11月16日の市議会総務委員会に、武蔵境北口市有地有効活用事業における優先交渉事業者が決定した行政報告があった。一方で武蔵境駅周辺の商業者からは拙速との意見がだされており、今後が注目される。
 
さかい1
 市有地は北口に隣接している土地で、市は民間のノウハウや資金を活用した公民連携事業(PPP)として行うことを決め、民間から事業提案を募集していた。このほど、優先交渉する事業者を決定し、今後、民間が施設を建設し、運営も行う。市は、市政センターを施設に入れることを条件としていた。
 
 報告では、7つのグループから応募申し込みがあり、選定の結果、(株)栄進建設(武蔵野市境南町/建設・代表企業)と(株)ヴァーミリオン(新宿区/設計)、東急ファシリティーズ(目黒区/維持管理)のグループが選定された。
 提案内容は、一階に飲食店、クリニック、薬局。二階に市政センター、体操教室。屋上にバーベキューガーデンとなる施設としていた。
 
 屋上のバーベキューガーデンは、近隣商店から食材を買うことが可能としており、商店街への加盟も条件とするなど地元商店と共存できるとしている。また、コンセプトになった子育て支援として体操教室が入り、施設外観には、壁面緑化などを行う提案だ。
 
 なお、市は市政センターの賃料として月額40万円を払うが、土地の地代として月額47万円が収入となり、建設費や維持管理費などは不要になるのが今回の公民連携事業でもある。
 
 今後、各種協議が行われ、設計後、平成29年5月頃に着工。平成29年12月〜30年1月に施設使用開始を予定している。


さかい2


 
 
■説明不足と地元商店から要望

2016年10月21日 境商店街要望書_ページ_1 武蔵境周辺の商店街から、市議宛に「要望書」が届けられている。内容は、武蔵境は市民参加でまちづくりを進めてきたが、この市有地活用について、『市民に充分な説明もなく、そんなに急ぐのか理解が出来ません。武蔵境らしさが感じられる街づくりの為、懇切丁寧な方法で本事業を進めていただきたくここに要望いたします』というもの。
 
 また、市長への要望書と質問書も添付されていたが、そこには5月の総務委員会で『「地元説明会では様々な意見があったが、全体としては事業に対する理解を得られている」との認識が示されました。しかし、この短期間で私どもが地元の意向を十分に伝えた上で、事業に対して理解しているとは到底思えません。地域の発展を願う気持ちは、市民も行政も同じはずです。ぜひ、武蔵境らしさが感じられる街づくりの為、懇切丁寧な方法で本事業を進めていただきたく、地元市民の声を聴く機会を設けていただきますよう強く要望いたします』とあった。

 質問書には、水路が多く緑が多い武蔵境らしさをアピールできる施設とすることや武蔵境を訪れた人や周辺医療機関の受付・相談窓口などを求める内容だった。
 
 総務委員会には、武蔵境駅周辺の商業関係者が多く傍聴に来られていた。どのような説明が行われていたが、現時点では良く分からないが、市にはより丁寧な対応と地元商店と共存共栄できるように進めて欲しい。
 
 
 
※画像は、提出された資料から施設イメージと平面図 

 
【資料】
2016年11月16日総務_武蔵境駅北口市有地有効活用事業における優先交渉権者の決定について