白血病患者への骨髄移植に新たな課題が出てきている。それは、ドナーへの支援が不十分なことだ。


■ドナーへの支援が不十分

 白血病は、いわば、血液のがんで「造血幹細胞移植」と呼ばれる治療法が現在のところ、治癒の可能性がある唯一の方法とされている。ドナーから提供された骨髄液を患者に点滴し、中に含まれる造血幹細胞によって患者の血液をつくる力を取り戻す治療法だ。

 ドナーになれるのはHLA型(白血球の型)が一致することが原則で、兄弟間で4分の1、他人では数百から数万分の1の確率で一致するとされており(コトバンクより)、そう簡単には見つからない。そのため、骨髄バンクに登録されている方から一致する人を探し移植することになる。

 しかし、移植にはドナーが4日ほど入院するが必要となり、仕事を休まなくてはならないが、休業補償がないことで提供できないケースが少なくない。そのため、官公庁や一部の企業などで「ドナー特別休暇制度」を設けたり、一部の自治体で「ドナー助成制度」を導入して、ドナーの支援をしているが、まだまだ少ないのが現状だ(武蔵野市ではどちらも行われている)。


■必要な患者の4割が移植できない

 白血病は、日本では、1年間に人口10万人あたり、男性で11.4人、女性で7.9人の割合で白血病と診断されている(2011年のデータ/「慢性骨髄性白血病(CML)を学ぶ」より)。決して他人事ではない。
 一方で移植を希望する人は、毎年約2千人以上となるが、日本ではその約4割の患者が移植できないという。
 
 ドナーに登録できるのは20歳以上、55歳以下のかた。詳細は、日本骨髄バンクのサイトで確認していただきたい。


■支援している自治体

 東京都でドナー支援をしている自治体は下記(骨髄バンクの資料より
 
品川区
渋谷区
杉並区
世田谷区
豊島区
町田市
三鷹市
武蔵野市
小金井市
小平市
稲城市

 自治体の支援もさらに必要だ。



■民進党も支援

 党の宣伝になるが、民進党は、職員の職務規定の改訂を行い、政党として初めてドナー休暇制度を導入した。
 また、国会議員などの登録を進めている。これは、11月3日に急性白血病で亡くなった日比健太郎名古屋市会議員の遺志を受け継ぎ、党として進めている「骨髄ドナー登録推進活動(通称・日比プラン)」のひとつでもある。

 多くの人の協力、自治体の支援で命が救われる。募金も行われている。ご協力をお願いします。