武蔵野市緑町1丁目で営業許可が申請されている簡易宿泊所(ゲストハウス)について議会に陳情が出されるなど周辺住民に波紋が広がっている。



■説明会の対応

 陳情は下記を求めている。概要はゲストハウスの事業者に対して適格性の審査を行うこと。再度の説明会の開催。開設された場合には防犯カメラの設置など警備の強化。住民の安全を最優先にする民泊、簡易宿所の開設を規制する条例制定を求める内容となっている。

 近隣に学校があり通学路でもあることから近隣の青少年問題協議会の地区委員長、小学校、中学校のPTA会長名で同趣旨の意見書が議会にも届けられている。


 この陳情が出された背景には、予定地近くの商店街や住民が主催した説明会で、事業者側が高圧的であったことが大きいようだ。周辺に学校や幼稚園があり、住宅街でもあることから不特定多数の人が宿泊することへの不安が高まっていることもある。説明会での事業者の対応については、他の方からも不安と憤りの声を聞くほどだ。
 

■条例がない現状で何ができるか

 どのような事業であろうと周辺住民と対立する事業ではあってはならない。不安が広がることも好ましくないが、実際にどのような施設なのが現状では分からないこと。外国人旅行者などが使うゲストハウス(民泊)なのか、貧困ビジネス用なのかが不明確なため、対応がどこまでできるのかの課題整理は必要だ。

 そのうえで、陳情で求められている内容の効果、今後を考えれば条例は必要と考えるが、条例がない現状で事業認可は都(保健所)となるため、武蔵野市として何ができるのかも含めて陳情が審議される6月19日の総務委員会が注目される。

 


 
陳受30第5号 簡易宿所「(仮称)三鷹ゲストハウス」の営業に関する陳情 (概要)


     記

chinjo300521 事業者は、説明会において地域住民と調和していく姿勢と意思はないと明言したことから、東京都に対し、再度事業者の適格性の審査を行うよう、武蔵野市から求めてください。

2 地域住民の不安を払拭するためにも、再度、事業者代表取締役出席のもと、説明会を開催するよう、東京都に指導を求めてください。

3 万が一、開設された場合は、防犯カメラの増設、宿泊者の動線規制、警察官の巡回頻度の見直し、武蔵野警察署西久保地域安全センターを、現職警察官常駐の交番に戻すことについて武蔵野市から関係機関に求めてください。

4 武蔵野市においては、民泊並びに簡易宿所の開設に当たり、住民の安全を最優先に、事業の規制となる条例の制定を求めます。



【参考】
陳受30第5号 簡易宿所「(仮称)三鷹ゲストハウス」の営業に関する陳情(陳情文)

吉祥寺はどうなる?  民泊のこれから(2018年01月10日)