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武蔵野市は、子ども・子育て支援事業計画(子ども・子育てプラン武蔵野)の改定案を公表し、パブリックコメントを募集している。注目されるのは、保育の量の見込み(ニーズ量)だろう。待機児ゼロは達成できるか?


■31年度でも83名の待機児

これまでの計画では、平成27年度に待機児ゼロが達成されることになっていた。しかし、現実には28年4月現在でも達成はできず、29年4月にいったいどのくらいの待機児が発生してしまうかが注目されている。

 今回の改定案は、ニーズ調査の結果などから量の見込みを再検討したもの。同時に、認可保育園などどのような方策で量を確保するかも計画されている。
 
 改定案によると、平成29年度での確保不足数(待機児)は、2号認定(保育を必要としている3〜5歳児)で6人。30年度で「充足」となり待機児がゼロと想定している。
 
 3号認定(保育を必要としている0〜2歳児)は、29年度で202名(0歳児=80名、1〜2歳児=122名)と待機児が多くなるが、30年度で28名(0歳児=39名、1〜2歳児=充足)と減るものの、31年度では83名(0歳児=28名、1〜2歳児=55名)と増える想定をしている。
 
 つまり、31年度でも待機児ゼロにはならない想定が改定案に記載されているのだ。

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 保育定員(確保数)を増やし、待機児を少なくしようとしている市の努力は評価するものの、さらに確保数、つまりは保育園を増やすことが必要だろう。
 
 改定案には、32年度以降をどうするか記載されていないが、31年で83名の待機児を想定するのであれば、この改定案の想定期間中に、さらに保育園を作ることが求められる。予定していた認可保育園が開園できなかったことで確保できる人数が減ってしまったとはいえ、いずれ子どもの数は少なくなる。お金がかかりすぎるといった思いからアクセルを緩めるとスピードは元に戻らず、結果として待機児がさらに増えるからだ。

 前回の想定通りとはいかず、待機児ゼロにならなかった反省を活かすべきだ。
 
 
■パブコメは2月3日まで
 
 改定案へのパブリックコメントは武蔵野市のサイトで行われている
 募集期間は、2月3日(金)まで。

 改定案は、市役所子ども政策課と市政資料コーナーの他、市政センター、保育所等で配布されており、市ホームページにも掲載されている。
 
 どうぞ、ご意見をお寄せください。4月からの計画に反映される予定だ。