武蔵野市は「電子黒板の整備率」は高いものの、「教育用コンピュータ1台当たりの児童生徒数」「普通教室の無線LAN整備率」がかなり低いことが分かった。
 
 
 
 文部科学省が毎年行っている「学校における教育の情報化の実態等に関する調査(市区町村別)」(※1)を調べてみると、「電子黒板の整備率」は高いものの、「教育用コンピュータ1台当たりの児童生徒数」「普通教室の無線LAN整備率」が全国や東京都内と比較してもかなり低いデータとなっていた。
 
 市立小中学校の関係費は、近隣区市と比較すると費用をかけている(※2)のに、この結果だ。
 
 学校の建替えや給食、小中一貫教育など武蔵野市の教育には課題は多いが、今後のICT教育の重要性を考えると、この現状からの改善が必要ではないだろうか。貴重なデータと言える。

 同調査は、学校におけるICT環境の整備状況と教員のICT活用指導力を調べる目的で全国の公立学校(小学校、中学校、高等学校、中等教育学校及び特別支援学校)を対象にしている。都道府県別で調べると「教育用コンピュータ1台当たりの児童生徒数」や「普通教室の無線LAN整備率」は全国平均よりも東京都が低いことも分かる。東京都の問題とも言えそうだ。

 

市区町村別 学校における主なICT環境の整備状況(全校種)」から全国の自治体と比較した順位は下記。画像は東京都での比較。

  (カッコ内は全体数)
▼教育用コンピュータ1台当たりの児童生徒数 1520位(1817)
 
 全国平均=6.2人/台 目標値|3.6人/台。武蔵野市=8.3人/台

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▼普通教室の無線LAN整備率 861位(1245)

 全国平均=26.1% 目標率=100%。武蔵野市=16.1%

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▼電子黒板の整備率     171位(1737)

 全国平均=21.9%  目標値=100% 武蔵野市=78.5%

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※1
平成27年度調査結果より。平成28年3月1日現在で調査。28年10月に確定

※2
武蔵野市地域生活環境指数(26年版)によると武蔵野市の児童一人あたり小学校関係費は、25万5264円。三鷹市=21万7551円、小金井市=21万5463円、西東京市=20万7269円、練馬区=18万9417円、杉並区=21万7378円。
中学校生徒一人あたりは武蔵野市=35万7977円。三鷹市=28万1385円、小金井市=21万5463円、西東京市=21万5463円、練馬区=23万8318円、杉並区=32万3871円。


【参考】
文部科学省 平成27年度学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果