山形県東根市では、屋外のこどもの遊び場、「ひがしね あそびあランド」も視察した。約4、4ヘクタール、東京ドームとほぼ同じ面積の都市公園でプレーパークも取り入れていた。

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 あそびあランドは、「さくらんぼタントクルセンター」の成功から、野外でもこどもが遊べるようにと考え作られた公園で、「子育てするなら東根」の具体例でもある。一昨年にオープンした。
 施設は大きく分けて、幼児広場ゾーン、斜面を使い遊ぶゾーン、大型ネット遊具やステージがあるシンボルゾーン、プレーパークがある冒険広場ゾーン、農業体験ができるゾーンに分かれ、センターハウスでは、子育て支援事業なども行われている。周辺の山へのハイキングコースも整備されていた。
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 基本的なコンセプトは、タントクルセンターも同様で、「遊育(ゆういく)」だ。教えて育てる「教育」ではなく、子どもが自らやってみたいことで遊び、遊びを通じて学び育つとの考え方だ。泥だらけになり、生きるたくましさと同時にガキ大将が生まれたり仲間をつくったりと子ども同士の関係を学ぶなど社会性を体験していくための施設となる。

IMG_9130IMG_9143asobi2 運営は、タントクルセンターをつくるさい、構想づくりにかかわった市民などが設立したNPOへ指定管理者制度で委託している。正規雇用のスタッフのほかにイベントごとにボランティアを募り運営していた。運営費は潤沢とは言えないようだが、施設や事業の方針を自らが考えてきた市民が担うこの方式は、市民協働としても意味の大きい事業だろう。

 来園者は、平成25年5月〜26年3月末までの実績で、35万人。遠足先としても人気で仙台から来る人も多い。Jリーグチームの入場者もよりも多く、すぐ近くには食堂や農産品の直売所ができるなど地域活性化にもなっていた。


 たんとくるセンターとこのあそびあランドを東根市の担当者から説明を受けていて、最も印象に残っているのは、遊びに困難さがないと子どもが飽きてしまう。多少のけがは自分持ちで楽しんでもらうことを優先していること。
 そして、これらの施設が、東根市のイメージアップ効果になっていると考え、人口が微増している要因と考えていると話されていたことだ。
 子育てするなら○○市は、よく使われるフレーズだが、具体的な施策として示すことやその効果としてのイメージアップや人口への影響までも考えて使っているかと考えてみると東根市までになっているのは少ないように思う。

 少子高齢化が進む武蔵野市の将来を考えれば、子どもの人口が増える=子育て世代が増えてもらわないと困るのは誰でも分かる。ところが、その対策を明確にできていないのが実情だ。
 武蔵野市は子ども施策に力を入れていることは評価するが、その効果としてのイメージアップや人口へと結びつくことも考えていくことが必要と提案したことがあるが、前向きな考えはでてきていない。東根市のような施設を武蔵野市でつくることは無理としても、アピールしていくことや、現状で弱いのなら、より重点施策として進めることが必要だと思った視察だった。

【参考】
東根市の子育て支援施設視察

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