10月24日告示、10月1日投開票で武蔵野市長選挙が行われるが、市長候補とともに、市議会議員の補欠選挙があるか、ないのかも注目したい。

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■議員から市長選に出ると補選の可能性

 市長選挙には、今のところ、松下玲子さんのみが意志表示をしているが、武蔵野市議会議員の中から辞職した場合には、その補欠選挙の可能性があるからだ。

 市議会議員の補欠選挙は、定員(武蔵野市議会は26名)の6分の1の欠員が出た場合に行われるが、6分の1以下の欠員でも、公職選挙法113条第三項により、市議会議員選挙と同一の地方公共団体の選挙(早い話、市長選挙)がある場合は、選挙の告示の10日前(今回の場合は9月13日中)までに議員が辞職し、欠員となっていれば補欠選挙を行うと規定されているからだ。

 つまり、9月13日までに市議会議員のなかから市長選挙に出馬するために辞職すると補欠選挙となる。


■補選にならない自動失職もある

 ただし、4年前に選挙と同じように辞職しないで市長選挙への立候補をすると、その時をもって自動失職となるケースもある。この場合、その議員の数だけ議員数が欠員のままとなる。1名が自動失職で立候補すれば、1名。2名なら2名分が欠員のままとなる議会になる。

 有権者には26名の議員を選ぶ権利がある。自動失職して議席数を減らすことは、その権利を奪うことになる。さらに、自らの持っていた議員の席は不要、つまりはその議席分は働かなくてもいいとなり、議会軽視ともなりかねない。
 自動失職を選ぶことについてよく言われるのは、補欠選挙で他に議員に自らの議席を渡してしまうと、落選した後に次の選挙で自分の席がなくなる。議員に戻れなくなることを恐れているからだということ。本音は、その人に聞かないと分からないが、この理屈は分からないでもない。


■補選費用は2000万円

 8月31日の市議会議会運営委員会で、市議補選がある場合には補正予算を組みたいと執行部から提案があった。市議補選の補正予算額は約1000万円。その他にも予備費から支出する項目もあるので、補欠選挙には総額約2000万円を税金することになる。

 民衆主義のコストであり、必要経費と考えたいが、その前に、議員の議席をどのように考えているか。市議から立候補する人が出てきた場合には、その議員の資質を考える大きな要素となりそうだ。

 現状では誰が出るか、出ないのかも分からないが、「もしも」を考えて考察してみた。



 なお、前回の武蔵野市長選挙では、市議から2名が立候補し自動失職。2名の欠員が出ている。都議選に立候補した議員の1議席を争う補欠選挙が市長選挙と同時に行われた。




※写真は都議会議員選挙でのポスター掲示板。補選がある場合は、市長候補のほかに補選市議候補の掲示板もたてられる