2017年09月02日

猛暑日の大阪港散歩

白ネギくん

                  舞洲スラッジセンター

 8月末、大阪湾の恒例行事「チヌ稚魚放流」(当ブログで既報)が行われた際、今年の集合場所が舞洲の常吉大橋下でした。
 例年通り、堺の出島港から、丸高渡船さんの船で舞洲まで送って頂きましたので、図らずも、時代遅れの大阪港遊覧を楽しませてもらいました。
 時代遅れ、というのは24、5年前になりますでしょうか、誕生した「白ねぎ君」という愛称の関西電力南港発電所の煙突が物珍しく、いまだにニュートラムの車窓から眺めても初々しく感じましたが、今回思いがけなく、海上遊覧の道すがら、しげしげ観察させてもらいました。
 白ねぎ君は、大阪港の玄関口に位置する天然ガスを燃料とした都市型のクリーンで美しい景観の火力発電所です。高さ200m。別名「南港スカイタワー」は、その美しいフォルムとともに、白に淡いグリーンのストライプが施されていることから、「白ねぎくん」の愛称があるのですが、今頃、時の移り変わりが激しく、その名に幾ばくかの郷愁を感じるお方は少ないかもわかりませんね。

 常吉大橋が近づくにつれて、アラブの国に迷い込んだのかと思うような建造物が目に入ってきます。これが、ひところ話題になった「舞洲ゴミ処理場」。正しくは「大阪市環境局・舞洲工場というゴミ焼却場」と、少し離れたところにある「大阪市都市環境局・舞洲スラッジセンターという汚泥処理場」を指します。両方とも世界的アーティスト・フンデルトヴァッサー氏のデザインによる建築とのことです。

 両施設とも、いまはもはや珍しさのかけらもありませんが、海上からの眺めは「大阪の田舎者」にはなかなかのインパクトがありました。






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2017年08月26日

大阪湾でチヌ稚魚放流

放流

放流船

   恒例の大阪湾チヌ放流行事に参加しました。
 今年で数えて36回目。
 着実な成果は釣り人のひとしく認めるところとなりました。
 やっぱり、継続は力ですね!
 垂釣子の新聞記事を再掲、以下簡単に要約します。
 
 「日本釣振興会大阪府支部と大阪府釣り団体協議会は、8月24日泉南から大阪北港の海域で恒例のチヌ稚魚放流を実施。全長約7cのチヌ稚魚約1万8千匹と15~20cヒラメ稚魚約5千匹が放たれた。写真は北港舞洲沖で「元気に育って」と放流する日本ボーイスカウト泉州地区高石第3団ビーバー、カブ隊の子供たち」











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2017年08月23日

むりやり「秋」!

キクイモ

                     秋海棠

 生来の「暑がり」です。
 猛暑日がめぐって来る度に命が縮む思いです。
 今日は猛暑日か真夏日か。
 34度と35度・・・どう違います?
 体感温度は「猛暑日」です。
 そんな予感の朝、ふとみあげると「キクイモ」が一輪。
 「おっ」
 足元にはな、なんと「秋海棠」が花を開いていました。




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2017年08月13日

お盆の恒例行事に参加

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 ここは神戸市立須磨海づり公園です。ウミネコの向こうに見えるのは明石架橋大橋。今日は恒例の「魚供養祭」に参加しました。ウミネコが、暑そうに口を開けていますが、今年の供養祭は例年に比べて曇りがちで、気温も低く、風も適当に吹いてくれて、凌ぎやすかったです。

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 供養祭の締めくくりはこれまた恒例のこの日来園の子供たちによるマダイ稚魚の放流です。5月初旬に兵庫県栽培漁業センターで生まれ、神戸市立栽培漁業センターで中間育成した全長約6センチのマダイ稚魚約300匹が須磨の海に放流されました。






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2017年07月27日

フェアリー(妖精)の握り拳

フェアリーの握り拳

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 今年は7月中旬ごろから「カラスウリ」が恐ろしいほどの勢いで、ネコの額の庭を席巻しています。
 今、ざっと数えたら150個はくだらないありさまです。これが毎日繰り返して行われているので、我が家のカラスウリの花は延べいくら咲くことになるのでしょうか、見当もつきません。

 日没前はかの有名な物理学者寺田寅彦の言葉を借りれば、まさに「フェアリー(妖精)の握り拳」という姿ですが、日没を10分も過ぎると(本日の日没は午後7時5分でしたから午後7時15分ごろ)見事にレースを広げてこのような姿に相成ります。

ちょっと長文になりますが、今から85年前の寺田寅彦の文章を以下引用させてもらいます。

【  今年は庭の烏瓜がずいぶん勢いよく繁殖した。中庭の四ツ目垣の薔薇にからみ、それから更に蔓を延ばして手近なさんごの樹を侵略し、いつの間にかとうとう樹冠の全部を占領した。それでも飽き足らずに今度は垣の反対側の楓樹のきまでも触手をのばしてわたりを付けた。(中略)この驚くべき征服慾は直径わずかに二、三ミリメートルくらいの細い茎を通じてどこまでもと空中に流れ出すのである。
  毎日夥おびただしい花が咲いては落ちる。この花は昼間はみんな莟(つぼ)んでいる。それが小さな、可愛らしい、夏夜の妖精フェアリーの握り拳とでも云った恰好をしている。夕方太陽が没してもまだ空のあかりが強い間はこの拳は堅くしっかりと握りしめられているが、ちょっと眼を放していてやや薄暗くなりかけた頃に見ると、もうすべての花は一遍に開き切っているのである。スウィッチを入れると数十の電燈が一度に灯ともると同じように、この植物のどこかに不思議なスウィッチがあって、それが光の加減で自働的に作用して一度に花を開かせるのではないかと思われるようである。ある日の暮方くれがた、時計を手にして花の咲くのを待っていた。縁側で新聞が読めるか読めないかというくらいの明るさの時刻が開花時で、開き始めから開き終りまでの時間の長さは五分と十分の間にある。つまり、十分前には一つも開いていなかったのが十分後にはことごとく満開しているのである。実に驚くべき現象である。
  烏瓜の花は「花の骸骨」とでも云った感じのするものである。遠くから見ると吉野紙のようでもありまた一抹の煙のようでもある。手に取って見ると、白く柔らかく、少しの粘りと臭気のある繊維が、五葉の星形の弁の縁辺から放射し分岐して細かい網のように拡がっている。莟んでいるのを無理に指先でほごして開かせようとしても、この白い繊維は縮れ毛のように捲き縮んでいてなかなか思うようには延ばされない。強いて延ばそうとすると千切れがちである。それが、空の光の照明度がある限界値に達すると、多分細胞組織内の水圧の高くなるためであろう、螺旋状の縮みが伸びて、するすると一度にほごれ拡がるものと見える。それで烏瓜の花は、云わば一種の光度計(フォトメーター)のようなものである。人間が光度計を発明するよりもおそらく何万年前からこんなものが天然にあったのである。】

 このあとも延々とカラスウリの描写が続き、カラスウリに集まる「蛾」との関係もくわしく語り広げておられますが、その観察力、表現力、描写力は素晴らしく、とても85年前とは思えないのです。やはり、歴史に名を残すおひとだけあるわい、と納得も得心もさせられました。

「天災は忘れた頃にやってくる」の言葉は、この寺田寅彦が残した名言だと言われています。





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鮨屋の湯呑
魚名に変化?
■からくさ文庫提供■
 お鮨屋(寿司屋)さんの「あがり」は、これじゃないと気分が出ませんね。それは、魚の名前を漢字一文字で表したのが、ずらりならぶこれ。最近、見慣れない文字を発見、それを話題に、お寿司がまたうまい!。さてさて、魚偏に昔ってなに?答えはシーラカンス。じゃあ、魚偏に魚は?答えは「ギョギョ!」だって。魚偏に竿は、何とかわかりますね。チョウチンアンコウだそうです。魚偏に板。これは蒲鉾でしょう。じゃぁ、魚偏に欧風ってお分かりかな?ムニエルだそうです。どこかの寿司屋で「博学」ぶりをどうぞ!
魚名に遊ぶ<番外> タイノエ
タイノエ   ぎょぎょ!釣り上げたマダイの口から使った覚えのないエサが飛び出した…こんな経験のある釣り人もおられるでしょうね。これは魚の口蓋の中に棲む寄生虫です。タイノエとかウオノエと呼ばれます。例の大人気の「大王具足虫」の仲間です。大抵、オス、メスのペアで魚の体液を吸って生活します。一説にはメスは生涯魚の口中で暮らしますが、メスよりはるかに小さいオスは自由に海中を浮遊し“その気”がおこったら、メスの巣くう魚の口中へ転がり込む“自由形”だとか。日本ではでは別名「鯛之福玉」とも呼ばれ、大変縁起の良いものとされています。
魚名に遊ぶ ユウダチタカノハ
ゲンゴロウブナ  漢字で書けば「夕立鷹之羽」、“斜め縞”が特徴の魚です。分布が和歌山近海など南日本に限られる生粋の日本産魚です。日本では魚の和名に雷、霞、雨など気象に関する名の魚がいますが、夕立は超ユニーク。なぜ「夕立」なのか、疑問でした。あるとき江戸時代の浮世絵「夕立」という作品を見たとき、あっ、これだ、と思ったのです。ご存じ、夕立はまだ明るい西の空が急にかき曇り、横なぐりの太い雨が降りだすこと、まさに、この魚の体色は、夕焼け空の薄い茜色さながらですし、黒褐色の太い斜め縞模様を夕立、とみたてれば、絶妙のネーミングではありませんか。遊び人の特権?推測をめぐらせました。
魚名に遊ぶ ゲンゴロウブナ
ゲンゴロウブナ  琵琶湖湖北原産のゲンゴロウブナがヘラブナのルーツ、とされますが、そのゲンゴロウの名の由来については諸説があります。その一つが、琵琶湖で、夏(げ)の頃に多く出現する夏頃鮒(げごろぶな)説(江戸時代)。ほかにゲンは「玄(くろい)」、ゴロウは「黒…クロ、グロの転訛」、よって「黒々したフナ」である、の説も。清水にすむゲンゴロウという昆虫も、やっぱり黒いですね。でもヘラブナはそんなに黒くありません。ただ、湖北の余呉湖に住む「テリブナ」(日照りに現れる)はガリベラのように頭でっかちのフナ。夏場に釣ったことがありますが黒く、顔つきはヘラブナそっくりです。強い引きもヘラ同様でした。夏頃(げごろ現れる…にも符号するじゃありませんか。諸説ふんぷん…大歓迎。
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魚のタトゥー
魚のタトゥー 某日ホームセンターの熱帯魚コーナーでアッと驚きの声「キュートなモーリー ハート、水玉 新発売!」と書かれた水槽に、ハート模様のモーリー(メダカの一種)が元気に泳いでいます。よく見るとストライプ模様もいるではありませんか!えっと目を疑い、もう一度見直しました。聞くと人が一匹ずつタトゥー(刺青)を施すのだそうです(どこかの市役所で最近役人さんの入れ墨調査なんてことあったっけ)。  これで思い出したのが昔、アラビア半島はザンジバルの魚市場で見つかった1匹のサザナミヤッコの話。1匹数セントで売られていた総菜用の雑魚でしたが、ある男がこの魚の尾ビレに文字が描かれているのを見つけ、読んだところ片側に「ライラア・イララア」裏に「シャニー・アラー」と書いてあることが分かり大騒ぎに。  いずれもアラーの神を称える崇高な言葉だったので、この小魚に数千ドルの莫大な値が付いたそうです。まさか?と思いましたが、目の前のモーリーを見て、どっこい、昔も「ゼニ儲け」の為に魚へのタトゥーが行われていたのかも、と下世話な想像をしてしまうのでした。
魚名に遊ぶ デビラガレイ
ヒゲダイ デビラガレイは、近年は珍味として人気もの。この魚、正体は「タマガンゾウビラメ」とも「ガンゾウビラメ」とも言われますが、デビラの名が示すように体形が楕円で、大きさも17、18センチなので人の「手のひら」そっくり。冬場小型底引き網漁業で漁獲、一匹ずつ丁寧に小刀で腸を取り、竹や葭に串刺しにし冬の冷たい風に干したものです。これを、串から外し、木槌で堅い頭部やえらの部分を丹念に叩き、火に焙(あぶ)って醤油でいただきますが、何とも言えない野趣の風味がたまりません。カレイの名がありますが、よく見ると目は体の左側に寄っており、和名のヒラメが正しい事がわかります。山口県光市方面では「ツンコ干し」と呼び、冬から早春の味覚として珍重されます。
魚名に遊ぶ・ルリハタ
巡査パッチ
 明治時代の巡査さんの制服は紺地で、ズボンにはアクセントに黄金色の線が一本縦についていたそうです。このため、漁業の町、和歌山市・雑賀崎ではその色と模様から「ルリハタ」を「ジュンサパッチ(巡査パッチ)」と呼んでいました。
 明治は百年の昔、そのような方言名は、地元でもとっくに廃れたようですが、兵庫県警白バイ隊員の紺色ズボンには、今も1本のゴールドストライプが生きています。
 平成の海でも紺地に金色線を染め抜いた美しいルリハタが釣れることがたまにあります。ただ、粘液に毒があるため、敬遠されがちですがルリハタが釣れたら、僕は「お役目、ご苦労様!」と敬礼するでしょう。
魚名に遊ぶ・ヒゲダイ
ヒゲダイ  先日、「トルコ軍艦遭難追悼式典」が南紀・串本大島樫野崎の慰霊碑で執り行われたというTVニュースを見ていて、思い出しました。  もう40年も前のことになりますがある磯釣りクラブの大物釣り師が樫野崎で「ヒゲダイ」の大物80センチ級を釣り上げ、魚拓にして部屋に飾っていたことを…。  立派なヒゲですね、と驚く私に、その大物釣り師は「土地の古老たちはこの魚のヒゲを見て、昔(明治23年=1890年)、軍艦の遭難事故で亡くなったトルコの軍人さんの生まれ変わりや、と言うのです」と…。  このユニークな顔付きのヒゲダイ、昭和40年代ころは、しばしば磯釣りで大物が釣り上げられてましたが、最近はほとんど大物を釣った話を聞きません。いまや水族館の魚になってしまったのでしょうか。
魚名に遊ぶ・カツオ
titleカツオ  カツオは、昔、大量に獲れ、産地では少ない貴重な米を補う重要な「糧(かて)」の魚とされてきました。だから「カテウオ」が変化して「カテオ」に。さらに変化して「カツオ」になった、という語源の説があります。南紀では初ガツオの頃の魚を特にモチガツオといいます。脂が乗って“もちもち”している、という意味でしょうが、このモチは「餅」を連想させます。九州方面ではダイバンと呼びます。これも「ご飯の代わり」=「代飯」と考えると、すっきりしませんか。  そんな思いを巡らせながら、初ガツオ、いっただきま~す…。