今年もタイマー録音を使って夜に鳴く鳥の声を拾っています。

先日、日の出時刻の1時間半前に現地到着して明け方の声を生で聞き、そして仕掛けてあったタイマーレコーダを回収して帰ろうという予定で出かけました。
すると現地近くの道路にパトカーと消防車が止まっていて、おまわりさんから「交通事故で通行止めなので迂回してください」と言われました。
家に帰ってタイマー録音した音源を聞いてみましたら、3時8分に「ドッカーン!」という交通事故の音が入っていて、その衝突音の後に5分間ほど事故車のクラクションが鳴りっぱなしになっていました。
事故現場とレコーダの距離は200メートル以上離れているのに、かなり大きな衝突音で録音されていて驚きました。
今回は単独事故でけが人もいなかった様子で事件性はないですが、何らかの事件の音がタイマー録音に入るなるなんてことも、そのうちあるかもしれないですね。

さてさて、野鳥の声ですが、アオバズクとミゾゴイの典型的な鳴き方と違う鳴き方が拾えました。

アオバズクは「ポッポー ポッポー ポッポー」という2声で鳴くのが標準ですが、明け方営巣木(たぶん営巣木)あたりに止まってから「ウォー ウォー ウォー」と1声が等間隔に続く鳴き方を長く続けていました。

ポッポー鳴きの前半や後半にテンションが低いときにこのような声で始まったり、このような声で終わったりすることもあるので、聞き覚えのある方も多いことだろうと思います。
しかし1声で長く続くのは、それほど頻繁に聞かれるものではないと思います。

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↑アオバズクのペアでの鳴き交わしから1声鳴き
前半部分の鳴き交わしは「ポッポー」の2声鳴きで、レコーダーに近い個体は500~600Hzで低い声です。遠い個体は750Hzの高い声です。
この録音の1分めあたりから1声鳴きになります。
いかにも縄張りを宣言しているような高らかなポッポー鳴きに比べると1声鳴きは音量も小さく、遠くまで届かないだろうと思います。
この部分だけを聞いたら「あれ?アオバズクじゃない」「もしかしてオオコノハズク?」「もしかしてミゾゴイ?」などと思う可能性もあると思います。


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↑ミゾゴイの2声鳴き
低い声なのでパソコンのスピーカーでは聴こえないと思います。ヘッドフォンやイヤホンを使用してお聴きください。
他の日は普通の「ボーー    ボーー     ボーー」という鳴き方なのに、この日(4月22日)だけ「ボッボー ボッボー」とまるでアオバズクのリズムで鳴いています。「もしかして2個体による鳴き交わしか?」とも思いましたが、音の方向は一定ですし、リズムがまったくずれないので、ミゾゴイ1個体が鳴いているのは間違いないだろうと思います。

アオバズクが1声で鳴き、ミゾゴイが2声で鳴く。野鳥の声の世界は、なんとも摩訶不思議で興味深いです。