5月20日に武蔵野市の桜堤児童館の今後について市民意見交換会があった。中・長期的にどのようにしていくかがテーマだったが、この地区の人口に合わせた施策が必要ではないかと市民から意見が出されていた。
 
 
■増減の幅が広い桜野地区

 図は、昭和54年から平成28年までの桜野小の児童数(平成7年までは境北小と桜堤小の合計数)と先の文教委員会に提出された桜野小児童の将来推計数をグラフしたものだ。


sakurano



 このグラフで分かるように、桜堤児童館がある桜堤地区は人口の増減の幅が広い。児童数が少なくなり境北小と桜堤小を統合し桜野小とした後に児童数が増え、今では統合前の児童数を超えて市内で最も児童数が多い小学校となっている。団地の建て替えがあったことが大きな理由ではあるが、それでも予想とは異なった結果となっている。
 
 桜野小は児童数増に対応して、二回増築しているが、最初の増築(現在の給食室がある校舎)をした当時、プール横にも校舎を増築する案があったが、そこまで増えるかとの疑問もあったことから北側だけに増築したところ、児童数が予想よりも増えてしまいプール横の校舎を増築した経過がある。推計は推計で、必ずしも当たらないのがこれまでの経過でも明らかだ。
 
 
■児童数と児童館
 
 推計のことは別の機会に考えるとして、市は、桜堤地区における児童数の増加にあわせた短期・中期的な基本的な考え方として画像のように児童館事業を充実させたいと説明していた。
(画像は当日の資料より) 

桜堤児童館_ページ_2 この説明の後、参加していた市民から、人口の増減があるなかで児童館の面積は変わっていない。人口に合わせて考えるべきではないか、との指摘があった。
   
 児童福祉法第40条には『健全な遊びを与えて、その健康を増進し、又は情操をゆたかにする』ことが児童館の目的とされているが、その目的を果たすための物理的な条件も考えることも必要でないか。市の方向性は良いとしても、事業を充実させるとなると、その分のスペースがあるのか、できるのかを考えることも必要だろう。
  
 確かにグラフのように人口が少ないときも多いときも児童館施設は同じだった。今後、長期的には人口が減ると考えて、面積を増やさないとなるとこれから増えた時の子どもはどうするのか。我慢を強いるのかとなってしまう。桜野小の最初の増築の時も将来は人口が減るからとの考えがあり、少なく見積もった校舎にしたところ、結局、二回も増築している。長期的なことを考えるのはいいが、目の前のことがより重要ではないだろうか。子どもが少なくなり利用者が少なくなれば、高齢者施設等他の目的に転用してもいいのだと思う。


■旧桜堤小跡地
 
 他の市民からは、旧桜堤小の跡地に考えられないかと意見もあった。この可能性については、長期計画など市全体の考えを示してからでないと担当課レベルでは判断できないとの返答だった。多くの市民が望むことに加えて、いわば政治的な判断になるということだ。
 
 児童数の増加により給食数が足りなくなることから施設の更新などが検討されている。私は、古くなり建て替えの時期が来ている桜堤調理場を隣接地である旧桜堤小につくるのが合理的ではないかと考えている。もし、給食施設を作るのであれば、児童数増に合わせて児童館を併設した施設にしてもいいはずだ。現実的な話として考える時期ではないだろうか。
 
 
 
【参考】
桜野小の増築案 (2008年04月23日)