武蔵野市は、子育て応援サイト「むさしのすくすくナビ」の運用を10月1日から開始する。


「むさしのすくすくナビ」の運用開始について

 9月12日の市議会文教委員会で行政報告があり、詳細が分かった。

 同サイトは、親と子どものハンドネームと子どもの生年月日、性別、郵便番号、メールアドレスを登録することにより、市からの子育て関連情報がメールで配信されることや、予防接種のスケジューラーがあり接種の日程のお知らせや予約先が表示されているサイトへのリンク、子育て支援施設のマップ、検診記録や成長グラフなどの機能がある。
 情報はパソコンやモバイル端末でアクセスが可能。情報は基本的には市の情報へのリンクとなる。子どもの対象は、未就学児のみ。

 このシステムは、株式会社ミラボが開発したものでシステム構築や保守を委託する。登録情報は、外部のデータセンターで事業者が管理し、市は個人情報の取り扱いは行わないとしている。
 
 同様のサイトは、多くの自治体で採用されており、東京都内では下記の自治体で運用が始まっている。
 
足立区、台東区、江東区、町田市、中央区、西東京市、豊島区、墨田区、八王子市、文京区、練馬区、府中市、日野市、福生市、武蔵村山市、瑞穂町、千代田区、あきる野市

 なお、広告表示機能はあるが当面は表示しないとしている。スマホのアプリでこの機能を提供する自治体もあるが武蔵野市はサイトのみ(PC、スマホサイトあり)としている。



■双方向性

 同社が採用されたのは、予防接種のスケジューラーが特許となっており、他にはないことが大きい。私の経験からも、予防接種が個別になったことで、いつ、何をすればいいのか。接種をしたのかさえも分からなくなることがあったので、便利な機能だろう。

 委託費は、10月から来年3月までの半年で初期構築費を含み280万円。次年度以降は、年額260万円が予定されている。この金額が高いか安いかの評価は分かれるかもしれないが、他自治体では、初期費用に1000万円、ランニングコストに年間400万円かかっている例があるので、比較的安価ではないかとの答弁があった。


 情報が入手しやすくなるため期待したいが、気になるのは、双方向性が考えられていないことだ。子育て中に気づいた課題や意見を市に送ってもらう機能や市からのアンケートを行うことは技術的には可能だろう。今後、検討してもらいたい。



※画像は、委員会資料にあった画面イメージ。資料は白黒だったが、実際はカラーになる

【資料】
2017年09月12日文教_子育て応援サイト「むさしのすくすくナビ」の運用開始について.pdf