今年5月の10連休で武蔵野市の学童クラブは閉所することを決めていた。この期間で必要としている家庭は、ほんとうにないのだろうか? もし、必要としているのであればご連絡をいただきたい。

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■拠点方式で開所したことはある

 平成31年度予算審議のさい、学童クラブの10連休対応(土曜日は開所するので実質は9連休)について質問したところ、閉所するとの答弁だった。

 理由は、要望がないこと。周辺自治体でも開所の予定がないこと。必要があっても少数。一部の学童だけ開所しても、自宅近くでないと通えないから開所しない。これまでに休日に開所したことがないというものだ。

 開所したことがないとの答弁だったが、2011年の夏休みに日曜日の開所を決めている。
 これは原発事故の後の電力不足から節電が求められ、休日に会社が休みになり日曜日に働かざるを得ない家庭があったことから対応したものだ。
 この時は4小(2名)、5小(3名)、境南(2名)の3クラブで実施が考えられていた(カッコ内は利用意向者数)。

 どうやら、この時のことは忘れているようだった。


■事前に確認なし

 そのことよりも、保護者のニーズを確認していないことに驚かされた。

 確かに必要としている家庭は多くないと思う。
 しかし、サービス業、医療関係者など10連休とならない家庭はあるはずだ。

 特に新一年生は、4月に入所して一ヶ月もたたないうちに10連休となり、保護者が仕事でいないとなれば子どもも保護者も不安はかなり大きい。事故も心配される。

 事前にどの程度のニーズがあるかを聞き、全ての学童クラブを開所(全期間ではなく、数日)でなくとも、上記のような拠点方式、あるいは、市内の保育園では一時預かりをしており、10連休中に開園する保育園もあるのだから、そこで預かってもらうこともできるだろう。就学前の子どもが対象だが、新一年生なら、一ヶ月前は保育園児だったのだから十分可能ではないだろうか。他の預かり事業での対応も可能だろう。

 数は少なくても、寄り添えることをするのが子育て支援になる。要望がないと決めてしまうのではなく、困る家庭が出てくる前に必要かを聴くことが大切だ。


■以前にもあったこと

 20年近く前になる話しだが、学校が週五日制になり、土曜日の授業がなくなったさい、武蔵野市の学童クラブは、土曜日閉所を強行した。陳情を出し、9時から15時までという中途半端な開所時間で一時期だけ開所したが、この時間では預けたくても預けられずに保護者が遠い親戚を頼るなどの対応をする家庭が少なからずあった。

 そのため、利用者が少なかったのだが、数が少ないから閉所と言いきったのが当時の市政だった。

 その後、市政は大きく変わり、少数でも対応しようと努力を続けてきている。
 その例が、学童クラブの土曜開所やあそべえの18時まで開所、今回の10連休で保育園を一部開園することではないのか。

 また、国の言うとおりに何ごともすべきでないと思うが、内閣府が10連休中に保育園だけでなく学童クラブの開所も検討することを求める通知を出している。

 この背景と、保育園を10連休中に一部開けるのなら、当然、学童クラブも対応すると思い込んでいたこともあり、今回の答弁には、本当に驚かされた。

 ただし、質疑のなかで、預かり事業などの必要があれば相談を受けたいとの答弁があった。せめてもの対応だが、そこは評価したい。


■10連休に学童クラブは必要ありませんか?

 そこで、読者の皆さんに聞きたいのは、今年の10連休中に学童クラブが開所しなくて大丈夫ですか? ということ。

 市は要望がないから、としていたが、要望がないとは思えない。そこを思いやれるかが問われるのだ。

 一日でも必要であればご連絡を下さい。

 情け容赦のない市政と思っていないので、必要のある家庭があれば対応を考えると思えている。

 連絡先:川名 kawana@ba2.so-net.ne.jp


【参考】
武蔵野市の保育園と学童クラブ 節電対応で日曜保育実施へ(2011年07月01日)