今村雅弘復興相は、東京電力福島第一原発事故による自主避難者について、「本人の責任でしょう」と発言(朝日新聞2017年4月5日)したことが波紋を広げているが、特別扱いしすぎるのはどうかと思うとの発言が武蔵野市議会でもあった。
 3月28日の本会議で「原発事故避難指示区域外避難者への住宅支援の継続を求める意見書」についての質疑であったもの。提案者の議員に対して、盲目的な支援は行政の肥大化になる危険性をはらんでいる。避難者が(原発)事故だからといって特別扱いしすぎるのはどうかと思う。仕方がなく上京して働いている人と差をつける理由を聞きたいと質問していた。

 提案者は、自分の意思ではなく原発事故により自主避難している。全ての自主避難者への支援ではなく、必要とする人に都や国が住宅条件の緩和など配慮して欲しいとの内容だ。家賃が払える人は別で、生活困窮者が対象と考えていると返答したが、採決のさい、同じ会派の議員と2名で退席し採決には加わらなかった。採決結果は全会派一致で可決した。


 今村復興相は、記者の『帰れないのは自己責任と思うかとの質問には「基本的にはそうだ。国はできるだけのことはやった」とした。さらに質問しようとした記者に「何で無責任だと言うんだ。無礼だ。もう二度と(会見に)来ないで下さい」と机をたたき、「うるさい」と会見を打ち切った』との対応だったと報道されている(朝日新聞2017年4月5日)。

 原発事故から6年になり、事故がなかったかのような風潮があるが、その象徴がこのような発言かもしれない。他人事でなく、人の気持ちに寄り添えるか。政治が問われている。


 画像の意見書はこちら(pdf)
 本会議の様子は、こちらから見ることができる(03:43から)
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 賛否結果は、こちらを参照のこと。

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