カードに書かれている情報を元に災害時の人名救助などを疑似体験するゲームがある。決められたストーリーどおりの行う訓練も良いが、このような考える訓練がこれからは必要だろう。
 
 
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 このゲームは、神戸市消防局が開発した教区災害対応シミュレーションゲームで 『ダイレクトロード』と呼ばれる。
 私が体験したのは、南海トラフ地震直後の1時間をシミュレーションする『海辺の町』のゲームだった。

 テーブルにまちの地図を広げ参加者が囲むと参加者にカードが配られる。カードには

「助けて〜っ! お隣の小林さんが足を骨折して動けないっ!!」」
「お寺の近くの井上さんが助けを求めている。足が不自由だが小さな人なので居場所が分かればあなたが背負って避難させてください」
「吉田さんが外に出ると隣の家とその隣の家から助けを求める声が聞こえてきた。二人とも閉じ込められて外に出られないようだ」


 などの情報が書かれており、これらの情報を参加者がそれぞれ話すことで、まちのどこに誰がいて、どの道具を使い救助するかを指示できるように「指示書」に書き込んでいくというのが大まかな流れだ。


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『海辺の町』は、津波が来ることが分かっているので、80分以内の救助し、参加者が避難しなければならないとの時間の制約もある。また、火事の発生もあり、指示書を書く時間がかかりすぎると、救助ができないなどのリアリティも盛り込まれていた。

 このゲームの体験は、私が参加しているファシリテーションの勉強会で企画されたもの。対話を通じて課題解決するファシリテーションのひとつとしてやってみようとなったものだ。
 
 大災害が起きれば、住民同士で情報を整理し、対話しながら住民が自ら救助を行うことが求められる。それも時間との闘いになる。そう考えるとこのゲームは非常に有効になる。
 武蔵野市の場合は、津波の心配はまずないと思うので、高層マンションや駅前の帰宅困難者など武蔵野市特有の災害を想定してオリジナルのゲームを作成してもいいのだろう。
 
 
『ダイレクトロード』の詳細は、神戸消防局のサイトにある。カードの内容もこちらにあり。多くの自治体で参考になるはずだ。