不利なときにどうやって勝つかがわかれば100戦100勝も夢ではないが、
有利なときにどうやって勝つかを知らないと1勝できるかどうかも怪しい。
今回は有利な場を勝利に繋げる方法について。

※以下のシチュエーションは実際の出来事を参考にしていますが、詳細な場や手札は実際とは異なります。
対戦1





















あなたはナヤを使っていて、相手はジャンドを使っていたとする。場にクリーチャーが7匹いて、相手の場に3匹いるとする。数だけで言うと勝ちだが、構成がややこしく

こちらの場は

獣相のシャーマン、リンヴァーラ、火花魔道士、血編み髪のエルフ
怒り狂う山峡、活発な野生林、聖遺の騎士6/6(特殊地形は使いきった)

相手の場は

5/5ドラゴントークン、血編み、血編み、バジリスクの首輪


ライフは13対25である。手札はお互いなし。


どっちが有利か?



書いててアホらしくなるぐらいナヤが有利に決まっとるわ!!!ってぐらい、ナヤが有利だ。



しかし、彼はこの場をこう考えていた。

「まずドラゴンがきつい。バジリスクの首輪のせいで2対1交換でないと止められない。しかもリンヴァーラを失うのはツライ。さらに、こちらの地上の攻撃はすべて血編みごときに1対1交換させられてしまう」

どうやら、彼は数的優位を活かすという方法を全く知らなかったようで、結局熟考した挙句このデュエルは引き分けり、賞品の目がなくなってしまった。


さて、正しいプレイングを考えようか。とりあえず無難に何もせずターンエンドしたとする。次のターンにドラゴンがアタックしてきたらリンヴァーラと活発な野生林でダブルブロックするのがいいだろう。トップデッキの(であろう)除去を合わされるのは確かに怖いが、その除去で獣相のシャーマンを殺されるよりはマシだ。

するとその後は血編み×2対残りって場になる。これはどっちが有利だ?今度こそ考えるまでもなくこっちが有利に見えるよな!?



対戦2





















結局7対3だった数的優位は5対2になるが、一目瞭然でこちらが有利になった。その後、この場はおそらく3対0になり、デュエルに勝利できるだろう。


さて、上記の例ではリンヴァーラや聖遺の騎士など特殊なクリーチャーが多かったので複雑に見えてしまったが、結局勝利を得るためにとる正しい手順は
7-3⇒5-2⇒4-1⇒3-0と消耗戦を行うことで場を単純化することである。


またチェスの用語になってしまうが、このことは「軍縮の強要」という言葉で表わされる。1921年世界チャンピオンのホセ・ラウル・カパブランカが得意とした戦法であり、簡単にいえば、何らかのアドバンテージを得たあとは駒の交換を積極的に行い、最後にそのアドバンテージが残る形を作って勝利するという方針である。

カパブランカ1

カパブランカ2












左図では、黒がポーン1つ勝っていて、そのポーンは最後にクイーンになることができる。ここから黒はただただナイトをナイトで交換し、ビショップをビショップで交換し、ポーンをポーンで交換し…を繰り返して、結局はポーン1個勝っている場を作り出して勝利を収める(右図)。あたかもお互いの軍隊がどんどん縮小されていき、結局大きかった方の軍隊だけが生き残った、という縮図を表していると言える。


MTGでもこの「軍縮の強要」という言葉を覚えておけば、優位になったときの方針が立てやすくなる。ようするに、何かしら優位に立った場合は、消耗戦を恐れずそのままどんどん交換していけばいい。クリーチャーが6対3だった場合は3対0を目指せばいいし、手札が6対4だった場合は2対0を目指せばいい。「●●と××の交換がもったいない」とか「●●を失うのはコワイ」ということを優位なときは過剰に考えない方がいいことが多いのだ。

マジックの場合はこのことが高じてしまうと4対3だった場はやがて5対4になり、そして6対5になってしまう。4対3の場は相手より1.33倍の戦力だったのが、6対5になってしまうと1.20倍の戦力に減ってしまっている。交換を恐れると、優位がどんどん薄くなってしまうのだ。そうならないためにも、どんどん軍縮するべきである。

逆に考えると、不利な場合は可能な限り交換を避けるというのが定石になる。もし、上記の例であなたがジャンド側なら、ドラゴンでアタックしてはいけない!除去を引いて獣相のシャーマンを除去できる日を待つべきである。
さらに血編み髪のエルフの攻撃も避けるべきだ。相手の怒り狂う山峡か血編み髪のエルフと交換されてしまうと、なんらかの形でもう一方の血編みを失ったときに聖遺の騎士を止められなくなってしまうし、そもそも相手の希望する「軍縮の強要」を手伝ってしまうことになる。

結論としては、有利な方は消耗戦を挑むことでゲームを終わらせようとし、不利な側は消耗戦を避けることで、ゲームを長引かせようとすることが基本的なプランになる、ということである。


さて、では最後にもう一度ナヤ側のプレイングを考えようか。軍縮の強要を進めたい。有利な感じなのだが、ぼやぼやしていると時間切れになって引き分けになってしまう。さっきはターンエンドした場合で話を進めたが、軍縮の強要を進めるのなら、血編み髪のエルフや怒り狂う山峡をアタックさせ、相手の血編み髪のエルフと交換してしまうのがいいだろう。

この手によりあなたは勝利の手順のための将来の1ターンを短縮できる。残り少ない時間の中、勝利を手繰りよせる一手となっていたかもしれない。

※なお、軍縮という意味ではもっと力強い一手もある。勝利への正解かどうかはわからないけど。


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