2007年06月
2007年06月30日
ショットテキーラ・リカーマジック
当ブログもそろそろ最終回ですなあ。
元バイト先に着きました。
お世話になった方々がいつもと変わらない面持ちで迎えてくれました。
気付きゃユウちゃんから二回着信が入ってたわけです。ああこりゃ悪いなーってかけなおそうとすると同時に、ユウちゃんが店に入ってきました。
先に女の子四人と俺で会場に行くことになった。すごいハーレム。店まで歩いてる間、ユウちゃんと世間話してた。いつ見てもプリチーな子だと思う。こいつがなんで異性からモテるかって、会って話しゃわかります。
まあ会場の居酒屋に着きましたと。コウジさん(六月頭の回を参照)も同時に着いており、「おう工藤!おまえの席はここだ!」と指差したところはユウちゃんと店長の間の席でした。
そんときメール入った。池田さんからだった。さよならだってさ。一旦席を立って外に出た。
さみしい気もするが、やっぱりこうした方が互いの為なのかな。
と、思ったことを、そのまま文章にしてメールした。
いつのまに隣にコウジさんが立っていて、「どうした?今日はおまえが主役やけんさー、早く中に入れよ!」って言われた。
そういや俺昨日寝てないんだっけ、それに、すでに何杯焼酎飲んだかわかんねえな。と思いながらも覚悟を決めた。
卒業+振られ記念として、また飲むかーって。
ユウちゃんの隣に座り、勝手に穏やかじゃなくなるのです。だって約束してたのにすっぽかして、その間何やってたかってセクロスですよ。最後まで頼りにならない先輩だったなー。
しかも、「工藤さん、また顔変わりました?」だなんて、相手からしたらなんともなしに言ったのかも知れないけれど、お兄さんはすごくテンパったのです。
「アンタ会うたびにそう言ってくるよね」と流しました。
バイトしてる間、店長をはじめみんなにすごく迷惑かけてたのに、みんなすごい笑顔だったと思う。よくもまあ、最初のビールを飲みきってもいない男のために良くしてくれたなって思いました。
店長がテキーラのショット頼んで、「これなら飲めるやろう」と俺の前に置いた。わりーこれ食うよってユウちゃんに断り、付け合わせのレモンをかじって一息に飲み干した。
みなぎってくるわけじゃないですか。楽しくなってくるわけじゃないですか。
テキーラ三杯頼んで、店長と後輩君に一つづつわたして乾杯した。
その後はもうひどかった。楽しかった。
店長も後輩君もそんなに強くないくせにガンガンテキーラ飲むのなー。
店長は胸元までまっかだし、後輩君は酒乱だったし。
せっかくユウちゃんの隣の席を譲ってやったのに、「オイ工藤!!」とは何事ですか!(笑)そして俺のテキーラを取るな!
すごいひどかった。ユウちゃんが何回も後輩君の頭たたいてた。
当然後輩君はつぶれたわけでね。掃除をしてたらユウちゃんも間に入ってきて手伝い始めた。
よかよ、俺がやるよと言ったが、いやー工藤さんのための飲み会なのにって譲らなかった。これこそがプリチーガールさ。
結局、後輩君の家を知ってるのは俺だけだったから、連れて帰ることに。
そいつの荷物を持って、そいつを背負って、タクシーに乗り込んだ。
店長が金を払ってくれた。ユウちゃんが心配してくれた。コウジさんはいつものように落ち着いた顔でこっちを見てた。
ああバイト先は俺の居場所だったんだなと思え、ちょっと嬉しかった。
まったくもー、後輩君完全にグロッキーなわけ。しかも荷物がえらく重いしさ。
それでも笑顔で、「今までありがとうございました!」って挨拶した。
そんなちょっといい話でした。
2007年06月26日
SKIN
誰にも自分の本心を見せたくないのなー。どうしてかは知らないけれど。本心を見せてくれと言われてもほいほい逃げます。
本心を見せたことなんて数えるくらいしかありません。本当です。全部思い出せる位のもんですから。
まあハットリの前ではいつも本心見せてます。『いつも』というのはスゴいです。他の人に対しては一回こっきりか、ずっと見せてないか。そんなもんです。
本心を見せてきたのは殆どが野郎です。前に書いたとおり、野郎どうしなら本心見せても相手はちゃんと見てくれるだろうと、言わずともわかるからです。
コレが女人だとどうすんだろうな。
しゃべってダメならくっつくしかない?
それでも皮膚がさあ、お互いを阻むじゃないですか。
もっと近づくってことがやるってことなのかなー?
やったとしてもわからないならいっそ二人でどろどろに溶けてしまいたい。
稲葉さんがそう歌ってるんだけど、俺は、過去のすごく好きな人に対してそうしたいと思ってましたよ。
そこに至るプロセスは省きますが、池田さん(仮)とセックスしました。
ちゃんとこっちから誘ったってことだけ言っときます。
ああブログタイトル変えなきゃなあ。
自分で言うのもなんですが、すごく冷静でした。
どうすりゃいいかわかんなくなって固まったり、逆にマイサンが柔らかくなったりすることはなかったし。
いちゃついてる時にジャージャーからメールきた。「まだこっちに来んの??」だってさ。
ごめんなこっちも盛り上がってんのよ、と返した後、ウソついちゃったって言ったら、池田さんが笑った。
やる直前に電話きた。ユウちゃんからだった。
ああそういえば、居酒屋バイトの送別会が二時からだったから、暇つぶしに十二時半から飲もうかって話になってたんだった。
誰って聞かれた。携帯の画面が覗かれてたわけだし。
バイト先の後輩だねと答え、震える携帯を向こうに投げた。
一通りのことはした後、池田さんが服を着たから俺も着た。ベッドから居間に移動した。
池田さんが泣いてたわけ。なんとなくわけはわかった。
続かないなら友達としていたほうがいいってのはわかるし、たぶんこいつは俺のこと大好きなんだろうってこともわかってたし。
他にもいろいろあったんだろうけど、俺にわかるのはそれだけだった。
工藤くんは本心を見せてくれないよねと言われた。
そういえば。やったのに見せることはなかったな。
やっぱりどろどろに溶け合うしかないんだなと思った。
やってる最中に思いついたことは稲葉さんの歌詞だったわけですね。
「もう会わないほうがいいと思うの。」
「俺もそう思う。池田さんの連絡先消しとこうか?」
「うん。」
池田さんの家を出た後、自販機でジュースを買った。
それを飲んでみても、舌先の違和感は消えることはなく、せめてこの感覚をこの先しばらく忘れないでおこうかと思った。
ユウちゃんに電話した。
盛り上がってて携帯に気付けなかったごめんねーって。
ウソはついてねえな。うん。
さあ次は可愛い後輩たちと、世話になった先輩たちに会いに行かなきゃなー。
と、前のバイト先に向かいました。ああ舌先が乾くなーって思いながら。
炎のストレート
実際のとこ体育会系もそこそこイケますからね!!
真剣に走ったら足だって速いはずだし(たぶん)、ゴールにボールつっこむ系以外の球技は大好きですし。
今回はそんな話です。
研究室対抗のソフトボール大会だったのです。
体育会系のボクは、前の日から楽しみにしすぎて一睡もしてませんでした。
朝九時の車内でオフスプリング歌ってたほどのナチュラルハイだよ\(^O^)/
ジャージャーに会った。ヤツもはりきってた。ずっと『炎のストレート〜♪』って歌ってた。たぶんヒロトの歌だと思う。
ひさしぶりに違うキャンパスの友達に会った。お腹を触ったら平らになってた。「ビリー?」と聞くと「当然よ!」だと。おまえもか!!
俺のポジションはキャッチャーでした。
普通キャッチャーってデブがやるんじゃねえのかと思いましたが、同じ研究室にデブがいないのと、俺がジャージャーの投球練習に付き合ってたのもありまして。
ヤリちゃんから『黄金のバッテリーやん!』と評価された。
自分が彼女と黄金のバッテリー組んでる男は、カップリングを誉めるのがうまいのか。
二試合あったんだけど片方負けちゃって、結局決勝トーナメントには進めなかった。ジャージャーは本当に炎のストレートを投げてたんだよ。でも負けちゃって、くやしかったなー。
その後一旦家に戻り、打ち上げ会場まで行ったのですよ。
ジャージャーとは結構な友達付き合いだから、ヤツは遅刻して、その理由は寝坊だろうとはもはやわかってた。
やっぱり遅れてジャージャーが入ってきて、隣に座ってきた。俺がとっといたおつまみを食べながら、いつものように『ハハ、すいません』と笑顔で言うのさ。
同性とバッテリー組むのは簡単なのになー。やはり異性とバッテリー組むとなると、サインがまったく通じないような不具合が出るんだろうな。
『言わずともわかる』か、『言わなきゃ伝わらないし伝わらないかもしれない』の違いは決定的だな。
今、少しこんなこと考えちゃったり。
男の友情だね。
コース料理が全部出て、追加で注文しはじめたころに途中で抜け出しました。
ちょっと飲んだけど、まあまだちゃんと話せるし。昨日は寝てないけど、歩けるし。
さあ次の飲みに行きますかと。「高校の友達の飲みがあるんすよ。すいません!」って言いました。もちろんウソです。「二次会するなら呼んでください!」って言いましたがこれは本心です。
29歳かー。二人で飲むってのはどうなんかなーって思いながら待ち合わせ場所に向かいました。
ワン、ツー、ファック・ユー
教科書(洋書)読んでんのさ。 只でさえ意味がわからない今まで専門外だったことを、理解しなきゃいけない上に英語ですよ。ロックボーイの僕としては、英語といったらみんなで仲良く『FUCK YOU!!』としか言えません。そんな僕の夢は、アメリカ人とフランス人とイタリアのナポリっ子と友達になり、「世界のフィンガー 『くたばりやがれ』よ」を再現することです。
高分子(ゴム)について勉強してます。卒論テーマはコンドームの研究にしてやるかな。アハハー
そんなことしたら教授からくたばりやがれって言われんだろう。別にいいじゃない、実に大事なことでしょうに。
今日は先週土曜のトリプルブッキングの模様をお伝えするよー\(^O^)/
芋ロック→テキーラショットの流れに驚愕するがいいさ。
お久しぶりの工藤(仮)でした。
2007年06月18日
2007年06月13日
2007年06月09日
またまたやらせていただきましたァン!
最近の人のつながりというのはこのような脆弱なものなのであろうか。
まーべつに携帯なくてもだいじょうぶだけどさ。
クラスが同じでゼミも同じ、すなわち大学で一番親しい間柄のジャージャーの番号ですが、たぶん電話帳に入ってるのは前の番号なんだよね。それでもどっか行こうとか約束は取り付けられるのです。
大学で会うしね、家に行って呼び鈴ならせばいいしね。腹立たしいのは奴から11時に来いと言われたのに呼び鈴四回目でやっとドアが開いたことかな。
みっちーの家にはみっちーがいなくともノーアポで上がり込むさ。
それどころかA君の家にはA君いない上にノーチャイムで上がり込むさ。
いちいち携帯で連絡とらなくても、だいたいのことは互いにわかってるからそれで十分だしなー。
先日の件ですが。
コウジさんに言われたとおりすごく事務的なメールを遣ったのですよ。色気も隙もゼロのどーしよーもないメールですよ。これもらったらさすがに少しへこむかなーという感じの。
だがしかし、返信が来たのですよ。
それから何回かメールやりとりしました。せっかくだから友達になろーよって言われ、いいですよって答えた。
メール不精の俺としては、向こうからメール来るのはヒジョーにやりやすい。
それにワタクシ余裕ないですもの。この先新しく女人の知り合いができる気がしませんもの。
だって童貞だもの。みつをも言ってたから間違いねえ。
んで今日なんですが。
携帯電源切れてたの。夜十二時くらいに充電してセンター問い合わせしたらメールが二通来てた。
電話してみたんだけど圏外だったから、もし彼女がいて気をつかわせたならごめんね、こんな感じだった。
あーあーあー、ちょいと考えてしまったわけさ。
何をって言うと、つい3ヵ月前くらいのやりとりですよ。
いややりとりにもなってねえ。来ない返事を待つのはいかに苦痛なものだったか。
それを思い出した。
まあ相手はそこまではなかっただろうが、少し興醒めした感は確かにあったんだろうな。
んー名前をつけとこう。
たぶん俺は明日、お客さまに連絡するだろうし、この先も話題に出るだろうから。
池田(仮)さんで。
由来は友人の母親の下の名前と同じだから。
ハットリ君に言っておくと、きみのモトカノナンバーツーの名前と同じなのだよ。
2007年06月03日
誠実?アルバイター(居酒屋編最終回)
バイト先(居酒屋)で起こったネタ集ファイナルです。
○pretty garl saves the world
ユウちゃん(プリチーガール)がバイト先に復帰しました。
やっぱりプリチーガールはすごいね。神なんているのだとしたら、そいつが与えもうた唯一無二の才能なんだろうなプリチーであるってこたー。
なんてことを、せかせか働くユウちゃん見ててぼんやり思った。
だって雰囲気が明らかに違いますもの。洗い場のリューさんは始終顔が緩みっぱなしだし、キッチンの方々も、いけませんわだんな様、歯が常に見えてますよ。
顕著なのは後輩君。「うはー工藤さん俺月曜に初めてユウちゃんに会うんスよーwwwめっちゃ楽しみっスよーwwww」二回言われた。二回言うってことは無駄なことなんだ無駄だから嫌いなんだ無駄無駄…
「早く工藤さんやめて下さいよwww邪魔じゃないですかwwwww」ちょっとアナタ、今座ってるところはどこだい?僕の車の助手席ですよ?
まあとにかく。誰からも好かれる存在、それがプリチーガール。僕なんかじゃ到底真似できません。常に人の顔色伺ってこそこそやって、それでも怒られる。そんな僕とは対極の存在です。
そんなプリチーガールと久しぶりに話してみましたよ。「なんか工藤さんさわやかになりましたね!」だなんてうるせえやい。まーそりゃ一ヶ月ぶりに眉毛整えたしなあ。髪もちょっと短いし。てか絶対先輩だと思ってねえな。気にしないけど。
「ユウちゃんの大ファンなんよ。その後輩君。」本人に言ってやった。さて俺は後輩君とユウちゃんのカラミをニタニタしながら観察しようと思います。ヘケケ。辞めるまでの楽しみが増えた。
(注:後輩君はすごくいい子です。印象的な台詞のみ引用しているためにそうはみえないでしょうけど、俺の愚痴に付き合ってくれるすごくいい子です。)
ああ今日はいっぱいミスしてしまった。店長から顔も見たくもないと言われた。すごくへこんで、もやもやしてたらまたミスして怒られた。ユウちゃんが入ってなかったのが救いかな。仮にもおにいちゃんと呼ばれたのですもの。どんなにだらしないお兄さんでも、妹の前ではしっかりしてないといけないから。
今日も後輩君乗せてったわけ。
「俺が抜けたらハーレムやんなー、後輩君。男のホール一人だけで後はみんな女の子やもんなー」
「そうッスねwww…でも工藤さん抜けたらやっぱりキツいですよ。話せる人もいなくなるし、さびしいっすよ。」
ちくしょう最後まで車に乗せてやろうじゃないか。あんたもユウちゃん同様、俺の救いだな。弟がいたならばこんな感じなのかな。
○一度あったことは二度あってほしい。
「俺がこのバイトを通して得たもの?客の番号ッスよサーセンwwww」
前に、店長と後輩君と三人で食事したとき俺が言ったセリフ。もし店長に酒が入ってなかったならば、裏に呼び出されて説教だったなコリャ。
バイト辞めると決心していらい、あの感動をもう一度と思っておりました。「あと一回番号もらえたら最高なんだけどなー」と後輩君に言っておりました。「工藤さんきもいっすよwww」と言われましたがその後に「でも一回くらいもらってみたいですよね」と本心を吐露しやがった。カワイイやつめ。
そりゃ、俺クラブに二日に一回通ってるぜー的なイケイケのにーちゃんが「俺さー、めっちゃカワイイ女ナンパで落としてその日にヤッたぜー」って言うよりも、目が死んでる系のグダグダ学生が、「あどねー、ボクねー、お客さんから番号もらったのー。んで今日遊びに行かないって誘われちゃったー。」って言うほうが意外性があって面白いでしょうそうでしょう。
ライフイズエンターテインメント。話して面白かった方が勝ち。俺の信条なのです。
しかし諦めました。最近洗い場のリューさんが学校忙しいらしく、リューさんのいない日は俺が代わりに洗い場なんだな。ホールに出れねんだな。
そうこうしてるうちにホール出るのがめんどくさくなってきて、果てには「リューさーん、洗い場俺と替わってくださいっスよーリューさんは裏でタバコ吸っててくださいよー」と言う始末。
へいへい皿たち、かわいいねえ。どれ、俺がきれいにしてやるけえのう。客?知るか!俺の大事なお皿ちゃんたちを汚しやがって!!こんな感じね。末期です。
だがもらった。
この工藤の最も好きなことの一つは自分よりスゴイと思ってる奴に意外性で反撃することだ。
もらいましたよ…!また。
十個ほど年は上ですが充分に美人に分類される方から。
ああもう思い残すことはねえな。男の勲章が一個増えた、そんな気分です。
但し、今回は事情が異なり、キッチンのコウジさん(プレイボーイ…だと思う。最近離婚した…んだと人から聞いた。)と俺とお客様二人の計四人で今度飲みに行きましょうとのことだったのです。
コウジさんどうしましょうと尋ねると、「ああ、お礼だけしとけ。お客様だからな。」と。
「そうですね。じゃあ俺のほうでメールしときますよ。」
「おう、頼む。」
「あーでも。」
「何だ?」
「出会い、無いんじゃないですか?俺じゃなく、コウジさんが。」
「彼女おるけん。」
「そうですか。お礼だけしときます。」
彼女いるってのは多分ウソなんだろうな。
三十超え、マンション暮らしの男が、一人でコンビニで発泡酒とちょっとしたつまみだけを買って、家に帰りますか。
ちょっと家まで送って行って、その間少し話をしただけなのに、何故に「昨日はありがとうな。」と何回も言ってくるのですか。
ぼんやりバイトの女の子の後姿見ながら、疲れた感じの表情を崩さずに「萌えー」なんて呟きますか。(←てかコレに一番びっくりした。)
と、ゆーわけで。
心の中の勲章として、番号はとっときましょうかね。
丁重にお礼申し上げるつもりです。
酒の場のネタが一つ増えた。