改革というと、とにかく経費削減となりがち。ですが、本当の改革とは、本来持つ力を発揮させること。本来の目的を達成できるようにすることであるはずです。

このことから考えてみると、図書館の本当の理想を知らない。検証もなく、知ろうとすることもない。日本の図書館は、いわばライト兄弟の飛行機が飛んだ瞬間であり、その後の発展を考えていない状況だ。そして、図書館のあり方を変えることは、日本人のあり方を変えることでもある、と日本図書館協会の常世田良さん(元浦安市図書館長)が熱く語っています。


この話は、「インターネット対談『公立図書館の可能性』 〜日本図書館協会・常世田良 vs えのきどいちろう〜」とのタイトルでTBSラジオがポッドキャスティング用に2008年4月22日から配信している番組でのことです。

この番組は、ラジオで放送した後、より時間をかけて対談した様子を配信しているもの。ipodなどの音楽プレイヤーに入れて聴くだけではなく、パソコンでも聴くことができます(音声のみ)。


興味が尽きない内容ばかりですが、フィンランドで学力があがったのは、学校ではなく図書館を充実したから、情報を探すために図書館員を手足のように使うべき。税金を払っており使う権利を持っているのだから、など普通に思う図書館とは異なる図書館の姿が“熱く”語られています。



民間委託されたような図書館は、本当の理想を知らない人がやってしまったのかもしれません。もともとのレベルが低かったから、良くなっただけで、民間委託したから良くなったとは言えないこともあると思います。

武蔵野プレイス(仮称)も含めて、武蔵野市の図書館はどうあるべきで、何を目指しているか、理念を明確にすべき。そうしないと、プレイスも何のための建物なのか、建てることが目的となってしまう。このことは、再三にわたって市にたいして提案してきており、やっと動きだす気配が見えてきています。

武蔵野市の図書館は、費用面でも貸出数でも多摩地区ではトップレベルです。高い理想を掲げることで、日本で一番の図書館になる可能性が十分あると私は思っています。今求められているのは、高い理想、理念です。

このことを考える意味でも、対談をぜひ、お聴きになってみてください。


【参考】
TBSラジオ バトルトークラジオ インターネット対談&Podcasting 
「公立図書館の可能性」〜日本図書館協会・常世田良 vs えのきどいちろう〜