武蔵野市には児童館が一館しかないためにもっと増やすべきではないかとの意見が昔から続いている。この意見への市の回答は、単一目的の施設はつくらずコミュニティセンター(コミセン)で対応する、コミセンも子どもの場所になるので増やす考えはないというもの。そのため、実際にコミセンにどのくらい子どもが使っているのかのデータを明らかにしてみた。
 
小中高校生

 武蔵野市は、公民館や福祉会館、婦人会館など単一目的の公共施設は作らずに、地域ごとにあるコミュニティセンターで対応する。それも市民自身が担うとの考えの政策を長年続けてきた。
 武蔵野市には児童館が西のはずれに一館だけあるが、これは旧桜堤団地(現在のサンヴァリエ桜堤)が開発されるさい、地域への貢献事業としてURが用意してくれたものだ。そのため土地はURのものだが、現在でも土地代は支払っていない(直営の場合。桜堤保育園も同様だったが子ども協会に移管されたため民間事業者扱いとなり家賃が発生している)という特殊な事情もある。
 
 このことはさておき、コミセンが子どもの居場所のひとつには違いないが、実際にどの程度の子どもが利用しているのがこれまでは分かっていなかった。コミセンは市民の自主管理であるため、子どもと大人を分けて利用者数を計っていなかったからだ。
 
 実際の数が分からないのでは、どの程度の居場所になるか分からないため、会派として、通年でなくてもいいので計ってみるべきと提案し、その結果の数値が先の29年度予算審議のさいに会派要求資料として執行部から提出され始めて明らかになった。
 
 データは、平成29年1月16日(月)から30日の15日間にかけて、改修工事で休館中の緑町コミセンと関前コミセンを除く市内の各コミセンで行った。目視によるカウントなので必ずしも正確ではないが、大まかな傾向は分かるデータとなった。
 
 ただし、吉祥寺東コミセン(九浦の家)は、元データは小中高校生の利用は15日間の総数は458人だが、22日(日)に子ども向けイベントがあったたえ405人の利用がありイレギュラーとなったため、同じ日曜日(29日)の小中高校生の利用者数7人に修正している(※1)。
 けやきコミセンは、高校生をカウントしていなかったので、実際の数よりは少なくなっている(※2)ことはご留意いただきたい。
 
 グラフにコミセンごとに一日の平均中高校生の利用者数と一日平均利用者総数をまとめみた。
 
 
 もっとも多いのは、境南コミセンの一日平均41.6人。二番前は八幡町コミセン、三番目は吉祥寺北コミセンとなった。全コミセンの平均小中高校生の一日平均利用者数は、17.9人。総利用者平均は158,8人だ。
 
 この数を多いと考えるか、少ないと考えるか?


 私は現状では判断できない。居場所になっていることは間違いないが、もっと多くてもいいのでは、場所だけでは来ないのでもっと仕掛けが必要と思う反面、今の子どもたちが忙しすぎるのかもしれない、とも考えられるからだ。
 
 まずは数値として出てきたことで、これからの対応を考えてみたい。
 
 
 この数字をみて、どのように判断するか。子どもが行きやすい場所なのか、逆なのかを含めて、お読みになった方のご意見も伺えれば幸いです。


 
 コミセン別、小中高校生の一日平均利用者数は下記。
 
 小中高校生 / 一日平均総利用者数
     (人)
     
 4.0 137.7
 9.1 167.7
 25.5 285.4
 9.8 73.5
 5.9 156.5
 18.6 118.7
 27.0 91.5
 11.2 140.3
 19.9 273.3
 17.1 191.3
 27.9 121.7
 18.9 215.5
 41.6 195.6
 13.3 54.9

 元データは下記(平成に29年度予算審査特別委員会資料より)
 
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よさん_ページ_2