穴を掘り、水で遊び、焚き火をする。昭和な遊び、ともいえる大野田プレーパークの様子を見てきた。

P2240727

P2240706


■自由な空間

 プレーパークは、怪我と弁当は自分持ち、ともいえるように子どもが自分の責任で自由に遊べる場所だ。プレーリーダーと呼ばれるスタッフが見守りをしてはいるが、穴をほったり、水で遊んだり、工作をしたり、時には焚き火をすることなどができる。もちろん何もしなくてもよく、公園などアウトドアなところで子どもが自由に遊べる空間でもある。
 
 武蔵野市では、平成20年から境冒険遊び場公園が開設された。地域住民などでこの事業を行うNPOが設立され、現在まで続いている。市内のほかの場所にも欲しいとの声に応えて、常設ではないものの、週に2回程度、金曜と土曜に大野田公園(武蔵野市吉祥寺北町4丁目11番)で開設されているのが大野田プレーパークだ。

P2240716


■懐かしき落とし穴

 私が訪れたのは9月1日の午後。まだ、学校から小学生が帰宅していないのか、未就学児が中心でその母親たちも一緒になり遊んでいる状況だった。

 この日はさほど暑くはないため、水遊びをしている子どもはいなかったが、木の間に張ったロープで遊んでいたり、スコップで穴を掘り、落とし穴を作っていたりする子どももいた。私が子どもの頃は誰でもが経験していたような遊びを目の前で見ると、懐かしさだけでなく、今の子どもにもっとやって欲しいなと思えてくる。
 この子どもたちのそばで、シートの上で熟睡している幼児がいるなど、子どもの頃から今でもアウトドアが好きな私にとっては、とても良い雰囲気の空間が広がっていた。


P2240720


■センサー

 スタッフに伺うと、もうすぐで小学生がやってきて中学生や高校生も来るときがある。この日は金曜日だったが、金曜日が休みの図書館の変わりに子どもの居場所になっているようだ。冬になっても来る子どもあり、蚊に刺されながらも楽しい時間を過ごしているとのことだった。

 この日は、炭を使い汁物を作っていた。もう少し大きな子どもがくると焚き火になるのだそうで、このときは火付けが得意な母親が火おこしをしていたのだそうだ。
 聞けば、子ども食堂とまではならないまでも、食べ物があることで子どもの様子が分ることがあるという。子どもの様子は、多方面から見ていて気が付いたときに、行政も含めて即座に対応することが必要だ。遊ぶだけでなく、地域社会のセンサーとしての役目にも期待したいとも思えてしまった。

P2240708


■泥だらけでも笑ってすまそう

 泥遊びをすることで、子ども同士のコミュニティのきっかけになる。指先の感覚がよりよくなる。創造性が高まるなど泥遊びのよさについて語られることは多い。学術的な研究があるのかどうかまでは、残念ながら知識を持ち合わせていないが、このような場所と見守るスタッフはもっと広がって欲しい。

 泥遊びをさせると保護者からクレームがあるとある保育士から聞いたことがある。洗濯が大変になることは分るが、そのくらいは、笑ってしませるようにしたい。できれば、大人も加わって楽しみたいと思えたひと時だった。

 
【参考】
武蔵野市 プレーパーク