公立小中学校のトレイの洋式化はどうなっているか? 東京都の区市町村別洋式化率をまとめてみた。

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■全国平均は57%

 文部科学省が令和2年9月1日現在の状況をまとめ公表したデータを元に比較してみた。

 調査は、全国の公立、幼稚園、小学校、中学校、義務教育学校、中等教育学校の前期課程、特別支援学校を対象としたもので多目的トイレ(障がい者用トイレ、だれでもトイレなど)を含み男子トイレの小便器は対象外としている。学校施設にあるトイレのうち、児童生徒が日常的に使用する校舎、体育館・武道館、屋外など状況を調べ、それぞれに率をまとめている。

 全国の状況をみると、小中学校の洋便器率は、57%。平成28(2016)年調査の43.3%より13.7%上昇している。家庭のトイレの多くが洋式化していること。災害時に使うことを考えるとより高まることが期待されるのではないだろうか。

 また、学校のトイレは5K(汚い・くさい・暗い・怖い・壊れている)とも言われることも多い。洋式化を機会により、使いやすく清潔なトイレになることも期待できる。


■都内区市町村の洋式化1位は?

 文部科学省のデータから東京都の区市町村別で洋式化率を比較してみたのが下記の図だ。23区、26市と島しょの町村も加えた都内すべての自治体のデータだ(黄色の横線は平均)。
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 都内平均は、69.9%と全国平均よりも高い。区市町村それぞれのデータを見ると、23区だから、とか、財政力があるから高いなどとは思えない結果だった。自治体のやる気の差が出ているともいえるかもしれない(洋式化への整備は国から補助金あり)。


 洋式化率の高いほうからランキングしたのか下記。
 (順位/自治体名/率(%))

1 荒川区 99.4
2 調布市 97.1
3 立川市 95.1
4 豊島区 94.3
5 中野区 92.9
6 大島町 92.2
7 江戸川区 91.7
8 文京区 91.6
9 清瀬市 89.5
10 港区 87.4
11 渋谷区 83.7
12 中央区 82.6
13 台東区 82.5
14 青ヶ島村 82.4
15 板橋区 81.5
16 国立市 81.4
17 北区 80.5
18 狛江市 79.5
19 江東区 79.0
20 目黒区 77.4
21 練馬区 77.4
22 品川区 77.0
23 千代田区 76.7
24 新宿区 76.5
25 葛飾区 74.3
26 福生市 74.3
27 町田市 74.0
28 国分寺市 73.4
29 西東京市 71.2
30 墨田区 71.0
31 足立区 70.9
32 新島村 70.6
33 あきる野市 70.2
34 神津島村 68.6
35 御蔵島村 67.9
36 日の出町 67.8
37 日野市 66.2
38 多摩市 65.6
39 杉並区 64.0
40 三鷹市 63.7
41 世田谷区 62.0
42 府中市 61.8
43 小笠原村 61.7
44 奥多摩町 61.2
45 小平市 60.3
46 武蔵野市 58.1
47 三宅村 56.3
48 東久留米市 56.0
49 瑞穂町 55.5
50 稲城市 55.3
51 昭島市 55.1
52 武蔵村山市 54.6
53 檜原村 54.0
54 東大和市 53.0
55 大田区 52.4
56 羽村市 52.1
57 八王子市 47.5
58 東村山市 45.1
59 青梅市 44.3
60 利島村 43.8
61 八丈町 39.9
62 小金井市 38.4


■武蔵野市は62自治体の46位

 以前(2013年)、一般質問したさいの答弁ではデータでは、武蔵野市の洋式化率が高いと思っていたが、最新データでは下位となっていた。

 これから学校の建て替えがあるので、すべての学校の洋式化を進めるというわけにはいかないが、建て替えが近くない学校の洋式化がどうなっているか、検証が必要といえる。


【参考】
文部科学省 公立学校施設のトイレの状況について(令和2年9月1日現在)
学校トイレの洋式化 さらに加速を(2017年01月09日)