12月7日に武蔵野市都市計画審議会では、花の通学路と武蔵川公園への影響が懸念される「武3・4・24号 西調布境橋線」の道路予定地についての説明もあった。

sakai

  
■緑地は増える

 農地の削除が認められた後、どのような開発になるのか。審議会の説明では道路予定地から西側は、緑地と空地が想定されているとしていた。そこで、開発計画を市役所で縦覧してきた。

 写真やコピーを取ることはできないので図面を見て覚えている範囲で申し訳ないが、次のような開発概要となっており、ほとんどがファミリー向け住宅だった。

 戸数 130戸
 階高 南側道路面=7階(約20.5m) 他は3階
 一戸当たりの面積 約70平米 (50平米の部屋もあり)

 
 「武3・4・24号 西調布境橋線」の道路予定地は空地としてあり、遊歩道と木が植えられるようだ。
 また、現在の武蔵川公園の南側に事業者が提供する公園も計画されていた。花の通学路は、道路が建設されるまでは、ほぼ現状のままとなるようだった。

 つまり、道路計画を東京都が事業化し、土地の買収などを始めると一気に道路ができることになる。それまでは、空地と緑地が新たに増えることになる。短期的には良い環境となりそうだが、道路ができるとどうなるか分からない状況だ。

 
■市の買取り意思

 審議のなかで気になったのは、農地を解除する場合は、手続き上、まず市に買取りの意志を聞くことになっているのだが、この境の土地に買取る意志がなかったとしていたことだ。

 東町の場合は公園用地として必要と市が判断したことで購入となっている。境地区に保育園や子ども施設が必要と考えれば、全部ではないにせよ一部を購入してもいいのではと思えてしまうからだ。

 市によると、市役所内でこの土地を活用する意思があるか各部課に聞いたところ、どこからもなかった。また、民間事業者と競合するなどで売り主の希望価格と合わなくなることもある。この場合は事前の折衝で分かり買いたくても変えないこともあるとしていた。どちらの理由かは定かではないが、「買取らない」と市が決めたことで民間事業者への売却へと進んだことになる。

 かつてのように無目的で土地を買っていくという時代でもないので、市の判断は致し方がないと思うが、この土地の今後を考えるとどうなのだろうと思う。
 ファミリー層が増えるということは、それだけ保育園希望者が増え待機児問題とつながる。保育園用地、もしくは、子ども施設用地を検討してもよかったのではと思ったからだ。


■懸念される桜野小への影響

 また、この土地は市立桜野小学校の学校区であることから、ただでさえ増築を繰り返して教室を確保しているのに新規入居者が増えた場合に教室が足りなくなるのでないかとの懸念も残る。

 ちょうど二小学区と隣り合わせの地域を考えると学区を変更するのか? とも思えてならない。

 今後に注目を続けたい。


【参考】
花の通学路や武蔵川公園、桜野小に影響? 大規模土地開発が動き出す


図は都市計画審議会の資料より