25周年を迎えたこの会社に勤めて13年。会社が誕生し、生きてきた年月の半分以上に関わってきたことになる。自分自身に置き換えて考えてみると、今の私なるものを形成している半分は、ちょうど大学時代に生まれた細胞や、経験などで培った知識と感性ということになる。もちろん成長しなければ、細胞も知識も感性も衰えて消えていくわけだから、少なからず細胞レベルでは成長していて、私の役に立っていると言っていいのではないだろうか。

大学時代というと、人生の大きな決断をした時代。10年も続けてきたサッカーをやめるという、それこそ人生の半分以上の時間をささげたサッカーから離れる決断をした時代。それから、説明すると長くなるので省略するが、外人になろうと決断した時代。そして最後に「こんな大人になりたい」と決めた時代だ。「こんな大人」とは、アルバイトをしていた宅配寿司の会社の社長。今でも彼の背中を追いかけている。

会社は人、生きている。そんな言葉は良く耳にすると思うけれど、その通りだと思う。スタッフ一人ひとりが、その会社の細胞であり、脳や心臓、腕や足を動かして、一生懸命に生きている。常に社会の環境に合わせて変化し、成長し、新陳代謝を繰り返して生きていく。一つの細胞だけが奮闘しても成長はしないだろう。逆に全細胞が同じことしても成長はできない。細胞一つ一つが、それぞれの置かれている立場を認識し、目の前の役割や責任を果たすことで、会社が成長することになる。会社が生き続けることは、細胞が生き続けることでもある。