武蔵野市は、旧クリーンセンター(ごみ焼却施設)の事務所棟をエコプラザ(仮称・環境啓発施設)に転用する方針を示しているが、その施設概要が11月7日の市議会厚生委員会に報告された。

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旧クリーンセンター事務所_ページ_1旧クリーンセンター事務所_ページ_2■3階から2階へ減築する理由

 旧クリーンセンターは、焼却炉などの耐用年数が来たことなどから隣地に新しく建設され今年の4月から稼働している。旧焼却炉は現在解体中だが、事務所棟についてはまだ使えることもあり、エコプラザとして再利用が決まっていた。

 今回報告があったのは、3階建ての施設を2階に減築するというもの。概略は以前に報告されていたが減築するさいの概算費用が示されていた。
 

 3階から2階に減築するのは、次の理由としていた。

・3階のままだと市が定めた耐震基準(※1)に適合しないため2階にすることで対応可能となる
・補強する箇所が少ないため広く使えるスペースができる
・延べ床面積が少なり、ランニングコストが年額1500万円(※2)から1000万円になる


 工事費は、3階のままで耐震補強する工事費が5億7300万円なのに対し、2階にする場合は5億4500万円とさほど変わらないとの試算も示されていた。なお、同規模の施設を新築する場合は12億円になるとの答弁もあった。

 
■問われる中身

 まだ使える施設を改修して使うことは評価できる。しかし、何に使うかが課題だ。環境啓発施設というと何かいいことに使うように思えてしまうが、施設がないとできないことなのか。この施設があることでどのような市民メリット、成果が生まれるのかが問われることになる。
 現在、運営方法や事業内容については市民も参加した委員会で議論が続いているので結果を待ちたい。

 また、武蔵野市は現状よりも公共施設の床面積を増やさないと基本方針を持っている。今後の財政状況や人口減に備えて方針だが、このエコプラザができることで他の施設を減らすことになる。それは何かが今後考えることにもなりそうだ

 エコプラザは、運営内容が決まった後に必要な施設内容を設計。平成31年度に改修工事を行う予定だ。


※1 通常の耐震基準Is=1.0はクリアしているが、市は独自に1.25以上を公共施設の耐震基準値としている
※2 維持管理費のみで事業費は別。電気量含む
 
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【資料】
2017年11月06日厚生_旧クリーンセンター事務所棟再利用範囲について.pdf

上の写真は旧クリーンセンター解体の現状
中2点は委員会に提出された資料
下は現在の旧事務所棟