10月から幼児教育・保育の無償化が始まることに伴い、給食費(間食費)を新たに徴収することになるかが問題となっていたが、武蔵野市は無償にしていくことを公表した。
■食育重視から給食も無償に
無償化は消費税が10%に上がることにより実施されるもの。これまで保育園の保育料に給食費は含まれ一緒に徴収されていたが、保育料のみが無償化されるため、給食費を徴収するか、しないかは自治体の判断に任されていた。
保育料が無償化されても、給食費を新たに聴取となると無償化の意義が薄れることや、所得に応じて給食費を含む保育園の保育料の額が定められていたが、給食費は所得に関係なく同額となるため(低所得世帯は無償)、低所得世帯への影響が出てしまう懸念があった。
今回、武蔵野市が無償化にするのは、食育を進めている自治体として給食は保育のひとつと考えたこと。国から補助が増えるため、これまで市が独自に上乗せしていた補助が必要なくなり、財源的にも大きく変わらないことから判断した。
■幼稚園も同額支援
幼稚園に通う家庭へは、食育重視の視点から食環境の形成を目的に保育園家庭と同額を支給し、補助の足並みをそろえる。
また、保育の質に課題がある保育施設も無償化するかについての課題については、保育士の配置基準など市が質を判断し、質が担保できない施設には無償化の支援をしない予定。
■以前から問題に
給食費を無償化に伴い徴収するかは無償化が決まった段階から問題視されていた。川名も市議会で取り上げ、給食費のも含めての無償化を主張してきたこともあり、今回の武蔵野市の対応は高く評価したい。
なお、三鷹市、西東京市は給食費を徴取する予定で小金井市、杉並区、練馬区では徴収しない予定。住んでいる自治体で給食に差が出ることになる。本来は国として、本当の無償化をすべきではないだろうか。
詳細は9月議会に無償化に伴う議案が提出され審議で明らかなになりそうだ。
【参考】
武蔵野市 令和元年第3回定例記者会見
資料1 幼児教育・保育の無償化に関する条例を9月議会に上程
矛盾含みで幼児教育・保育の無償化法案 国会で可決へ(2019年04月04日)
