武蔵野市では、公立保育園改革を実施しています。

保育園の民営化は、各自治体で進められていますが、単純に民営化する前に、質を大幅に落とさずに公立のままでもっとコストを下げられないか、との趣旨で行われています。

やり方としては、公務員である正規保育士を減らして、嘱託や臨時職員(アルバイト)で代用。
減らした正規保育士は、一時保育などの新規保育事業に回す。

トータルで考えれば、保育サービスを拡充できるし、今までの保育園事業費は、賃金の安い人員が増えるので経費が下がる、ということになります。

市長が言うには、コストを下げてサービス向上、になるようです。


改革を考えるのは良いのですが、どの視野にたって改革を評価するかで、意味合いが変わるのがこの公立保育園改革ではないでしょうか。


課題のひとつは、“武蔵野方式”で始まっていることです。


この改革へのひとつの動きがありました。

この改革を評価するために評価委員会が作られているのですが、この委員会が行った市民集会での妙録が公表されたのです。

保護者がよく分からないところで、改革や改革への評価が進んでいる現状です。
ですから、保護者(=市民)と話し合いをするべきだと提案していたので、この会自体は良いことだったと思います。

ですが、どうも決まったことを説明するだけという“武蔵野方式”でこの委員会も進んでいます。
何よりも、市民である保護者の代表が入っていないのですから。

これまでの例だと、一度やれば市民意見を聞いたことになり、二度目はやらないのですがどうなるか。

まずは、この報告をご覧になってください。

「武蔵野市公立保育園改革評価委員会と市民の集い」ご報告
(pdf)


公立保育園改革は下記ページもご参照ください

どうなる? 公立保育園の改革


市民集会の妙録を出すように、とは市議会文教委員会で要求していた物です。
最初は渋っていましたが、なんとか出したのは良いことでしょう。
でも、その要求していた文教委員会にはまだ報告されていません。
何か出すのに面倒なことがあるんでしょうかね。

【参考】
公立保育園改革評価委員会