6月19日の建設委員会に武蔵野市のプレイパークについて行政報告がありました。場所が決まったことから、運営主体をどう育てていくかが現状でのポイントとなっています。予定では平成20年春にオープンの予定。これからは、現地でのミニプレイパークの開催や運営に携わる市民をさらに募集していくことになります。
プレイパークとは、冒険遊び場とも言い、ヨーロッパを中心に1950年代あたりから徐々に増えてきたもので、日本では、1978年に開園したこの世田谷区の羽根木プレイパークが最初となります。
子どもたちが廃材や古タイヤを使って秘密基地を作ったり、地面を掘り返したり、焚き火ができるなど自由気ままに遊ぶことができる公園です。多少の危険もありますが、自己責任で遊ぶことが前提。相談相手になったり遊びの工夫に参加してくれる大人のプレイリーダーが常駐するのも特徴です。
これまでに各地でプレイパークができていますが、最大のネックとなるが場所の確保です。プレイパークを作りたい人たちがグループを作り、私有地や自治体の公園の一角を借りて始めるのがほとんどケースですが、武蔵野市の場合は、行政が先に場所を確保しているという珍しいケースとなります。
武蔵野市では平成15年に庁内職員で研究会を始め、市内各地の公園で一日プレイパークをなどを実施してきています。昨年度は、情報交換会や基本計画策定のためのワークショップなどを実施。
これからは、現地でミニプレイパークを実施し、地域の反応を確かめ、運営体制の課題を整理していく予定、と報告がありました。
場所があるのなら早く始めて欲しいとは思ってしまいます。しかし、このような公園で最も肝心なのが運営主体となる人材だと私は思います。特に、すり傷や切り傷ぐらいは起きてしまうのがプレイパークですから、行政が管理するとなるとあれもこれもダメという事なかれ主義に陥ってしまうことが予想されるからです。
担当課もことのことは分かっているようで、場所を早急に作るよりも、運営に携わり、遊びをリードできるプレイリーダーを育成するなど、まずは人材育成を優先させたいとしていました。可能であれば、地域の人と連携してNPOを組織したいとの考えもあります。
現時点では目に見える大きな動きはありませんが、人材を育成していくこれからの1年半がプレイパークというハードができてから先のことを考えれば重要な時期なのだと思います。市のこの方針には賛同できます。
ただ少々気になるのは、予定地の周辺住民にどれだけ理解されているかです。
予定地のすぐ南には、マンションがありますし、東側には新たな住宅街があります。私は泥だらけでも気にせず遊ぶ子どもの姿が好きですが、全ての人がそう思うとは限りません。子どもの騒ぎ声がウルサイと苦情を言う人もいるのです。プレイパークという言葉もどれほど理解されているか疑問があります。
このことについて質問しましたが、市としては、プレイパークの認知度を一層高めていく、としていました。具体的な手法はこれからになると思いますが、大いに期待したいと思います。
(図は、行政報告のあったプレイパーク整備基本計画に掲載されているプレイパークのイメージスケッチ)