2005年10月26日

アル・パチーノ

 ちょっと久しぶりにビッグイシューを買った。
 以前にも紹介したが、ビッグイシューとは、ホームレスの自立促進のために、ホームレス自身が街頭で販売する雑誌だ。価格は200円で、その内110円が販売者自身の収入である。

 嬉しかったのは、巻頭インタビューが私の一番好きな俳優アル・パチーノだったことだ。
 今度、シェークスピアの「ヴェニスの商人」映画版でシャイロック役を演じるとのことだ。本は読んだことはないのだが、シャイロックは金貸しを悪く言うときの代名詞になっている。映画ではしかし、ただステレオタイプで一面的な悪役としてではなく、当時のユダヤ人差別を通して、人間の不条理と哀しみのようなものをも描こうとしているようだ。公開されたらぜひ観てみたい。楽しみだ。  

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2005年10月24日

続けるということ

 ここのところ忙しくてずいぶんとサボってしまいました。
 以前、毎日書いていた頃は、しょーもないネタでも書いてたけど、今は逆に、たまに書くのにあんまりしょーもないことは書けないな、と。

 人間誰しも、習慣にしてしまうと、案外、大変そうなこともやれてしまうものだということを、たいていの大人は経験的に知っています。子供のころから、強制されてでも何かを続けて成し遂げたという経験があるはずです。大人になってから、自己責任で自分の人生を決めなければならなくなった時に、そんな経験があるかないかということも、人生を切り開いていけるか、ニートに成り下がってしまうかのひとつの要因ではないでしょうか。  
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2005年10月18日

ミス!!

 民事訴訟の大原則として口頭弁論主義というのがある。読んで字のごとく、弁論期日に、裁判官の前で口頭で述べたことしか裁判上の主張として採用されない、という建前である。しかし実際には、ほとんどの弁論期日が、前もって提出しておいた準備書面等について、裁判官が「準備書面を陳述しますか?」と聞くから、「はい、陳述します」と答えることで、記載内容を口頭で述べたことにするという運用がなされている。要は、事実上の書面主義といっていい。いくら裁判官でも、いきなり口頭で述べられても事件の内容を整理できない。現実問題として、口頭主義を徹底することは不可能なのだ。
 ここを一歩進んで、当事者の一方が、口頭弁論期日を欠席しても、準備書面を提出しておけば、これを陳述したものとみなす「陳述擬制(民訴法158条)」という制度がある。ただし、これは最初の口頭弁論期日についてのみ認められるのが原則である。原則、というからには例外があり、簡易裁判所の訴訟手続では、さらに一歩進んで、2回目以降の期日でもこの陳述擬制が認められている(民訴法277条)。
 我々司法書士が日常携わっているのはこの簡裁事件であり、ここでは、当事者の一方(通常は被告)が欠席して擬制陳述するのが半ば当たり前のようになっている。実は先日、このことでちょっとしたミスをしてしまった。破産手続きを進めているとある相談者が債権者から訴えられているのだが、2回目以降の続行期日で、本人に代わって準備書面を作成し、これを提出するのみで擬制陳述の旨もこの中で述べた。ところが、あとで本人宛に裁判所から書面が届き「地裁の続行期日では陳述擬制は認められないので、本件の弁論は終結し、○月○日に判決を言い渡します」とある。地裁であることを忘れていたのだ!!幸い、破産案件であるので、敗訴しても殆ど実害はないし、もう間もなく破産の申立てをする予定であり、破産手続開始決定が出れば、執行もできないので、判決は意味をなさなくなる。だが、一歩間違えば司法過誤である。「慣れ」、「思い込み」の恐ろしさを感じた経験であった。  
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2005年10月15日

姥捨て

 昨日のこと。
 師匠に着いて、とある市役所で、とある団体主催の無料相談会に見学に行ってきた。そこに、その相談会の趣旨とはちょっと違う相談が。相談の主は手押し車のおばあちゃん。住んでるアパートを追い出されそうなのだという。聞くと、今まで息子が家賃を払ってくれてたのが、息子が失踪して、おばあちゃんの年金の通帳やらハンコやらを全部持ってったんだそうな。全所持金はわずか1万円余り。84歳の一人暮らし。どうやら、市の生活福祉課か何かの相談窓口と勘違いして来たようだ。
 そこで、他の人が市の福祉課かどこかの人を呼んできたのだが、これがいただけなかった。おばあちゃんの話をろくに聞きもせずに、年金のことは市役所じゃなくて社会保険事務所へ行ってと、地図を渡して行き方の説明だけしてさっさと立ち去って行ってしまった。電車の乗り方も分からず手押し車で一駅隣からやっとこさ歩いてきた老人に、さらに一駅向こうの社会保険事務所まで勝手に行ってという。いわゆるタライまわし。横で聞いてた師匠は、怒り心頭。一緒に社会保険事務所に行って年金の振込先の変更、その後、郵便局で、息子が持ってった通帳の使用停止の手続をしてきた。
 たまたまなのかも知れないが、お役所仕事の悪い面を目の当たりにしたように感じた。我々のようなおせっかい焼きがいなければ、今頃あのおばあちゃんはどうなっていたろう。先日、日本の行政の充実ぶりについて書いたが、現実の運用の場面では、弊害なきにしもあらず、と訂正しときます。  
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2005年10月12日

自分らしく

 「自分らしく生きる」とか「あなたはあなたのままで」とか、世間は耳ざわりのよいこんな言葉で溢れている。いったい「本当の自分」なんてあるんだろうか?突き詰めていくと、結局それは、ただのエゴのカタマリのホモサピエンスという一個の動物でしかない。「自分らしく」「がんばらなくていい」なんてのは、「欲望のままに」「自堕落に」と置き換えられる。これらの言葉は、人々の欲望をあおり、購買意欲をかき立てるコマーシャリズムの産物なのだ。
 定職に就かず、アルバイトすら長続きしない若者。いつか「本当の自分」に出会えると信じて、転職やら英会話学校やら留学やらに明け暮れる未婚女性。いつまでも親元だから生活に困ることなく、もう若者とはいえない年齢の引きこもり。家庭にしばられたくないと、いつまでも結婚しない男女。
 現代の日本は、原理主義的自由主義・資本主義に冒されてはいやしないか…。  
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2005年10月08日

スパイウェア

 おとついのこと。
 このライブドアブログの投稿フォームの上に「無料スクリーンセイバー”Magic Water Fall”」というバナー広告を発見。何やら妖しげに小さな滝の絵がユラユラ揺れている。魔法の滝?特殊効果で不思議な画像でも見られるのかな、と気軽にダウンロードしてしまったのが運のつきだった。

 確かに、英語の画面で何て書いてあるかゼンゼン気にしてなかった。後で「教えてgoo」で調べたら、どうやらスパイウェアと呼ばれるものの一種で、勝手に広告サイトを送りつけてくる「Gain-gator」というプログラムに侵入されたようだった。削除しようと思い、Windowsのコントロールパネルの「プログラムの追加と削除」からいくらやってきてもできなかった。

 「教えてgoo」で調べて、ようやくSpybotというスパイウェア駆除のフリーソフトを手に入れ、ようやく削除することができた。パソコンに疎いので、一時は、このまま突如次々と立ち上がる広告サイト群とパソコンの遅さにずーっと付き合っていくしかないのか、となかば諦めかけた。

 こうした、本来の意図を隠して顧客を導きいれようとする卑劣な手法は、今、私が戦っている着物の求人広告商法などにも通じるものだ。  
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2005年10月07日

みなし弁済

 貸金業規制法43条の「みなし弁済」といわれるロジックがある。
 債務者が任意に利息制限法超過の金利を支払い、貸金業者は、法の定める所定の書面(17条書面、18条書面といわれる)を直ちに交付する、ということを要件に、約定利率に基づく弁済を有効とするものである。この要件は、相当厳格に要求するのが判例で、書面記載内容の完備や全取引に現実に書面が交付されていることが求められている。大手消費者金融業者は、過去の裁判でことごとく敗訴し、現在、一部を除いて「みなし弁済」で争ってくるケースは殆どない。
 今訴訟中の案件で、相手方はいわゆる街金。ここがこの「みなし弁済」で争ってきた。ところが、その内容があまりにもお粗末なのだ。たとえば、債務者の弁済の任意性について「貸金業者が無理矢理に取り立てたのではない」から任意性があると主張している。近代民主主義法治国家であるわが国において、金貸しが債務者から無理矢理に取り立てをしたら犯罪である。他にも、17条書面、18条書面は現実に交付されることが要求され、交付不要の合意が事前にあっても交付を省略することはできないという確立された判例があるのだが、これを堂々と主張してきていたりする。実は相手方には弁護士が代理人としてついているのである。こんなことを知らない弁護士がいるのって、師匠と私は頭を抱えている。もしかして何かの策略?裁判の行方は、また機会がありましたら…。  
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2005年10月05日

消費生活相談センター

 社会主義の政策が世界で一番成功しているのは、民主主義国家を標榜する我が日本だという説がある。なるほど、生活保護に代表される社会保障政策は、高度な経済力の裏づけがなければ不可能だったろう。ソ連や中国などは、貧しいところから始めたから、ムリがあったのだという話を聞いたことがある。個人的には、日本人特有の生真面目な性質も奏効しているのではないかと思う。
 諸外国の事情は知らないので比較ということは私にはできないが、確かに、今の日本の行政には様々なサービスが充実しているように思う。

 都道府県や市役所に消費生活相談センター(名称は自治体により多少異なる)という相談窓口が設けられている。悪徳商法被害などで相談にいくと、業者との間に立って交渉などもしてくれるそうだ。各窓口の相談情報をオンラインで検索できるPIO-NET(パイオネット)というシステムを備え、相談事例が多い悪質業者には行政指導などもチラつかせて言うことを聞かせたりしてくれるのだそうな。この点は、いくら法律家と威張ってみても、あくまでも私人である我々はかなわない。

 小泉改革の目指す「小さな政府」というのは、行政サービスを縮小し、自己責任によるいわば自力救済型社会を至向するものである。高齢化社会を迎え、若年層の税負担の増大を防ぐには、ある程度は仕方のないことなのかも知れないが。

 国民生活センターのHP  
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2005年10月03日

連帯保証

 友人の連帯保証人になり、主債務者である友人が破産すると同時に民事再生を申立てる、という人を担当している。よく問題視される連帯保証制度自体の是非は置いといて、やはり、保証契約書に判を押す場合、本人がいくら「ゼッタイに迷惑をかけないから」と言っても、これを信じるべきではない。保証人を立てないと貸してくれないということは、それだけ本人の信用力が低下しているのだから、早晩破綻する可能性があることを覚悟すべきだ。面談以来、どうしても連帯保証人に同情的な接し方になってしまい、そのせいか、何となく、当人もここに来て手続に対して投げやりになりつつあるような気がする。もし再生計画が認可されなければどうなるか、一度ちゃんと話すべき時期かな、と思い始めている今日この頃(ちょっと愚痴)。  
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2005年10月01日

青年会

 昨日のソフトボールで、筋肉痛バリバリ。
しかも歯も痛い…。ぼろぼろです。

 今日は、大阪青年司法書士協議会(青年会)の40周年記念イベントに参加してきた。弁護士さんと、それからなぜかアフリカ大陸を自転車で旅した女子大生の基調講演、これからの司法書士像に関するパネルディスカッションなど、盛りだくさんだった。大阪の青年会は、全国の草分けだったそうな。今日は、なんと40年前の初代会長センセイも来られていた。ご本人も「まだ生きてまっせー」みたいなことをおっしゃられておりました。  
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