《反射魔道士》を使い続けて数週間。気がつけば何もいない場に《反射魔道士》を出すことも多くなったし、《反射魔道士》で《反射魔道士》を返されることも多くなった。《反射魔道士》で《ゴブリンの闇住まい》をバウンスするのが正着なのか悩むことも多くなった。

《反射魔道士》

《反射魔道士》が稼ぐテンポ差は驚異的で、場に残る2/3クリーチャーも攻防に役に立つ。正規に3マナを払って出てきた《反射魔道士》はまだ許せる範囲であり、《集合した中隊》から出てくる《反射魔道士》(時には2匹!)はスロットマシンの7が並んだときのような大逆転を演じてくれる。

さて、《反射魔道士》がどれだけ強いか基礎的な話はいつかの機会に話すとして、いま俺が感じるスタンダードシーンを率直に表すならば…

「ところで4マナのクリーチャーはどこへ行った?」

延々と《集合した中隊》対《集合した中隊》のミラーマッチをしてるせいだろうか。いや、もともとそんなにいなかったのだろうか。スタンダードシーンに4マナ以上のクリーチャーを見かけることが少なくなった気がする。

それは《反射魔道士》のせいだろうか?たしかに、3マナ以上のクリーチャーを《反射魔道士》でバウンスされることは大きなテンポロスを意味するのだが、それにしても最近「《反射魔道士》でものすごい大物をバウンスした」記憶がないし、「バウンスして純粋に得をした」記憶もあまりない。

今回はスタンダードシーンに現存する4マナ以上のクリーチャー、もしくはいたはずなのにバウンスした記憶が薄れつつある4マナ以上のクリーチャーが《反射魔道士》とどういう関係にあるかをお話したい。そしてそれはバウンスすべきか?そうでないかも紹介していこう。
4マナ域
《包囲サイ》=バウンスしていいのかわからない
《包囲サイ》
最初から「よくわからない」カードを出すことを許してほしい。《包囲サイ》をバウンスすべきかどうかは状況に強く依存する。

CIPで3点ドレインを叩き出す4マナのベストクリーチャーは手札から出てきただけでも十分仕事を果たしているが、4/5トランプルは放置するにはデカすぎる。戦闘のジャマになるのだからバウンスした方がいいのだが、しかしバウンスしても3点ドレインだ。

守勢の際に相打ちに出来るのならバウンスしないで相打ちに取る方がいいし、攻勢の際に3点以上のダメージを稼げるならバウンスした方がいい。次に控える《風番いのロック》のことも考えればアタックの芽を摘んだ方がいいかもしれないし、そうではなくて鳥トークンのために温存すべきかもしれない。結局はケースバイケースなのでよくわからない、と言うしかない。

とりあえず、ほかにバウンスしても害のなさそうな同等のクリーチャーがいれば、そっちをバウンスした方がいいだろう。

《難題の予見者》=バウンスした方がよさそう
《難題の予見者》
《包囲サイ》に続きよくわからないクリーチャーその2だが、こちらはバウンスすると1ドローのオマケがついてくる。もう一度手札破壊されるのもツライのだが、4/4が戦闘のジャマになるのならバウンスしてもいいだろう。

《放浪する森林》=バウンスする
《放浪する森林》
バウンスしろ!!大物だ!!やっちまえ!!!これぐらい大物をバウンスできると気持ちいいね。

残念だが、《放浪する森林》こそが《反射魔道士》による絶滅種ではないだろうか。ゲートウォッチ前はそれなりに見た気がするのだが、ここ最近《放浪する森林》に出会った覚えがない。

《ゲトの裏切り者、カリタス》=バウンスする
《ゲトの裏切り者、カリタス》
《ゲトの裏切り者、カリタス》も問答無用でバウンスすべき生物である。

《反射魔道士》に耐性のない生物にも関わらず、《反射魔道士》の世界に君臨するこのクリーチャーは4色ラリーへのアンチテーゼとなっている。バウンスされても何度でも召喚して4色ラリーを機能不全にさせればいい。永遠にバウンスし続けることができれば4色ラリーの勝ち。残ったままでは4色ラリーが勝つのは難しい。

《雷破の執政》=バウンスする
《雷破の執政》
ほとんどの場合《雷破の執政》はバウンスすることになる。バウンスすれば3点、しなければ4点だ。痛いことには変わりない。

バウンスするのもそんなに良い手ではないので、ほかにいい手があるなら大急ぎでバウンスするほどでもない…と言いたいところだが、バウンスをためらうと《嵐の憤怒、コラガン》による追撃で一気に危険域に放り込まれたり、もう1匹《雷破の執政》が出てきて今度は6点か4点かを迫られることになったりする。ほとんどの場合、3点食らった方が無難だ。

5マナ域

《龍王オジュタイ》=バウンスする
《龍王オジュタイ》
とりあえず《反射魔道士》を唱えてバウンス出来るのならバウンスしよう。残念ながらカウンターに阻まれてバウンスできないこともあるが、それは仕方ない。

《龍王オジュタイ》も気のせいか見なくなった。《反射魔道士》をカウンターしていると、次の《集合した中隊》《先祖の結集》などを対処できず、カウンターが足りないのかもしれない。

《風番いのロック》=鳥トークンをバウンスするのが無難

《風番いのロック》
本体をバウンスすると、CIP能力をもう一度使用されてしまう。鳥トークンと本体を比べると、攻撃時のライフゲイン能力があるので本体の方が強いのだが、トークンをバウンスすると純粋に1匹除去したことになる。長期的に見るならば、トークンをバウンスした方が得だ。

あなたがバント中隊を使用してるなら《跳ねる混成体》で本体をタップし、《反射魔道士》でトークンをバウンスしよう。これは逆にしてしまいがちなので注意した方がいい。

《現実を砕くもの》=バウンスする
《現実を砕くもの》
バウンスすると5点得をして、相手にもう一度5マナを使わせることが出来る。能力なので手札は捨てなくてよい。

ただ、残念なのはすでに速攻で5点殴られているので、そういう意味でこのクリーチャーは《反射魔道士》に少し耐性がある。

《ゴブリンの闇住まい》=バウンスしてもよい
《ゴブリンの闇住まい》
本音を言えばバウンスしたくない。もう一度インスタントを使用されるとアドバンテージを得られる。

とは言っても4/4の排除ともう一度5マナを使わせることが出来るという点ではバウンスしてもいい場面が多い気がする。3マナ以下のインスタントはそれほど致命的なものでもないし、墓地にインスタントがなければ次回登場時に4/4バニラなこともある。

ただ、守勢で相打ちが出来るのなら、バウンスは控えた方がいいだろう。

6マナ域
《龍王シルムガル》=バウンスする
《龍王シルムガル》
バウンス!どんどんバウンス!!この龍王も《反射魔道士》による絶滅種かもしれない。

《黄金牙、タシグル》
=バウンスする
《黄金牙、タシグル》
バウンス!(以下略) もう一度探査するのも大変だろう。こちらも絶滅が危惧される。

《漂う死、シルムガル》=バウンスできない
《漂う死、シルムガル》
残念ながらバウンスできない。しかも、コイツが出てきたということは相手にとってエンドゲームに入っている。手札の《反射魔道士》は2/3バニラとして召喚することも検討しよう。

7マナ以上
《世界を壊すもの》=バウンスする
《世界を壊すもの》
バウンスできるならバウンスしてしまおう。さすがに5/7がいては何もできない。土地をもう一枚失うのはつらいが、もう一度7マナ使わせることが出来るなら安いものだ。

《絶え間ない飢餓、ウラモグ》=バウンスする
《絶え間ない飢餓、ウラモグ》
バウンスするしかない。すでにマナもズタズタで青白を確保できるかはわからないが、とりあえずバウンスするしかない。

バウンスしなければ殴られて終わりだし、他の手段で除去すると2枚目が出てきて終わりだ。《反射魔道士》でバウンスしよう。

《大いなる歪み、コジレック》=バウンスする
《大いなる歪み、コジレック》
最後のチャンスだ、バウンスしよう。

相手が3マナのカードを持ってなければバウンス成功。まだこのターンは平和だが、次のターンには7枚の手札が襲いかかるので覚悟しておこう。

《反射魔道士》対4マナまとめ

《反射魔道士》

《反射魔道士》が4マナ以上のクリーチャーをバウンスすると大きなテンポ得をする。逆に言えば、《反射魔道士》でバウンスされても許容できるクリーチャーは

・CIP能力を持つクリーチャー
・速攻を持つクリーチャー
・《ゲトの裏切り者、カリタス》

これぐらいではないだろうか。もともと、2マナや3マナの除去呪文があったので4マナ以上では強力クリーチャーしか採用できなかったのだが、《反射魔道士》の登場によりその状況はより顕著になった。

《反射魔道士》はこれから1年間4マナのクリーチャーを世界から追い出し続けるのだろうか。環境を定義するアンコモンクリーチャーにこれからも目が離せない。


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