武蔵野境2丁目にあった農地が開発されることなり、現在、土地利用について意見が求められている。懸念されるのは花の通学路や武蔵川公園に影響する道路計画との関係だ。

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 開発されるのは、東京都が公表した「東京における都市計画道路の整備方針(第四次事業化計画)」で今後10年間に優先整備する路線となった「武3・4・24号 西調布境橋線」が含まれる土地だ。道路の予定があるため、その部分を避けて建物を建設すると、道路予定地が確保されることにもなる。

 東京都は優先整備路線にはしたが、事業化の決定はしていない。事業化決定すると地権者から買い取り請求があれば応じることになる。土地を取得した事業者は、道路予定地を売却したほうが資金面でも有利だろうから、開発が終わると同じ時期に事業が進むことにもなるかもしれない。

 そうなると、残された道路予定地にある花の通学路と武蔵川公園をどうするか大きな課題となる。優先整備路線に決めたのは昨年だ。あと9年以内に動きが出る可能性がかなり高くなったといえるだろう。


IMG_8296■何が建つか?

 武蔵野市のサイトには、売買のあった場所と敷地面積、権利取得者名が示されているが、どのような建物が建つかは未定としているので、現状では分らない。

 しかし、この土地に掲げられていた開発事業の届出標識によると、土地の用途地域は南側の道路沿いは第一種中高層住居専用地域(建ぺい率60%、容積率200%)、道路から離れたエリアは第一種低層住居専用地域(建ぺい率40%、容積率80%)とされていた。
 ある専門家に戸建て住宅の可能性を聞くと、土地代を考えれば高層住宅にするでしょうとの話だったので、おそらく、道路沿いには4階建て、離れたエリアは3階建てのマンションが建設されるのではないかと想像できる。






■桜野小への影響

 3、4階建てとはいえ、面積はかなり広い。ファミリー向けとなれば、児童が激増している桜野小学校地域となるので学校の教室が足りるのかの不安が出てくる。保育園待機児への影響もあるだろう。
 小学校だけで言えば、第二小学校との学区域が隣接していることを考えると、学区域変更が視野に入るかもしれない。武蔵野市教育委員会は、これまで桜野小学校の学区域変更をするとしてはこなかったが、検討課題になるのかもしれない。

 いずれにせよ、大規模土地開発は今後に影響が大きいといえる。対応を考えると同時に、開発に注目が必要だ。

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■開発への意見書は20日まで

 なお、この開発について、現在、意見書の提出が求められている。これは、武蔵野市まちづくり条例により、3,000平方メートル以上の大規模な土地の権利を取得した届出がされてから2週間の間に住民などから開発について意見を出せるとされているためだ。
 意見は、武蔵野市民だけでなくとも提出はできる。提出先は、市長あて。市長は受け取った後に開発事業者へ送付するが、必ずしも反映されるとは限らない。
 
 意見書は10月20日が締め切り。
 詳しくは、武蔵野市のサイト、「大規模土地の土地利用に対する意見書について」をご参照ください。


【参考】
花の通学路、武蔵川公園が影響  道路整備計画案公表