10月11日、Zepp札幌での佐野元春ライブに行ってきました!
ファン歴14年目にして初めて行けたので凄くハッピーでした(^^)
開始は17時30分予定でしたが、アンプの調子が悪く、10分ほど遅れてスタート。
佐野さんが登場すると、会場は総立ちで大盛り上がり。

1曲目は、80年代後半の名曲『ナポレオンフィッシュと泳ぐ日』。
最初からエンジン全開で、オープニングにふさわしい疾走感のあるナンバーでした。
やっぱり生で見る佐野さんは違いますね。
30年以上、日本ロック界の第一線を走ってきた貫禄がビンビン伝わってきました!

2曲目の『ヤングブラッズ』も80年代の名曲で、若い血がほとばしるような熱いナンバーです。
再来年に還暦を迎える佐野さんが非常に若々しく見えたのは私だけでしょうか。

80年代の2曲が終わり、コヨーテバンドとの共作が次々と演奏されました。
2007年のアルバム『COYOTE』から、『星の下 路の上』、『夜空の果てまで』、『Us』、『黄金色の天使』、『呼吸』が披露。

『Us』に入る前のMCで、コヨーテバンドは演奏面だけでなくハーモニーがあるバンドと説明していました。
『Us』は連帯をテーマにした温かい曲です。
歌詞で印象に残ったのは、「♪試してみたいのは心のハーモニー 本当の友達になりたい」のフレーズです。
佐野さんとコヨーテバンドは強い絆で結ばれている音楽友達だと実感しました。

『呼吸』はこれまでと打って変わってしっとりとしたナンバー。
客に「しっとりした曲だから座って聴いて良いよ。まだ先があるからね。」と気遣っていました。
MCで「僕には多くの友達がいる。中には調子の良い友達、悪い友達と色々いる。調子の悪い友達を音楽で元気づけられないだろうかと考えこの曲を作った。」とのこと。
「♪君のそばにいて どんな時も 君の味方 僕は君の 味方だって思っていてくれ」の言葉に佐野さんの包容力を感じました。

続いて、2013年に発売した『ZOOEY』から『La Vita e Bella 』、『ポーラスタア』、『スーパー・ナチュラル・ウーマン』、『詩人の恋』を立て続けに演奏されました。

『スーパー・ナチュラル・ウーマン』の前のMCでは、佐野さんが男女観について触れていました。
「世界は男女が上手くやっていかないと存続しない。
男女が上手く行く方法は自分でも分からない。
目の前に山があると、男は真っ直ぐに山に向かうが、女は山をスルーして平野に向かう。
女は超越した存在で、そしてナチュラルだ。
そこで、スーパー・ナチュラル・ウーマンという女性讃歌の曲を書いた。」と語っていました。
佐野さんもどうやら女性には頭が上がらないようですね(笑)

また、現在制作中のアルバムの中から2曲披露されました。
発表は2015年中になるとのことです。

ライブも終盤になり、『約束の橋』、『悲しきレイディオ』が披露。
『約束の橋』は80年代はヒットしなかったが、90年代に再リリースしリバイバルヒットしています。
大ヒット曲だけあり、客の盛り上がりも激しかったです。

『悲しきレイディオ』は、佐野さんと観客のボルテージが最高潮に達しました。
佐野さんが「♪愛する気持ちさえ分け合えれば I LOVE YOU」と発すると、観客が「♪YOU LOVE ME」と返すやり取りは、DVDで何度も繰り返し見るほど好きなシーンで、実際に体験できてホントに嬉しかったです♪

アンコールは、『サムデイ』と『アンジェリーナ』。
80年代からのファンは、この2曲は非常に思い入れがあるようで、歓声が非常に大きかったです。
30年以上も前の曲が未だにファンから愛されているのは、歌は世代を超えてつながる力があることの証だと思います。

佐野さんはTVで見た感じだと物静かで哲学的なイメージがありましたが、ライブでは情熱溢れたパフォーマンスを披露しており、熱いロック魂を持った方だという印象を持ちました。
曲と曲とのMCも非常にユーモアがあり、しかも結構饒舌でした。

最後に、「来年は、ニューアルバムをリリースし、ここ(札幌)に戻ってくる!」と宣言していました。
来年もぜひ佐野さんのライブに参加したいと思います!
佐野元春   セットリスト_resized