蓮舫代表は辞意を表明し、次の代表が誰になるかが注目されている。民進党が自民党の受け皿になりえていない現実を直視し、どうしたら国民からの信頼を得られるのか。そのビジョンを示した上で、代表選挙を実施すべきだ。国会議員の勢力争いで決めてはならない。


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■今の民進党

 民進党は、とかく、国会議員のための政党、選挙の互助システムの政党に思えてならない。自治体議員や党員、党職員、秘書はたんなるコマや道具、あるいは、自らの力を示すために数と考えている国会議員は少なくないように思えている。

 国民のための政党であるなら、まずは、全国の党員(党職員や秘書、自治体議員を含む)の意見を聞くだけでなく、幅広い国民から意見を聞き、誰のために何をすべき政党なのかを明確にしたうえで、これからの進むべき道を候補者が示し、全国の街頭演説や立候補者による討論会の開催も行い、選挙で決めていくべきだ。


■未来を決める

 今の民進党は、今すぐに代表が必要という状況でもない。党の支持率が上がらないことは、不要と思っている国民が多いことに他ならない。時間をかけて、党の存在意義、立ち位置を候補者が示し、党の未来を決める選挙にすべきだ。『リーダーとは、希望を配る人だ』とのナポレオンの言葉を思い出したい。党の未来を描き、どこへ進むかを決めるために選挙を行うべきなのだ。

 さらにいえば、誰が代表に相応しいのか。立候補制ではなく、党員が選ぶという意見もある。党員が代表になってほしい人を投票して、決めるというものだ。
「出たい人より出したい人」という選挙での言葉があるが、出たい人の自己満足ではなく、党全体を考えたら、このやり方もアリではないだろうか。上位の人がディベートし、最終的に過半数の得票を得るまで続けるということもやり、論点を集約していくことも必要だろう。もちろん、最後に代表が決まったらノーサイドにすることが大前提だ。


■刷新人事を

 先日、民進党のエネルギー政策について、原発をなくしていくべきと考えている民進党所属の自治体議員と民進党の「エネルギー環境調査会」の国会議員とで、党のエネルギー政策への意見交換を行った。
 この時に、「国民ファースト」ができて、原発をなくしていくと表明したら、民進党の存在意義がなくなってしまう。都議選と同じように駆逐されてしまうとの懸念が出されていた。

 党の立ち位置がハッキリしないから、信頼を得られないのだ。ここも候補者は明確にして選挙で決めていくべきだろう。
 誰が代表になるかはこれからだが、政権時の大臣経験者は表舞台に出ないほうがいいと思う。政権時の負のイメージを払拭することも大切だからだ。当時の民進党の政策ややってきたことは、もっと評価すべきで良いことはやってきたと考えているが、裏方で支援をすべきで、刷新したイメージを作ることも重要だ。都議選の結果で分ったように、イメージ戦略が何よりも力を持つのが今の選挙でもあるからだ。

 今回の代表選挙で党の評価が浮上しないのであれば、もう賞味期限が切れた政党となりかねない。この大前提で、代表選挙を行うべきだ。


(下の画像は、昨年の代表選挙を伝える民進プレス。国会議員と党員の一票の格差の解消も必要)
民進プレス号外「代表選挙公報」_ページ_1