武蔵野市のクリーンセンター(焼却場)の火納め式(閉所式)が12月27日に行われ、32年間にわたる歴史を閉じた。新クリーンセンターはすでに稼動しており、ごみ焼却の問題はないが、用地選定のさいに建替え用地を確保していた先人の知恵も含めて感謝したい。

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クリーンセンターは、三鷹市と組合をつくりごみ処理をしていたが、いわゆる「ごみ戦争」が起きていた1970年頃に三鷹市へのごみの搬出が難しくなり、武蔵野市内で焼却場を建設することから歴史がスタートしている。

 当初は、北町5丁目の現在の市営プール付近を候補地として市は発表したが周辺住民から反対運動がおき、住民も参加した委員会で建設地を現在の場所に決め経緯がある。
 ごみ焼却場は住民が少ない地域につくることが多いが、武蔵野市の場合は、市役所の隣。それも住宅地の中にあり、しかも、市民参加でこの場所を決めたことにも他自治体の人には驚かれる。

 さらに、場所を決めるさい、30年後を見越しで建替え場所の候補として隣接地を準備していた。稼動後も周辺住民をメンバーとした委員会で運営を行うことも特徴だ。武蔵野市の市民参加の象徴ともいえる施設だ。

 32年間の稼動に対して、そして、運営携わってきた方々にもこの場で申し訳ないが感謝したい。





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 市民参加は時間がかかるもの。クリーンセンターの反対運動から工事着手までは10数年の年月がかかっている。いろいろな問題は、今でも武蔵野市では続いているが、時間が必要なことは心しておきたいと改めて思った火納め式だった。
 

▼ごみピット。ごみはほとんど残っていなかった
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【参考】
武蔵野市クリーンセンター