大深度地下で工事が行われている外環道路(東京外環トンネル)のルート上で新たなに見つかった新たな空洞について、ただちに影響はないとの見解が示された。しかし、懸念は解消されていない。

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(↑空洞の計測図)



 11月5日に第3回東京外環トンネル施工等検討委員会有識者委員会が開催され、議事概要が公表された。

 議論の内容は分からないが簡単に記事概要が下記のようにまとめられている。



<有識者委員会 議事概要>

〇今回の空洞の状況・大きさから、直ちに地表面に変状を及ぼすものではなく、緊急的な対応は必要ないが、空洞は早期に充填することが望ましいことを確認した。

〇今回のように空洞があった場合に留意すべき点は空洞深度と幅と地下水であり、空洞を確認した際は、これらの状況を速やかに調査したうえで、緊急的な措置の必要性や対策工事の内容を判断することを確認した。

〇陥没や空洞が発生した要因を把握するため、シールドトンネルの掘進データの確認に加え、地形、地質、地下水、並びに河川との関係についても調査するとともに、早急に原因究明を行うことを確認した。

〇また、現在進めている空洞調査を速やかに実施するとともに、必要に応じて更に空洞調査を実施することを確認した。

〇引き続き、陥没箇所、空洞確認箇所およびその周辺の監視を重点的に行うとともに、周辺住民からの問合せ等に対し適切に対応することを確認した。


 
 この内容では、先に陥没したこととの関係や空洞の上で陥没が起きるのか。さらに、他の場所での可能性はどうかなどの懸念が解消されては言えない。おそらく議論されたのではないだろうか。外環道路との関連が不明のため判断はできないのは理解できるが、もっと具体的にどのように検討して、一時的にせよ、この結果になったとしてほしい。

 原発事故の記者会見でも使われたが、ただちに影響はないと言われても、少し後には影響があるかと思ってしまうからだ。
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(↑空洞の位置)




■トンネルはもう一本通る

 もし、外環道路の工事と関連性があるとなると、道路陥没が起きた場所は、一本のトンネルを掘ったばかりで、さらにもう一本のトンネル工事がこれから進められる計画であることをご存じだろうか?

 外環道路は、上下の道路別に二本のトンネルを掘り進み作られるもので、道路が陥没した地域には、これからもう一本のトンネルが掘り進められるからだ(※)。

 一本で陥没となれば、他にも起きるのでは、という懸念を払しょくできない。

 いずれにせよ、明確にトンネル工事との関係を明確にしてほしい。


※トンネルを掘り進めるシールドマシンの位置は、東京外環プロジェクトとのサイトに「シールドマシンの位置」として公表されている。ちなみに、「みどりんぐ」「がるるん」と愛称がつけられている



【参考】
東日本高速道路株式会社  第3回 東京外環トンネル施工等検討委員会 有識者委員会を開催しました
東京リングスステップ 進捗状況(シールドマシンの位置)
※画像は同委員会資料より