武蔵野市議会は3月28日の本会議で「武3・4・12号線を優先整備路線にしないことを求める意見書」を審議し、賛成多数で可決した。近く、東京都知事へ送付される。


文書名 _2016年03月28日意見書・資料


 武3・4・12号線は、中央高速調布インター付近の甲州街道から北上し、JR中央線を越えた先まで現在は整備されている。計画では、さらに北上し、五日市街道境橋付近へ接続する道路だ。

 現在、東京都は第四次事業化計画を策定中で、先に案を公表しパブリックコメントを募集、近く、正式な計画を発表する予定だ。優先整備路線に選定されると、10年以内に道路を整備する可能性が高い道路となる。

 会派ごとの賛否は下記。

 賛成:民主生活者ネット、空、共産党、むさしの志民会議、会派に属さない議員(2名)
 反対:自由民主市民クラブ、公明党


 意見書文と私の賛成討論は下記。
 

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(意見書)

 第四次事業化計画の優先整備路線に都市計画道路、武蔵野3・4・24号線を選定しないことを求める意見書

 東京都は昨年12月「東京における都市計画道路の整備方針(第四次事業化計画)」(案) を公表しました。
 公表された整備方針案には、優先整備路線に武蔵野3・4・2 4号線を提案しています。
 武蔵野3・4・24号線は、緑に囲まれた遊歩道や子どもたちが遊ぶ公園も、道路計画用地の一部に含まれています。
 道路建設予定の武蔵野3・4・24号線の周辺は渋滞もなく、緊急性も、必要性も感じません。
 地域住民に親しまれている遊歩道や、子どもたちの遊ぶ公園にも影響を及ぼし、道路建設に巨額な費用がかかる、武蔵野3・4・24号線を第四次事業化計画の優先整備路線に選定しないよう求めます。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。

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(賛成討論)

 ただいま議題となりました「第四次事業化計画の優先整備路線に都市計画道路武蔵野3・4・24号線を選定しないことを求める意見書について、に会派を代表し賛成の討論を行ないます。


 武蔵野3・4・24号線の現地をみれば誰でもわかるように、渋滞が起きている状況ではありません。計画どおり進めるとなると境橋周辺まで伸ばすことになります。現在の渋滞のネックとなっている箇所に接続道路を作ることになり、より渋滞を悪化させる道路となってしまいます。
まして、花の通学路や市の公園をなくしてまで、どこに道路を作る必要性があるのでしょうか。必要性はありません。

 この道路計画については、2014年6月12日の一般質問で取り上げ、少子化や税収が増えない今後を考え公共施設の再編を行なうのであれば、道路も同じで、イニシャルコスト、ランニングコストを考え、不要な道路はなくすべきと提案しています。
 埼玉県や大阪府、京都府では、少子・高齢化の進展、将来的な人口減少の見通しなど、道路計画の前提が変わったことで都市計画道路を廃止した例があるためです。

 そのさいの答弁には、周辺地域の自治体との協議が必要としていましたが武3・4・24号線を考えてみれば、境橋周辺までの計画であり、さらに北上する計画ではありません。つまり、武蔵野市内での道路計画であり、武蔵野市がまず判断することが求められますので、ここで議会意志を示すことが重要となります。
 たとえ優先整備路線に選定されたとしても、事業化されなかった道路もあることから、意思を示すことは重要になります。

 都市計画道路は、都市の骨格となり、まちづくりに大きく関わる道路であり、都市の将来像を踏まえて計画される道路のこととされますが、武蔵野市の将来像を考えれば、必要性はありません。本来は廃止すべき路線にすべきですが、まずは、そのための一歩として、優先整備路整備路線にすべきではないと判断し、賛成討論とします。