2005年06月05日

4番目のキューバン

「りんごのうた」 椎名林檎 / りんごのうた

ずばりキューバンルンバですね。
実はこれ、NHKの『みんなの歌』で放映してましたんですよ。さらにテロップには「歌:椎名林檎」ですもの。
昨年はじめて聴いたときには、曲種と放映番組と歌手とのトライアングル意外すぎるマッチングに思わずのけぞってしまいましたですよ。
不協和音が絶妙に絡み合って、一発でこの毒の中毒になってしまいました。


なにをもって、キューバンルンバっていいますと。
この曲ではっきりと聞こえる「トンタカタッタッタトントン」のパーカッションがでありまして。
音楽ジャンル的にはボレロの証でもあります。

そうです、キューバンルンバダンスの音楽は「ボレロ」なんですね。けして曲種は「ルンバ」ではありません。
じゃあなんでボレロがルンバなのかと申しますと...ちょっと話しが長くなってしまいます。

もともと、「キューバンルンバ」なるダンスは、キューバでは「ソン(Son)」と呼ばれていた曲で踊るダンスでした。
原因は。
このソンを国外つまり米国で紹介しようと目論んだプロデューサが、「ソン(Songの英語発音)」と「ソン(Son)」とでは紛らわしいとばかりに。別の関係ないキューバ音楽(Rumba)から名前を拝借してきて、スペルが違う「ルンバ(Rhumba)」と命名してしまったことにあります。
「トンタカタッタッタトントン♪。ちょっとだけよ、あんたも好きねえ」の『タブー』や、『コーヒールンバ』などがこの Rhumba ですね。
このソンが欧州に渡って、ボレロ曲と結びついたのが今日のキューバンルンバなんです。
さらにはこのソンの曲に合わせて、フランスからは独自のダンス「フレンチルンバ」も誕生しました。ボックスを描く独自のステップから「スクエアルンバ」の異名をもつあのダンスです。

したがいまして「ルンバ」と言う音楽は、キューバの Rumba / 米国の Rhumba / スペインの Bolero が。ダンスには、キューバの「ルンバ」/「キューバンルンバ」/「フレンチルンバ」、と実はそれぞれ3つの異なるジャンルが使っている訳なんですよ。ややこしいですねえ〜。

しかもさらにややこしいことに、最近の流行としましては、「ラテンバラード(Ballade)」曲でキューバンルンバを踊る方も増えました。そう、この「りんごのうた」なんかがこの第4の「ルンバ」曲でございますですよ。

ここまで来ると、もうどれが本物とか正しいとかもうどうでも良い感じですね。って、そんなバナナ話あるか!?。
いえいえ、ソンな林檎でござます。

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1. 台風  [ 裏荻窪楽天支店(ブレイクダンス、シルバーアクセサリー、S.I.C.... ]   2005年08月24日 06:52
昨日は17000円ぐらい売れました、ありがとうございました(´▽`*)昨日は台風が凄かったんで、体育館で練習できてよかったんですが、首をいためますた・・・。帰りは電車も止まるし、"ダンススタイルブレイカーズのDVDも失くすし、全然ついてないんですよね〜(´;ω...

この記事へのコメント

1. Posted by hidetoshi sumi   2010年05月10日 22:59
何で最近の「社交ダンス」は、昔の様な「雰囲気」が無く、「スポーツダンス」になってしまったのだろう?

昔のダンスホールは「雰囲気」があった。

http://www.dance-i.net/mode=page&ID=50

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記:すぎもとしげき
しげき
ダンスインストラクター。


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