武蔵野市桜堤にあったくぬぎ園(経費老人ホーム)の跡地で計画されている老健施設(介護老人保健施設)の運営事業者が決まった。工事開始時期に課題が残りそうだ。

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 旧くぬぎ園は、武蔵野市立桜野小学校の北側にある都有地(一部市有地)で計画されている。都有地が土地の大半となるため、東京都が一括して50年の定期借地権を設定し施設整備と運営をする事業者と契約を結び老健施設が建設される予定だ。

 事業者は昨年10月に公募が行われ、このほど決まったことで市議会にも行政報告があった。

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■施設と運営事業者の概要

 報告によると事業者の概要と事業者から提案されている施設概要は下記となる。


 ・法人名 医療法人 美誠会
 ・法人所在地 東京都足立区保木間5−38−15
 ・法人設立年月日 昭和44年4月1日
 ・法人の主な実績
    老健施設1施設
    病院3施設
    ケアハウス1施設
    有料法人ホーム1施設

 ・施設の提案内容
   老健施設定員100人(認知症専門棟あり)
   短期入所療養介護(医療型ショートステイ)
   通所リハビリテーション(定員60名)
   訪問看護(定員30名)


■今後のスケジュール

 施設建設へ向けての今後のスケジュールは下記と報告された。

 平成29年10月頃 事業計画についての住民説明会(都・法人)
 平成30年10月頃 建設工事についての住民説明会(法人)
 平成30年11月頃 建設工事着手
 平成32年1月頃 施設竣工
 平成32年3月  施設開設


 気になるのは、工事期間だ。現状では明確ではないが、旧桜堤小学校跡地で想定されている給食センターの建設工事と重なる可能性があるからだ。
 旧くぬぎ園と旧桜堤小学校は近隣にあり間に住宅街がある。旧くぬぎ園の解体工事、旧桜堤小学校の解体工事、桜野小学校の校舎改修工事もあり工事が続き、工事の振動などで周辺住民へ影響が出ているが現状だ。この状況でさらに工事が二か所同時に行われるとなると、さらなる影響が懸念されるからだ。

 給食施設は必要不可欠だ。老健施設も待望されている。どちらも建設は必要だが、工事への影響をなるべく少なくすること。周辺住民の要望を可能な範囲で取り入れることも重要だ。
 給食施設は武蔵野市。老健施設は東京都。さらに、それぞれの工事事業者が異なり、連携ができるか分からない。縦割り的な対応であってはならない。市としての対応、支援も必要だ。

 なお、同じ敷地内で予定されているグループホームについては、現状での進展はない。


【資料】
2017年08月22日厚生_旧くぬぎ園介護老人施設_運営事業者の決定について.pdf

画像は議会に示された資料より、老健施設の位置と建設予定地の概要