殖を録音した時のものです。
こちらのレコーダーは夜中の0時から明け方までのタイマー設定したレコーダーで、録音開始時点から1時間ぶっ通しでオオコノハズクの雌雄が連続して『威嚇犬鳴き』をくりかえしていました。

この録音の日は私は観察はしていなくて、タイマーレコーダによる録音のみなのですが、別の日に同じような連続する威嚇を暗視スコープで観察しています。なぜ、このような激しい威嚇が続くのかというと、実はこの場所には飼い猫がいて、幼鳥の巣立ち時期にオオコノハ成鳥は地面にいる猫を排除したいと威嚇しているのです。しかし、この『威嚇犬鳴き』は飼い猫にまったく効果が無く、猫は地面でまったりくつろぐばかり、オオコノハは猫の真上3メートルくらいのところにとまってずっと猫を見ながら威嚇犬鳴きを続けていました。
この日も、おそらくまったく同じシチュエーションなのだろうと思います。

威嚇犬鳴きは普段の犬鳴きと違って、音程があまり下がらないのが特徴です。
「キュッキュッキュ」という『威嚇犬鳴き高音』と「ウォウォウォ」という『威嚇犬鳴き低音』がありますが、高い方が雌で、低い方が雄で間違いないと思います。リップシンクロはとれていませんが(もっともリップシンクロがとれても姿で雌雄識別できませんが)、別の録音で威嚇犬鳴き高音に続いて雌の猫鳴きが始まる、あるいは威嚇犬鳴き高音の間に猫鳴きが入る個所などが多数あります。

そして、この日の録音には、ウィング・クラップが3回入っていました!。威嚇犬鳴き低音と調子が合うので、雄がウィング・クラップをやっているのだろうと思います。これも現場を見ているわけではないのですが、雄の警戒犬鳴きと同調して出るパチッという音が三か所も入っているので、オオコノハが翼で出している音で間違いないだろうと思います。
ウィング・クラップは「パチッ!パチッ!」という高い音で聞こえますが、スペクトログラムを見るとかなり低い音が同時に出ていることがわかります。下の画像の低音部分(底辺のほう)が黒くなっているところがウィング・クラップの場所ですので、目で追いながら録音を聞いてみてください。

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ルリタテハのおしっこシーン

この歳になってようやく野鳥以外の生物にも目を向けだしまして、あまりにも遅いデビューですが、樹液のでているところを行くたびに昆虫チェックするなど、楽しみが増えてきました。

ネオ一眼を購入したのも、昆虫やきのこなどをテキパキと撮影したかった、というのが理由です。
Sony RX10m4も少しずつ使い勝手がわかってきて、今は可能な限り低isoで撮影することに気を付けて撮っています。
設定をいくつか登録できるのはRX100と同じで便利な機能ですが、私は1鳥用、2昆虫用、3マクロ用という感じで設定しています。
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今日ルリタテハを撮影していましたら、

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ぐぃーっと尻を持ち上げて「ピピピ」とおしっこをしていました。
おしまい。昆虫のことは詳しくないので、ブログを書いてもじつに簡素です(笑)。

RX10は連写のスピードが速く、電子シャッターでHiに設定すると、恐ろしい枚数の写真が撮れています。なので鳥モードなど動きを追いたい被写体はHiで撮るようにしているのですが、昆虫や花ならば、それほど枚数はいらないからメカシャッターのMにしています。
上記のルリタテハも連写Mで撮ったため、肝心のおしっこが写っていませんでした。Hiならばちゃんとおしっこ写っていただろうと思います。残念。



誰もいない河原で

今日は仕事の合間に、以前は良く行っていた河原に寄りました。
どちらかというと虫を期待して行ったのですが、目的の虫の声はなく、そのかわり久しぶりにノビタキと出会いました。
去年見ていないから2年ぶりです。

夕方の河原は誰もいなくて、静かで、光が柔らかい感じ。
気温も涼しくなったし、蚊の攻撃もなく、ほんとに心が安らぐ時間でした。
秋は良い季節ですねぇ。


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顔の黒いノビタキもいましたが、あまり良いところにはとまってくれませんでした。

Sony RX10m4は購入して1か月くらい経ちましたが、まだいまひとつ使いこなしができていなくて、フォーカスだけでもモードとエリアの組み合わせが多数で、よく把握できていません。
世界最速オートフォーカス!というのにひかれて購入しましたが、外すときは外します。というか、かなり外します。世界最速で外すので、なんだか笑いがこみ上げてきます。「あわてないで、あわてないで、よく考えてからピントを合わせろよ」とつぶやいてしまいます。

しかしまぁ、デジスコに比べると楽です。軽いです。
この世界を味わってしまうと、デジスコに戻れなくなってしまいそうです・・・。
録音をメインにして、歩き回るにはほんとによいカメラだと思います。

それと、ニコンのネオ一眼の発売日あたりに底値になるのではないか?という私の読みは的中して、現在は私が購入した時より3万円も値上がりしています。してやったりの気分です。

kakaku



長期間の録音調査の可能性

タイマー録音をもう4年ほどやっていますが、今年は単一電池のリード線をレコーダの電極に直結することで電源が安定して、録音失敗がほぼ無くなりました。

それと、MP3フォーマットの最高音質のもので記録しても、意外と音質の悪さは気にならない、調査では充分であることがわかりました。

004MP3録音
↑手前の黒いのは外付けステレオマイク。単一電池の電池ボックスのリード線はレコーダの電極に直接結んであります。レコーダ内の電池の場所にプラスチックのダミー電池が見えますが、これは結んだリード線が外れにくくなるように入れてあるだけで、無くても駆動します。


夜の0時から朝の5時まで、5時間録音を週に4日間(日月水金)の設定でMP3フォーマットで録音したところ、8月6日~9月12日まで、22ファイル全部録音成功でした。↓001MP3録音
↑32ギガのSDメモリーを使用していますが、22ファイルでまだ14.1GBで、半分くらいです。
22ファイル録音された時点で電池の残量は1/3残っている表示でした。


002MP3録音
↑5時間録音(MP3)で703MBです。
日没から日の出までの設定でも2Gいかないので、ファイル分割されず、ひとつのファイルに収まります。

このMP3フォーマットのファイルも開いてチェックすることができますが、私が使っているAdobiAudition CSでは書き込んだマーカーリストがMP3ファイルに保存されないので、これらをWaveファイルに変換してからチェックしています。
ちなみにAudition CCは書き込んだマーカーリストがちゃんとMP3ファイルに保存されるそうです。


003MP3録音
↑703MBのMP3ファイルをWAVEファイル(44100/16bit)に変換すると、ひとつのファイルが3.1GBくらいになります。
日没から日の出までの録音ですとWAVEに変換すると6G超えくらいのファイルになります。

最初からWAVEフォーマットで録音する場合だと、2Gを超えると自動的に新しいファイルが生成されてしまうので、一晩の録音で3つ4つのファイルができてしまいますが、MP3で録音してWAVEに変換すると、一晩=一つのファイルになります。変換に時間がかかりますが、一晩一ファイルのほうが整理しやすいです。

いままで単一電池を1本使用してタイマー録音してきましたが、これを2本、3本と増やして並列に繋げば32Gのメモリーいっぱいまで録音可能だろうと思います。

登山の必要な標高の高いところなど調査する場合は、このような長期録音セットを作って設置するのが良いだろうと考えています。
あとは設置と回収で2回登山する脚力があるかどうか?ですね(笑)。

新機一転


いままでデジスコで野鳥撮影してきて、いまだにデジスコも好きなのですが、最近は録音がメインになってきました。
録音機材と三脚必須のデジスコを両方持って歩き回るのはけっこう大変ですし、いざ撮るぞ!とか、録るぞ!というときに、ドタバタして録り逃がすことも良くあります。まさに二兎を追うもの一兎を得ずになりがちです。
では、録音だけにすればいいじゃないか!という考えもあるのですが、リップシンクロを確認できたときに、その証拠を動画で撮っておきたいこともあります。

そして、最近は地元で動植物、昆虫、菌類まで、生態系全体を観察して記録に残そうという新しい会を立ち上げました。
いままで私は野鳥ばかり観ていて、野鳥以外の生物に目を向けてこなかったのですが、この新しい会『井の頭 自然の会』を立ち上げたことをきっかけに、遅ればせながら、いまごろ、やっと野鳥以外の生物に目を向けるようになりました。

そうして、昆虫や植物やきのこの写真も撮るとなると、デジスコで撮れないことも無いのですが、やはり撮りにくいものが多く、最近はビデオカメラのスナップを利用していました。

ところが、私の老眼がさらに進行していて、ビデオカメラの液晶を見るのがつらいのです。ビデオにはファインダーもあるのですが、このファインダーの解像度は悪くて、ピントが外れているのに撮りまくり、ボケ写真を量産していました。
それにビデオカメラのスナップは、やはり画質がカメラよりかなり劣ります。

そこで、ついに、ネオ一眼を買いました。
今月はニコンのP1000という最大倍率3000ミリ!というネオ一眼も発売されるので、少し悩みましたが、P1000は7枚までしか連写できないそうなので、飛びもの撮影はかなり厳しいだろうと思います。

前から「世界最速オートフォーカス!」と宣伝され、そのスピードと動体を追従するフォーカスの性能に定評のあるSony RX10m4というカメラを買いました。

ほかのネオ一眼よりお高くて、二の足を踏んでいたのですが、ニコンP1000の発売が発表されると、いっきにRX10m4の値段が下がり始めましたので、ニコンに感謝しつつSonyを買いました。


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↑初撮りは自宅前でキマダラカメムシ

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↑飛んでるギンヤンマ
トリミングしています。

まだカメラに慣れていないので、これから修行ですが、とりあえずデジスコでは絶対に撮れない飛んでいるトンボが撮れるのだから、さすがにオートフォーカスは優れていると思いました。
設定とか、使いこなしがまだまだこれからなのですが、気になる画質は「まぁ、ネオ一眼ですし、こんなものかなぁ・・・」と思います。期待したほどでもないけど及第点というところでしょうか?。

野鳥を本気で撮るならば、デジスコを持ち出せばよいのですし、飛んでいる鳥に関してはRX10m4のほうが良く撮れるだろうと思います。

↓デジスコ撮影
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こういうアップの写真はやはりデジスコでないと撮れないと思います。

動画はまだ撮っていないのですが4K動画が撮れますし、ファインダーはすばらしく見やすいので、録音+撮影のスタイルで、虫やきのこも撮るならばSony RX10m4はぴったりだろうと思います。




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