武蔵野市は、平成30年4月に新規認可保育所を新規開設することなどを含む平成29年度予算案を公表した。
 
 平成29年度予算案での一般会計は、635億4800万円で前年比、32億1800万円、4.8%の減となっている。
 減の理由は、クリーンセンター建設への国の補助金などが減ったことによるもので、市税の根幹である市民税は、前年比4億1935億円の増、法人市民税も2億8565万円の増など堅調な状況となっていた。市の借金である一般会計の市債は160億円。貯金となる基金残高は385億円を見込んでいる。きわめて健全な状況だ。
 
IMG_5255 29年度予算案は、「一人ひとりを大切に、多様性を力に平和と自治をはぐくむ予算」として編成され、各分野とも堅実に進められている印象を持った。
 そのなかで注目したいのは保育分野の事業だ。下記の事業が盛り込まれている。
 
▼認可保育園 30年4月に新規5園開設  
 市有地の活用を含めて開設し、待機児解消をめざすと書かれている
 
▼認証保育所 30年4月 新規3園開設
 定員枠の拡充と13時間開所など多様なニーズに対応
 
▼認可外保育施設利用者への保育料差額助成の拡充
 認可との保育料差額の助成。支給回数の増と多子世帯への支給拡充
 
▼障がい児などの居宅訪問保育の実施


 保育園新設は歓迎したい。だが、施政方針には『保育園建設の影響を心配される市民もおられる』と書かれており、すんなりと開設へと向かえない懸念を示している。気になるところだ。施政方針にはさらに『保育園などの子育て支援施設は、市民生活に不可欠な基幹的な施設であり、子育て世代の暮らしやすさのバロメーターでもあります』と書かれていた。市による積極的な開設支援が求められるが、この書き方を読む限りでは、市としても考えているように思えた。詳細は、予算への会派代表質問などで確認したい。
 保育園建設には複雑な事情が絡む。市民同士のいさかいにならないように願いたい。
 
 他には吉祥寺グランドデザインの改定もある。吉祥寺は、オウチーノ総研による「住みたいまちランキング」では首位から10位以下のランキング外に転落してしまっている。他のランキングでは上位になるケースもあるが、吉祥寺を見直す時期にあると思えているので、注目したい事業だ。
 
 
■新規事業

 予算案から新規事業をピックアップしてみた。他にも多くのレベルアップ事業があるが、詳細は後日。
 
<29年度予算案 新規事業> 
 武蔵野アールブリュット開催
 中島飛行機関連資料 新規収蔵資料展(仮称)の開催
 歴史文書からひもとく市制施行周年行事(仮称)の開催
 原付バイクご当地ナンバーの交付(象のはな子をかたどる)
 市の魅力再発見・発信事業
 運動習慣の定着化促進事業
 陸上競技場の利便性向上への改修
 旧山崎邸活用事業(高齢者支援・子育て支援の拠点に)
 摂食えんげ支援事業
 高齢者・障害者施設の防犯対策の充実
 障害者支援施設開設(北町5丁目)
 精神障碍者グループホーム開設支援
 ファミリーサポートセンター事業の実施
 子育て情報発信ウエッブサイトの構築
 中高校生世代会議(仮称)の施行
 井の頭公園開園100周年記念事業
 吉祥寺「象のはな子」象披露
 消防団第四分断詰所の改築
 空き家対策の実施(対策計画の策定)
 下水道ストックマネジメント計画策定(点検・修繕・改築の計画)