2月5日の市議会建設委員会で「福島原発事故による避難者が安心して暮らせる住まいの確保を求める意見書の提出に関する陳情」が審議され、採決の結果、全委員が採択(賛成)とした。3月議会で意見書が東京都などへ提出される予定。


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 陳情の趣旨は、福島県が国の避難指示を受けていない避難者への無償住宅提供を平成28年度末で終了する方針を示していることから、今後も続けてほしいというもの。

 陳情者は市内の都営住宅に住まれているが、今のままでは、28年度末(3月末)に転出することが求められてchinjo2709いる。避難してきた時の子どもは5歳になり、武蔵野市がふるさとともなり地域との関係も深まっていることや、福島に帰りたくでも原発事故以前に戻っていないため、帰りたくても帰れない。子どもの甲状腺がんも心配。今の場所での生活が安定するまで住み続けられるにようにすることや希望する地域で生活できるための支援を求めていた。

 先に楢葉町から避難している方の話も伺ったが、住宅支援が打ち切られる今年の3月末が大きな山場になりそうだ。帰りたくでも帰れない。この現実を考えれば、支援は続けるべきだろう。そして、なぜ帰れない状態になったのか。どこに責任があるのかを明確にして、同じことが繰り返されないようにすることのほうが先決だ。

 支援を打ち切るべきではない。



「福島原発事故による避難者が安心して暮らせる住まいの確保を求める意見書の提出に関する陳情」の陳情文(pdf)はこちら


写真は、2015年9月に避難指示が解除された楢葉町内にある除染土置き場。このような状態なのに戻れというのだろうか。