京都縦貫自動車道のトンネル工事で出水が止まらず、工事が遅れ今年度に開通できない可能性があると日経コンストラクションが伝えている。地下水の影響が懸念されている外環道路は大丈夫だろうか。

 「京都縦貫道トンネルで止まらぬ出水、開通延期も」(2014/10/07)の記事によると『破砕帯に当たって大量の出水が始まった。平均すると毎分2000リットルのペースで、「切り羽の天端や側面など様々なところから出てくる」(中略)。出水が影響したとみられる切り羽の天端の崩落が、同月中に2回にわたって発生した』という。

 京都縦貫自動車道のトンネル工事は、NATM(New Austrian Tunnelling Method 新オーストリアトンネル)工法を採用している。岩盤を掘進するのに適した工法とされ、トンネルの外壁のコンクリートを周辺の岩盤に打ち込む特殊ボルトで強度を保つ工法だ。首都高速中央環状線・飛鳥山トンネルやJR武蔵野線など多くの道路や鉄道のトンネル工事で採用されている。
 外環道路(本線)で行われるシールド工法とは異なるので、一概に同じとは言えないが、注目しておきたい事故だ。

【参考】
京都市交通局 地下鉄のつくり方−山岳トンネル工法
wikipedia    新オーストリアトンネル工法