民進党代表選挙の東京・南北関東ブロック討論集会28日に都内のホテルで開催された。候補者の政策の違いは大きくはないが、やはり、共産党との共闘の是非が民進党の今後を大きく左右しそうだ。

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 民進党代表には、前原誠司衆院議員と枝野幸男衆院議員が立候補し、国内各地で街頭や国内施設で討論会を行い、この日がその最終日となった。

 両候補の公約は画像、もしくは民進プレス号外をご覧いただきたいが、この日の討論を聞いた限りでは、バラバラ感のある民進党の一体感を高める。国会議員政党から地方組織を大切にする政党にする。原発はゼロにする。もう一度政権を担える政党にするなど言い方の違いはあれど、方向性に大きな違いは感じられなかった。



民進プレス号外「2017代表選挙公報」_ページ_2民進プレス号外「2017代表選挙公報」_ページ_3 そのなかでも、最も大きな違いが野党共闘、特に共産党との連携については、会場から共産党とくっつくのは嫌だといっている場合じゃない。しっかりして下さいとの質問があった。
 このとき、そのとおり、との野次が飛ぶ一方、党が壊れちゃうよ、との野次も飛び静かな雰囲気で進んでいた会場の雰囲気が大きく変わったほどだった。このことは、党員やサポーターでも共闘について是非は分かれており、感情的にもなっていることが分る瞬間だった。両候補とも共闘については慎重な言い回しの回答だったが、どちらが代表になるにせよ、民進党の行く末の懸念材料ともなるのだろう。

 武蔵野市の場合で考えると、先の都議会議員選挙では、民進党公認候補を共産党が支持をだし支援する共闘体制が作られていた。結果は落選となったが、自由党の推薦もあり野党共闘が実現している(社民党は武蔵野市に組織がないので共闘はできていない)。
 これは市長選挙でも共闘していることや、日頃の議会活動で互いのことを理解していることが大きいのだと思う。政党の主張をすべて押し出すことはせず、折り合いがつけられること協議できることが日頃から出来ているからだ。

 しかし、他の地域の様子を聞くと、日常的に話しをすることは少なく、選挙では常に対立関係となることから、共闘を話し合える関係ではなく、双方が毛嫌いしていることを聞くことが少なくない。この地域事情は、他からは見えないのでなんともいえないが、このような状況では難しいのだろう。

 ドイツ統一を導いた宰相ビスマルクの「政治とは妥協の産物であり、可能性の芸術である」との言葉がある。
 野党共闘は目的でなく、何を実現するためかを再確認して、どこを妥協するのか。実現すべき社会を作り出す過程として野党共闘は選択してもいいのではないかと思えている。
 枝野候補は、議論は大切だが、本音を語り合えるノミ(呑み)ニケーションも重要だと発言していたが、ここがポイントに思えてならない。民進党の足りないところはここかもしれない。



 民進党の新代表は、9月1日に決まる。新代表が決まった後で、党を分断するような行動をしたとすれば、それこと党の一体感を訴えていたのは何だったのとなる。誰が代表になるにせよ、両候補とも一体感を作り出して欲しい。
 

 下記は代表選東京・南北関東ブロック討論集会の動画